概要
アーティスト、イベント等で複数のスタジアム(屋外球場、競技場)会場を巡って行うツアー(公演)。
これまでにライブ、音楽フェスが開催されたことがあるスタジアム会場は下記の通り(2023年現在)。
所在地 | スタジアム名称 | オープン年 | 収容人員(出典:Wikipedia、公式サイト) |
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宮城県利府町 | 『キューアンドエースタジアムみやぎ』 | 2000年 | 約49,133人 |
新潟県新潟市 | 『デンカビッグスワンスタジアム』 | 2001年 | 約42,300人 |
東京都新宿区 | 『国立競技場』 | 1958年 | 約68,000人 |
東京都新宿区 | 『明治神宮野球場』 | 1926年 | 約30,969人 |
東京都調布市 | 『味の素スタジアム』 | 2001年 | 約49,970人 |
千葉県千葉市 | 『ZOZOマリンスタジアム』 | 1990年 | 約29,916人 |
神奈川県横浜市 | 『日産スタジアム』 | 1998年 | 約72,327人 |
神奈川県横浜市 | 『横浜スタジアム』 | 1978年 | 約35,250人 |
静岡県袋井市 | 『静岡エコパスタジアム』 | 2001年 | 約50,889人 |
愛知県豊田市 | 『豊田スタジアム』 | 2001年 | 約45,000人 |
大阪府大阪市 | 『ヤンマースタジアム』 | 1964年 | 約47,853人 |
兵庫県西宮市 | 『阪神甲子園球場』 | 1924年 | 約47,400人 |
兵庫県神戸市 | 『ほっともっとフィールド神戸』 | 1988年 | 約35,000人 |
兵庫県神戸市 | 『ユニバー記念競技場』 | 1985年 | 約35,910人 |
広島県広島市 | 『エディオンスタジアム広島』 | 1992年 | 約50,000人 |
大分県大分市 | 『レゾナックドーム大分』 | 2001年 | 約40,000人 |
熊本県熊本市 | 『えがお健康スタジアム』 | 1998年 | 約32,000人 |
中でも日産スタジアム、国立競技場は東京ドーム(約55,000人)以上の収容人数を誇る会場であるため、東京ドーム公演を成し遂げたアーティストが次に上げる目標の会場としての知名度が高い。
スタジアム会場でのライブ、イベントについて
ドームと違い「年がら年中いつでも開催できる会場」、という訳ではない。
開催にあたっては後述の通り様々な制約がある。
そのため、スタジアム会場でライブ、イベントとなるとドーム以上にほんの一握りとなっている。
その上、何らかの事情による公演中止となった場合振替公演の開催はアリーナ、ドーム以上に困難なケースがほとんどのため年間を通じて安定して開催できるドームを選ぶケースもある。
- ①騒音
ドームと違って天井に屋根がないため、ライブに関連する音は会場外にまでダダ漏れとなる。
開催にあたっては会場近隣の住宅に設営~公演~撤収までのスケジュールが記載されたお知らせのチラシが配布される。
- ②芝生保護、設営
普段はサッカー、野球を行う会場であるためグラウンドは芝生となっているが、ライブを開催する場合はグラウンドにアリーナ席及びステージを設置する必要があるためまず、芝生をテラプラスマットで養生してからアリーナ席、ステージを設営していく。
そのため、芝生保護の観点からアリーナ席への飲食物の持ち込みは基本的に水のみとなっている。
- ③雨天決行、荒天中止
屋根がない会場であるため、雨天の場合は客席が濡れることは避けられず(会場によって異なるが特にアリーナ席)、荒天(例:台風)が見込まれる場合は公演中止となる。
大抵、アリーナ席での傘の使用は禁止(日除け傘含む)されているため雨合羽を使い、荷物等はゴミ袋で保護するのが基本となる。
- ④開催時期、体力問題
野外であるため、ドームと違って基本的に開催できる時期が限られており大抵は5月~10月というケースがほとんどとなっている。
しかし、この時期の日本は猛暑、酷暑という過酷な条件に加えて、台風、ゲリラ豪雨といった天候が変わりやすい要素が重なるため、演者にとっても、客にとっても体力との闘いとなる。