「くふふ…マッチをぼーっと見るのが一番落ち着く…」
CV:中村温姫
メアリーとは、『神獄塔メアリスケルターFinale』の登場人物である。
概要
童話「マッチ売りの少女」を基にした人物。
ぼっちでコミュ障で妄想に耽る趣味を持つ、陰キャをそのまま起こしたようなキャラクター。
所持するマッチを点火すると気分のよくなる幻覚が見られ、実際に穢れも落ちる。
元々黎明解放地区で暮らしていたが、「死ぬまで誰にも顧みられる事がなかった」という原典の影響か、異能じみたレベルで影が薄い体質を持ち、誰にも個人として認識されることなく過ごしてきた。
それ故黎明の主要メンバーに感知されなかったどころか、メルヒェンにも気付かれず素通りされ、監獄塔の核を前にしても番人が現れないという凄まじいステルス性能を発揮している。
そんな折、色々「視える」シャーロットに認識されてからは彼女との交流を行っている。「メアリー」という名も彼女からもらったもの。
おっぱい星人であり、シャーロットの胸に顔を埋めては表情を崩している。
「現実逃避したい」というのが血式リビドーらしい。
マッチはその欲求を満たせる最適の道具であるが、使いすぎで残り僅かであり、シャーロットに使用を止められている。シャーロットの予想では、マッチが無くなると原典通りに死ぬ可能性が高いとのこと。
2人目の主人公として紹介されているが、2章でジャックと合流してからは彼やアリスにそのポジションを明け渡し、話の中心にいる機会は少なめ。
容姿
白のフード付きパーカーにブカブカの黒い上着を着ている。フードには穴が空いており、そこから赤色のサイドテールを覗かせる。
ジェノサイドモードの時はフードが破れ、ブラッドスケルターモードの時は衣服が脱げてマッチ状の杖を大量に側に置く。また、カラスを模した仮面をつける。
血式能力
一定時間気配を消してレーザーを回避する「エアーヒューマン」で、ナイトメアにも気づかれにくくなる。ただし実体を伴う障害物は流石に回避できない。
また、メアリー1人でないと効果が落ちるらしく、エンカウント等は普通にする。メアリー一人でもエンカするのは仕様と思って諦めよう。
レーザーは回避するに越したことはないが、青色だけは仕掛けを起動させるスイッチになるためちゃんと触れること。
戦闘
初期職は「カクレモノ」で、他の職も現代の配信者らしき名前が並ぶが、その性能は赤ずきんやラプンツェルが属するリベロ系とほぼ互換の関係にある。違いは能力値で、メアリーはファイターの能力を流用している。そのため属性攻撃が苦手。
性能は2準拠で詠唱スキルが多いが、本作では全体的なゲームバランスが変わっている他、15人総出で活躍させる必要があるため出番は必然的に多い。
リベロスキルに焦点を当ててみても、詠唱そのものが緩和された上にデバフの効果が更に強力になっているためパーティーの生命線を担う存在になっている。
また、予約特典DLCに頼らずとも超強力な銃を装備できるためパーティーの穴を埋める形で様々な活躍が期待できる。
ただしファイター系ベースの能力故にSPが低いので残量には気を付けること。
1章で浄化役がいない間はマッチで穢れを落としながら進めていくことになる。1章でメアリーがブラッドスケルター化するとその時点でゲームオーバー。
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※以下には本編における重大なネタバレが含まれております。閲覧には充分ご注意下さい。
名前のオリジン
シャーロットによってつけられた名前のオリジン(原点)は、「アリス」のモデルとなった実在の少女……アリス・プレザンス・リデルの実妹「イーディス・メアリー・リデル」から取られているーーシャーロット、アリス、メアリーの名前が揃ったことで、“三姉妹”として物語に干渉できるようになったのである。
そして、予約特典で見られる後日談にて、ふとした発言がきっかけで本作の史書のタイトルが「メアリスケルター」になる一幕がある。