メタルクラーケンズ
作中に登場する特殊部隊の名称。
海上安全整備局の安全監督室直属の部隊であり、その存在は基本的に隠匿されている。
MCS
メタルクラーケンズ艦の略称であり、管理番号にも用いられる。
以下に艦艇の一覧を示す。
| 艦番 | 艦名 | 艦種 |
|---|---|---|
| 001 | イオン | 巡洋艦 |
| 002 | スコーチ | 戦艦 |
| 003 | ローニン | 航洋艦（いわゆる駆逐艦） |
| 004 | ノーススター | 航洋艦 |
| 005 | トーン | 巡洋艦 |
| 006 | リージョン | 戦艦 |
| 007 | モナーク | 巡洋艦 |
| 008 | グラスタ | 巡洋艦 |
| 009 | ホルス | 空中攻撃機運用母艦（いわゆる空母） |
| 010 | シーゴースト | 潜水艦 |
| BU001 | キャメル | 補給艦・工作艦 |
原作版での詳細についてはメタルクラーケンズ艦艇一覧を参照されたし。
素材関係
有機金属
架空の金属。自己治癒コンクリートの原理を応用し、電気による自己の増殖・修復を可能とする。
通常の鉄系合金よりも高い硬度があり、メタルクラーケンズ艦の主な素材となっている。
サイコフレーム
上記の有機金属が変化した素材。有機金属に「感情やイメージ、付与したい概念」（＝情報）を強く与えることで超活性化状態となり、サイコフレームへと変化させることができる。
三次創作特有の用語
第三永久機関式MCS動力炉
メタルクラーケンズ艦に搭載されている動力炉。電磁気学を用いた永久機関であるが、現在メタルクラーケンズの技術顧問のみが新規製造を可能としている。
概念能力
サイコフレームに与えられた情報を、超常的に現実化する能力そのもののこと。
通常、形取った形態によってイメージされるものが特性として現れる。さらに情報を与えることで追加の能力付与も可能である。
なお、サイコフレーム同士の衝突においてはこれら能力が互いに発揮しない。
これは「自らよりも低次元の存在に対しての超常性」であるため。
万物両断
神月洋介の愛刀「兤刀 天喰」が持つ能力。
刃を当てれば硬度を無視して斬ることができる。
万象破壊
神月洋介の愛刀「黯刀 海大蛇」が持つ能力。
刃が触れたものを自在に破壊することができる。
かすりさえすれば条件が成立し、電気信号へ干渉することで記憶の消去などに応用することも可能である。
携帯型転身強化装甲システム
通称「サイコアームド」。洋介たちが用いる強化システムのことであり、以下の二つの要素によって構築されている。
センター
サイコアームドにおいて、出力される情報の全てを担う存在。
ゲームで言うところのソフトウェア・カセット。
汐崎の「グレイシャル」、ゼフィアの「シエラ」がこれに該当する。
ホルダー
サイコアームドにおいてシステムの出力自体を担う、ハードウェアに相当する存在。
汐崎の「ヘカトン」のほか、「ドライブキャリバー」がこれに該当。
なお、洋介の「フェネクス」は両方の性質を併せ持つ一体型である。
概念武装
情報の塊である武器・武装。
通常のサイコフレーム武装が素材に情報を与えるのに対し、こちらは情報が素材を形成していく。
そのため、サイコフレーム武装以上に超常的な能力・特性を発揮することができる。
なお、夜見沢四季の邏雪鎌はサイコフレーム武装ではあるものの、「時神の大鎌」という概念武装をサイコフレーム化している。そのため、本来のカテゴリはこちらである。
戦装束
概念武装のひとつであり、その名が示すように戦闘服としての機能を持つ。具体的には身体能力補助機能と使用者保護の防御機能であり、特に後者についてはサイコアームドよりも高い防御力を実現している。
デザインの基本には巫女装束が取り入れられており、それでも動きやすいような工夫がされている。
また、装束の様々な場所に垂れている帯状のベルトパーツは武装であり、自在に伸縮やコントロールが可能。これによりかく乱や拘束に防御、果ては切断などの攻撃など多岐にわたる応用で戦闘補助を行う。炭素繊維に特殊合金を編み込んではいない。
因子
古今東西の「意思ある存在」についての情報を集めた仮想粒子のようなもの。
これを人間に融合し適化すると、その人間は逸話に違わぬ力を発揮することができる。
（例えば、神月洋介が持つ「フェネクス」の因子は「紅炎再臨」という回復能力を発現している）
属性
人間がその根源に持つ本質情報であり、「可能性の情報」そのものである。
その枠組みは錬金術の思想で用いられる四大元素で表され、それぞれ特徴を持つ。
火：力の象徴。全てを飲み込む、王の性質ともとらえることができるタイプ。
風：鋭さの象徴。路を切り拓く、先駆者としての強さをみせる。
水：流れの象徴。状況に応じその路を変える、いわば「柔は剛を制す」系統。
土：硬さの象徴。確固たる意志やブレない芯の存在を示す。
なおこの世界における超能力の正体は、属性を自在にコントロールすることで行う三次元への干渉である。
