概要
二次オリシリーズであるメタルクラーケンズに登場するオリキャラの一人。
メタルクラーケンズ部隊内では唯一の女性であり、倉坂汐崎や神月洋介の妹にあたる。
年齢は初期時点で13歳であり、メタルクラーケンズに登場するオリキャラの中では唯一明確な年齢が存在する。(洋介は肉体年齢こそ15歳だが、元々後天的に汐崎から生まれた存在なため)
他のオリキャラは、原作版と三次創作版では設定によるもの・三次創作者のミスによるもの以外での違いは多くない。しかし彼女については出自をはじめとして、あらゆる点について違いがある(というより一致している点の方が少ない)。
以降は原作版と三次創作版で完全に独立した形で記述されており、必要に応じて参照してもらいたい。
原作版
プロフィール
性別 | 女性 |
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階級 | メタルクラーケンズ “総隊長補佐” |
誕生日 | 1月25日 |
肉体年齢 | 13歳(はいふり二次登場時)→14歳(現在) |
出身地 | UNKNOWN |
身長 | 153cm |
体重 | 非公開 |
好きなもの | 次兄 次兄の手伝い |
嫌いなもの | 次兄の邪魔をするもの |
人物像
黒髪長髪の美少女。似ている人物はこの人やあの人だと作者は言及している。(というか作者の趣味)
お淑やかで気品のある雰囲気の外見であるため、近寄り難い雰囲気を持っているが、内面はとても接しやすい人物である。
基本的に欠点が無いのだが、次兄のことをかなり、というか重症レベルで敬愛しており、彼とともに行動することが非常に多い。
逆に長兄のことはやや冷たくあしらっており、一見すると不仲なように見えるが、実際は次兄と負けず劣らずの信頼を持っており、いつもの行動はその裏返しである。本人らもそのことには気づいている。
経歴
メタルクラーケンズと敵対するシンジケートのトップが洋介への対抗策として用意し、自身の手駒として操っていた。その時点では全くの正体不明であったが、汐崎によってその正体と隠されていた真実が明かされる。
それを知った洋介との戦いの末に基地へ連れていかれることとなったが、そこでの交流の中で自身の感情を自覚する。以降、自分がこれからなにをすべきかを理解してメタルクラーケンズの一員として現在も活動している。
使用武器
羅雪鎌 ソールグレイニグ(ラセツレン ソールグレイニグ)
サイコフレーム製の黒い大鎌。
彼女の身の丈ほどもある大きさであり、それを己の体の一部のように自由自在に操る。後述の“老化”の能力の操作媒体であり、刃の部分に集中させればどのような存在であったとしても即死させる能力を有する。なお、どこぞの髑髏大帝のように自滅することはない。
また、時間という概念に干渉できる能力から、“十二振(クオーツ)”と呼ばれる別次元からの刃を最大12つ発生させ完全なる同時攻撃を行う。そして、それらすべてを一纏めにし放つ”十二振・統刻(クオーツ・パラレルコード)”と呼ばれる派生型も存在する
彼女の精神と深く結びついたそれは彼女の意思によって出現消失を行う
戦闘スタイル
基本的にカウンターを主体とした戦闘スタイルであり、先述の“十二振”と併用することで予測不可能な反撃を得意とする。また、能力を用いて、目標を確実に、そして正確に始末することを流儀としている。
ベレッタ92Fをベースとしてサイコフレームで改造された“ヴュレットバタフライ(Vurulent Butterfly)”はサプレッサー部を通過する際に任意のウイルス性質を着弾点に与える効果を持ち、それによってかなりの汎用性を誇っている。
ヘルシステム
第三のライダーシステムであり、製作者はメタルクラーケンズの関係者ではない。
北欧神話の地獄の支配者の名を関するライダーシステムは他のライダーシステムとは違い、彼女の精神と深く結びついているため、羅雪鎌同様、意思次第で出現消失を行う。
能力は“万死の病巣”
“老化”と“ウイルス操作”を行う。
老化では羅雪鎌のサイコフレームとライダーシステムに内蔵されたサイコフレーム同士が共鳴し、より高精度かつ広範囲に影響を与え、逆らえぬ死へ向かわせる。
ウイルス操作は存在するウイルスを制御し、任意対象に感染させるほか、0から発生させ、それを高速で変異させることで任意の性質をもたせたウイルスを作り、操ることができる。ただの風邪から、人間の体を一瞬で食い尽くす殺人ウイルスなど、種類は様々である。
たとえそれが、生物ならざるものだとしても効果を見せる。
この能力を大幅に発展させたものが“屍姫の庭園(ヘルズガーデン)”であり、原初の生命である細菌から、あらゆる性質の生命を創り出す事ができる。
三次創作版
プロフィール
出身地 | 不明 |
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好きなもの | カレー、甘いもの、河野燕ら周囲の人物 |
嫌いなもの | 苦い・辛いもの |
登場 | 第2部4話から |
経緯
本編登場まで
元々は路地裏で生活をしていた名もない孤児。
4歳のある雨の日に飢餓と低体温症で力尽きるが、倉坂景三(ロプト)に拾われたことで死に至らず済む。
その後は何年も寝たきりの状態であったが、その間に注入された「ヘル」の因子の影響で普通の活動ができるようになった。
本編登場後
作中での動きは本編を参照。
上記の経緯から感情が希薄で、淡々とミッションを遂行するどこぞのスナイパーのようなイメージ。最初の頃は洋介や汐崎に対してもターゲット以上のことは考えていなかった。
しかし、汐崎と対峙していく中で感情が爆発したことを皮切りに、自らの意思に目覚めていく。
第2部の最後には倉坂景三と決別、兄に与えられた名と共に生きていくことを決めた。
第2部終了後
表情と声のトーンこそあまり変わらないが、喜怒哀楽をはっきりと示すようになる。
周囲の人々には好感を抱いており、特に河野燕は相思相愛の懐き具合である。
兄たちに対しては、汐崎のことを「汐兄」と呼ぶのに対して洋介は呼び捨てと態度に差がある。これは、二人とも大切だとは思っているものの、ずっと手を差し伸べてくれた汐崎の「兄らしさ」にはより心を許しているためである。
戦闘スタイル
後述の大鎌を主な得物とし、その能力を引き出して戦闘を行う。大鎌の扱いは超がつく一流で、スピードは洋介の刀捌きに勝るとも劣らない。そのため、カウンターが得意戦術でありつつも攻め技が豊富という万能性を持つ。
そもそもの話として、徒手空拳のレベルが非常に高い。生身でのやり合いでは洋介を圧倒し、汐崎ですら苦戦を強いられる。
使用武器
邏雪鎌 ユールスカーラ(ラセツレン ‐)
「殺すモノ」の概念能力を持つサイコフレーム武装であり、「時神の大鎌」の概念武装。
「万死」の権能は、刃で斬った相手を情報(=魂)ごと死に至らしめるというもの。要は当たれば確実に死ぬ。これを回避できるのは汐崎の力だけであるが、本人以外に事後対処をした場合失った部位・傷を修復することができなくなる。なおこの権能は逆転した運用も可能であり、ギリギリでも生きてさえいれば逆に蘇生や治療を行うことができる。
時神の大鎌としては、自身と触れている対象の状態を任意の分だけ巻き戻す「時神の御手(クロノス・アルス)」、違う時間軸の同一存在を一時的・仮想的に召喚する「十二振(クォーツ)」が存在する。しかし、第2部終盤で大鎌の銘が「ソールグレイニグ」へと書き換えられた影響でこの能力は弱体化した。
戦装束 セフィロト・ヴェルシグネル
邏雪鎌に付与された権能のひとつであり、一種の概念武装である。
現在量産型ではない唯一の戦装束で、カラーリングは黒と紫。
身体能力補助はサイコアームドのものと比べ性能が低く、四季は技量によってそれを補っている。なお、その分防御力は非常に高く設定されている。
余談
・作者の溺愛ぶりはすさまじく、日頃から「四季ちゃんのイラスト死ぬほどほしい」という発言を繰り返している。容姿どころかスタイルの情報も提示している辺りかなりガチである。
・作者本人によれば、現在スピンオフを執筆しているとのこと。
関連タグ
・神月洋介
・倉坂汐崎