概要
田嶋一雄がドイツ人のビリー・ノイマン、ウィリー・ハイレマンと協力して1928年に日独写真機商店を設立。1929年にニフカレッテを完成させる。以降ニフカをブランド名にするようになる。
1931年にモルタ合資会社に組織変更した。この頃には田嶋とドイツ人二人との関係は冷え切っており、組織変更した翌年に2人とも退社している。ニフカブランドも廃止になり、1933年に新たに「ミノルタ(MINOLTA)」ブランドが使用された。
1937年に千代田光学精工株式会社に組織変更。第二次世界大戦中は3つの工場が空襲によって被害を受けた。戦後は部品の残りや焼け残った金型を利用して「セミミノルタⅢA」を完成させた。
1962年にブランド名であったミノルタを社名にしてミノルタカメラ株式会社に変更した。
1980年に宮崎美子を起用したCMにより1眼レフカメラ「X-7」が大ヒット。宮崎自身の知名度が向上したきっかけにもなる。
1985年にオートフォーカスの速度や精度も一般的ユーザーのマニュアルフォーカスを上回るレベルにした全自動1眼レフカメラ「α-7000」を販売、その後も「α」シリーズとして高性能なカメラを作り続けた。
1994年にミノルタ株式会社に社名変更。2003年に東京に本社がある同業のコニカに吸収合併され解散。
1981年から使用されているCIロゴはコニカミノルタになった後も引き続き使われている。
また、一眼レフの「α」シリーズはコニカミノルタ、2006年にカメラ事業を引き継いだソニーに継承されていく。