概要
モエ=アカシとは『マッキーの冒険』の原典の作品である『マッキーの決心』に登場するアニシル流天才格闘家である。その腕前は広く知られ、レジスタンス本部から招致される程。
2795年7月16日事件
アニシル村を拠点とする事を条件にレジスタンスの招致に応じた彼女はレジスタンス本部調査局員として16歳としては異例のポストに配属される。その期待に応えるかの様に彼女は1ヶ月の短期間でDr軍の支部(第23・15・11支部)を3つも壊滅させた。その事で所属後僅か1ヶ月の間でレジスタンス本部調査局補佐にまで昇進している。
しかしその一方で短期間に3拠点を失うという前例の無い大打撃を被ったDr軍が彼女を見過ごす事が出来なくなっていた。そこでDr軍本部対策会議において彼女の暗殺を決議し、以前より彼女をマークしていたDr軍中級研究員のベルナンド=アルジェンテをアニシル村に派遣した。レジスタンスとしてアニシル村を出入りしていたアルジェンテに不意を討たれたモエは倒れ、それを見たアルジェンテは始末したと思い込みアニシル村の主要人物の暗殺に向かった。しかしモエは重傷を負ったが生きていた。その直後アルジェンテと対峙したマッキー(当時11歳)は彼と戦うものの追い詰められ、止めを刺されるまさにその時に彼女が彼を庇いその危機を救ったがその事が原因で彼女は遂に命を落とす事となった。この事が原因でマッキーは潜在する力『覚醒』を無意識ながら獲得しアルジェンテを撃退し、危機を救った。この事件と彼女の死がマッキーにDr軍打倒を決意させ、本編『マッキーの冒険』が始まるきっかけとなった。
人物像
○性格
年齢は16歳。
温和で明るい性格で、面倒見が非常に良い。
その背景としてモエは妹のリン以外の家族をDr軍により失ったことがあげられる。
長女として妹に出来る限りの事はしてあげたいと言う性格が出ていたのだろう。
また同様の背景を持つリョーマン家のマッキーにも同様の感情を抱いており弟同様に可愛がっていた。
○戦闘能力
僅か10歳にしてアニシル流の拳法の全てをマスターした彼女は『格闘撫子』としてその名を周囲に知られていた。当時既に村長のハイ=ファイ=ジョージと対等もしくはそれ以上の腕前であり事実的にアニシル村最強であった。2785年のDr軍の第一次アニシル村侵攻作戦によって防衛力を失ったアニシル村において村長含め彼女の実力に期待するものは多かっただけに若すぎる死は非常に惜しまれるものであった。
彼女をさらに有名にした事はなによりレジスタンスに加入して以来短期間かつ単独でDr軍の支部を複数壊滅させた事である。それ故にレジスタンス上層部からも「出撃する度、戦果は甚だしく、格闘撫子此処にあり」と称されていた。しかし実戦経験の乏しさとモエの優しすぎる性格は彼女の致命的な弱点であったと言える。
○階級
レジスタンス本部調査局員→レジスタンス本部調査局員補佐
彼女の存在意義
モエの存在とその死はマッキーにとって大きな変化を与える契機となった。
彼女の存在が無ければ彼はただアニシル村の一少年モブキャラクターの地位に甘んじていたのかもしれない。彼が信念を持って戦う理由を見つけるきっかけを作ったのは彼女であり、『覚醒』の力を発現したのも彼女がいたからと言っても過言ではない。マッキー自身モエの事は忘れられない存在として彼女の形見であるヘアピンを肌身離さず大事に持っており、作中の要所で登場している。マッキーの探検等。(もう片方は妹のリン=アカシが所持)