主 婦 だ っ !!!!!
cv:津田匠子(アニメ2003年版・「FA」版同様)
演:遼河はるひ(実写映画版)
概要
ダブリスで夫のシグ・カーティスと共に『カーティス精肉店』を営む。35歳。(初登場時。劇中の時間軸で1年経過したので36歳になった。ゲーム版の設定資料では当時まだ設定が固まって無かったのか「30~40歳くらい」と描かれてる)。身長172㎝ぐらい。旧姓は「ハーネット」。
非常に腕の立つ錬金術師であり、エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの師匠(せんせい)。彼らに格闘技を教えたのもまた彼女である。
そして二人の恐怖の象徴でもある。
過去に流産してしまった子供を人体練成で生き返らせようとして失敗し、対価として内臓をいくつか失ったことで二度と子供を成すことが出来ない体になってしまう。また虚弱体質にもなっており(体質だけ)、よく吐血してしまう。
「約束の日」の手前にヴァン・ホーエンハイムと再会し、彼の治療を受けて症状が完全でないものの回復、「約束の日」ではブリッグズ兵たちと共にオリヴィエ・ミラ・アームストロングの救援に駆けつけ、「お父様」とも最後まで戦い抜いた。
アニメ2003年度版では、ラースを産み出した自責の念からか繊細な一面が目立っていた。内臓が無い点を強調して描かれていたため、吐血の場面もかなりシリアスで重く描かれている。
劇場版「シャンバラを征く者」では故人となっている。
アニメ「FA」では決め台詞が「通りすがりの主婦だ!」というどこかで聞いたような感じになっていた(しかも初代グリードが「お前何モンだ」と狙ったように聞いている)。
性格
少々頑固なところもあるが、厳しさと優しさの両方を兼ね備えており、エドとアルには母親のように深い愛情をもって接する「大人」な女性で子供を授かれなくなったイズミにとってもエルリック兄弟は弟子であり実の息子も同然と言っても良い。
しかし、コミュニケーションはかなり乱暴。久しぶりに尋ねてきたエドを扉ごと蹴り飛ばし、握手を求めたアルを投げ飛ばした。
戦いにおいての座右の銘はゲーム版1作目の設定資料によると、「肉体を鍛えるなら、まず精神から」。
また、二人の教育も相当なスパルタだったらしく、二人はそれを思い出すだけで震えを隠せない。その度合いはこの修行期間と現在の状況をたびたび比較し「修行時代の方が辛かった」というほど。
作中でもたびたび「(人体練成した事が)師匠にバレたら殺される!」と怯えていた。
結果として二人を破門したものの弟子としてでなく一人の人間として付き合うようになる。
しかし、そんな彼女も夫にはベタ惚れ。人前でも遠慮なく惚気る。二人で旅行をするのが趣味で、セントラルにも来ていたことがある。夫とは、後述する修行からの帰り道で偶然出会い、その時お互いに強烈な一目惚れをしたらしい。
アニメ03年版では既にその時からエド達を探しながらラッシュバレーまで追いかけてきていたようだ。
能力
人体練成の際に真理の扉を見た影響で、練成陣無しで練成することが出来る。
その実力は主人公のエドをも凌駕し、決壊した川の水も瞬く間に押し返す。
さらには市街地にあるアームストロング邸から中央司令部までトンネルを開通させるなど、その実力は計り知れない。
身体能力も凄まじく高く、修業時代にはナイフ一本で一ヶ月間、冬のブリッグズ山で生き延び、食糧や装備品をブリックズ兵から強奪していた。(現在でもブリッグズ軍要塞では語り草となっている)、グリードの部下を一人で全滅させ、本気を出したスロウスも片手でブン投げる。作中の人間の中でも最強クラスなのは間違いない。その実力は軍人であるオリヴィエからも一目置かれており初対面時には「さぞ名のある格闘家」と勘違いされた。ついでにオリヴィエが上司や両親を除けば敬語で接している唯一の人物。
容姿
細いドレッドヘアーをポニーテールのように後ろで纏めた独特の髪形をしている。
左の鎖骨の下あたりにフラメルの十字架の入れ墨を入れている。
三十代とは思えないぐらい若々しい見た目。
胸元を開けた服を好んで着ているが、それなのに何故か履物はトイレ用のサンダルという残念なセンスの持ち主。