あるアーティストのコンサートやライブ、ステージイベントの会場へ衛星中継車を派遣し、会場内の様子を映画館へ生中継、あるいはディレイ中継するもの。クローズドサーキットとも表現する。
映画『アバター』のデジタル3D上映に伴いデジタル上映設備が映画館に普及した事に伴って一挙に市場規模を拡大させた。
観客にとっては本会場まで行かずとも行動圏内の映画館の快適な空調や座席で専用カメラによる良好な映像を楽しめる利点があり、単純な下位互換というわけではない。なかにはライブビューイング限定の景品を用意した公演もある。
映画館側にとっても手堅い動員を見込めるため、非映画コンテンツ(ODS:Other Digital Stuff、またはOther Digital Source)の代表格としてシネマコンプレックスの収益を支えている。
映画館から本会場への中継も技術的に可能であり、水樹奈々の2018年バースデイライブでは出身地新居浜の映画館に応援幕がかかった光景が本会場や他会場にも中継された。
ライブビューイングの存在はイベント自体にも影響を与えており、顕著なところでは会場の観客に向かっての呼びかけが本会場に加えてライブビューイング会場のそれに対するものが加わる場合が多い。また、映画館での上映予定時間から公演のおおよその長さが予測できる。