概要
小説『異世界はスマートフォンとともに。』で最初に登場した女性キャラ。主人公である望月冬夜が、異世界で最初に出会って会話した女性キャラでもある。ただし、ヒロインではない。
年齢は二十歳前後。赤毛のポニーテールがよく似合う、溌剌とした女性。料理がうまい。
冬夜とは互いに「さん」づけで呼び合う。むしろ冬夜のほうが敬語を多く使っている。
経歴
初登場時は、ベルファスト王国にある地方都市リフレットの宿屋「銀月」の看板娘。
望月冬夜が「銀月」を訪れた際に、宿泊手続きのやり取りで、金貨一枚が銅貨百枚に相当すること、この世界に「イーシェン」という国があることを、彼(と読者)に教える。
「最近、お客さんが少なかった」とこぼしていたが、その日のうちに冬夜の紹介でエルゼとリンゼが新たに宿泊し、ホクホク顔になる。後日に八重が、さらにはユミナが宿泊する。
冬夜が王都に引っ越した後も、海水浴に誘われたり、町興しについて相談したり、と親交が続く。なお、海水浴場に自国の王族もいることをどう思っていたのかは不明。
冬夜がブリュンヒルド公国を建国してから少し経つと、宿屋が必要だと感じた彼に頼まれ「銀月」のブリュンヒルド支店の店主になる。
ブリュンヒルド支店は、冬夜の考える催し物で他国からもよく人が集まる事に加えて彼女自身の料理の腕が評判な事もあり、宿の経営と料理で多忙な日々を送っている。
最近ではブリュンヒルド騎士団所属のランツという青年と良い仲になりつつある。
なお、恋愛に関してはかなりの鈍感で冬夜に指摘されるまでランツに好意を持たれている事を全く自覚していなかった。
その他
概要でも述べたが、冬夜とは敬語を交えながらも親しげに会話している。これは冬夜がブリュンヒルド公王になった後も変わらず、新参のブリュンヒルド臣民を驚かせる。
ただし、冬夜との関係はあくまで「友人」であり、少なくとも冬夜の方はミカを嫁もしくは愛人にしようとは思っていない。むしろ、上述したランツ青年とミカが結ばれるよう彼なりに気を配っていた。
書籍版では、第15巻の書下ろしエピソードにて、「主(冬夜)が世話になった人物」ということで、琥珀からも一目置かれている。
漫画版では、冬夜が異世界で最初に訪れた商店「ファッションキングザナック」に女性の店員が出てくるため、厳密には「最初に登場&冬夜が出会った女性キャラ」とは言えない。ただし、冬夜と女性店員は会話してないので、漫画版でもミカが「最初に冬夜と会話した女性キャラ」であることに変わりはない。
アニメ版では「冬夜がエルゼとリンゼの紹介で銀月に泊まる」という展開のため、彼女たちより後に登場する。