メイスン
めいすん
主人公であるエルリック兄弟の錬金術の師匠イズミ・カーティスとその夫が経営する「カーティス精肉店」の従業員。店長に違わず屈強な体格のタフガイであり、明るく穏やかで常に笑顔を絶やさない好青年。店主である夫妻が趣味の長期旅行に出かけた際には一人で店を切り盛りするなど、単なる店員には留まらない役割も担っている。
エルリック兄弟がイズミに弟子入りするために行った無人島でのサバイバル生活において、2人の万が一のときのために監視役として同じく島内に駐在していた。その間、仮面を被った怪人物に扮して2人を度々襲撃し、獲物を横取りするなどして妨害する(当然、これもイズミからの指示である)。しかし、2人が餓死寸前まで追いつめられた際には逆に自ら獲物を分け与えるなどしている。
その後の帰りのボートで合流し、突然同乗してきて驚いた兄弟に正体を明かす。これまでの不気味な口調と打って変わりフレンドリー且つ饒舌に喋る彼には兄弟もたじたじであった。
また、オリジナルストーリーが展開した2003年版アニメでも同様のエピソードが組み込まれるが、正体を明かしたのは兄弟の成長後であり、2人を驚かせる場面もあったが、こちらでは差し入れをする場面も無く、倒れているエドをよそにアルを何度も殴り倒しており、成長後のアルが「あの時は死にそうだったんですよ!」と詰め寄るが、イズミからは「いつまでも過去のことをゴチャゴチャぬかすでないわ!」と一蹴された。
2009年版アニメ「FULLMETAL ALCHEMIST」では尺の都合から無人島での出番がカットされた。
なお、兄弟の無人島修行において、駐在とは名ばかりで、実際には彼ら同様、1ヶ月間のサバイバル生活を強いられていたわけだが、この件に関してまったく堪えている様子はなく、先述の通り、笑いながら兄弟の頑張りを褒める余裕すら見せていた。これほどの能力を有していた理由については特に説明は為されなかった。