ラストで涙腺崩壊
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らすとでるいせんほうかい
「ラストで涙腺崩壊」とは、「涙腺崩壊」タグの応用編。
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これにて終了です。ものすごい文字数になってしまいました。申し訳ありません…。 皆さんのコメントなどに励まされ書ききることができました。ここまで読んでくださり本当にありがとうございました!! ___ attention ・渋谷事変後、少し本誌ネタバレ捏造有り ・いろいろと捏造 ・よろしければいいね、ブクマ、コメントよろしくお願いします!17,393文字pixiv小説作品 - 【死ぬ気で】人形の館【逝くぜ】
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仁王編:常勝おせっ改スレの後編です。2スレ目最初はこちら>http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5056702/真ん中はこちら>http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5056713 完結していません。3スレ目はこちら>http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5110740 1スレ目はこちら>http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4974631 某ちゃんねる風小説です。 専らネタ保存用のため誤字とか脱字多いですがご容赦を。 一応シリーズで続いておりますので財前編から読むとわかりやすいと思います。むしろわからないネタ多いです。 俺得設定表紙だけでも目を通して頂くと地雷を踏む危険を回避できます。 最初の注意事項は必ず目を通してください。 仁王タグを付けられるのって何時になるのかな……(しくしく この辺りからアクションが無くなりただのだべりスレになります。と予告だけ。 最後に本編を読むには何ら関係のない小話|o^)┐がはみ出てるのでご注意願います。 ▼寝て起きたら[小説]男子に人気ランキング 65 位という通知がきておr……アイエエエ男子!?男子ナンデ!?(ガクブル) 評価ブクマタグコメント全部ありがとうございます。糧にしております^^ 新着で〜待機!! /いつもありがとうございまっ!つ【一緒に寝て待つ?と掛け布団代わりに渡される芥川の氷帝ジャージ】 ラストで涙腺〜/あれ? スレ最後のですかね?; 気づいた方はお口ミッフィーで (´・×・`) 続き全裸待機!/お風邪引かぬよう気長ーにお待ち下さいつ【大きいけど平気?と心配げに手渡される河村の青学ジャージ】32,744文字pixiv小説作品 - 【悪霊たちを】何かいい案ありませんか【こらしめたい】
完結編2:【悪霊たちを】何かいい案ありませんか【こらしめたい】終
長かった・・・のか?ついに完結です。 おかしいな、ギャグの強いホラーを目指していたはずなのに、ずいぶんシリアスになってしまいました。 とりあえず、こんなgdgdな作品に付き合ってくださり、ありがとうございました。 次回作品についてアンケートを設置しました。良かったら参加してくださいませ。 アンケには書ききれなかったのですが、黒子やキセキらへんが合宿で馬鹿騒ぎしたり、復讐で安価祭りしたりするのもいいかな、なんて思ってます。パロの続きもやんなきゃいけないんですけどね。 ■●●ちゃんねるジェネレーターを使用させていただきました。 ■初話【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1390655】 ■2話【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1393347】 ■前々回【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1396861】 ■前回【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1405274】 ■コンビニ強盗編、続きました【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1419241】7,808文字pixiv小説作品 - 烏野っ子の怖い話
怪談語リ
烏野の部室で怪談するよー!!菅原、西谷、月島、田中が語ってるだけ。後味悪いかも。どうして私はいつも暗い話ばかりあげるのか。次回は絶対ラブコメ書くんだ!!! ホラー小説を上げてからふぉろわー様がたくさん増えてびっくりしました。あと新たに仲良くなれた方とかいてホント嬉しいっす。 この小説は前回のアンケートにより作成されました。ご協力してくださったみなさま、本当にありがとうございます! アンケート結果 Q,次にあげるホラー小説は? A,不動のNo1、烏野高校 15回 個性派ぞろいの音駒高校 2回 みんな大好き青城高校 4回 茂庭さん天使!伊達高校 1回 いっそ影日の恋愛いこうぜw 7回9,055文字pixiv小説作品 - 海賊の話
お兄ちゃんだからなァ
桃鳥成り代わりでGO。視点コロコロ変わります注意。 2022/10/30の[小説] 女子に人気ランキング46位 入りましたありがとうございます。 2024/5/10文章修正。 =============== 【 もう一人の成り代わりと。ある船の甲板にて 】 「おじさん!おじさんってジャパニーズ!?」 「あ?・・・週刊少年ジャンプ」 「東京バナナに八つ橋!」 「大正、昭和」 「明治チョコレート!」 「ブルガリアじゃねェのか平成」 「R-1ドリンク!」 「・・・北海道」 「夕張メロンに白い恋人!」 「全部食いもんじゃねェか食い意地張ってんなァ。前はデブか?」 「乙女に向かってヒッドーイ!男の娘だよ!」 「おぅふ。・・・Z世代か?」 「うん、おじさんは?」 「ノーコメント」 「えー。・・・ハッ そうだ酷いよ!エース!処刑!」 「うるせェ部外者だろうが」 「でも」 「トットムジカを操れねェで何が救うだアホらしい」 「う゛」 「この話は終わりだ。・・・で、テメェの運命を逸らした気分はどうだ」 目を閉じで思い出す。 あの悲劇を。 繰り返さないために。 「・・・負けない。あいつを調教してペットにする」 「そうかい。お前が俺と同じってことは最強の男をイメージすれば勝てんじゃねェか?」 「!」 「ボーボボとか」 「ギャグワールドはちょっと」 「銀魂」 「ピー音ワールドじゃん」 「アンパンマン」 「真剣に考えてる?」 「五条悟」 「!」 「夏油高原スキー場」 「もしかしなくても夏油傑?」 「宿儺」 「一番召喚しちゃいけないやつ!」 「あとはマスターボールありゃなんとかなんだろ。あの世界でお前は無敵なんだからよ」 そう言うとおじさんは片手で糸を紡ぎ出来たマスターボールを僕に渡した。すごいそっくり! 「ミンゴ博士サイコー!愛してる!」 「抱きつくな赤髪の視線が痛ェ」 おじさんに連れられてシャンクスの船に乗り込んで。 眠らせておじさん考案『本音を話さないと出られない部屋』を作り思いの丈を無理やりぶちまけた。 私もお父さんも目を真っ赤にして、その日はそのままお互い疲れて眠った。 起きたら前世思い出しておじさんが”あの”桃鳥だって分かって頭抱えたけど原作と違いすぎるからアタックしたら大当たりだった。 僕以外の成り代わりはまだ会ったことないって言ってだけど他にもいるかもしれない。 会いたいような、会いたくないような。 拒否されたら、偽物だと言われたらどうしよう。 「なんで他人に指図されなきゃいけねェんだテメェはテメェだろうが。邪魔なら消せばいい」 「海賊に常識を求めたのが間違いだった」 「何言ってんだお前も海賊だろうが」 「そうだった」 僕、ううん。私は”ウタ”。 世界一の歌姫で、シャンクスの娘。そして赤髪海賊団の音楽家。 「ミクちゃんの歌、私が歌って広めてもいいかな?」 「これは”お前の物語”だろう俺に聞くな」 「FFのアーロンだね懐かしい」 「帰りたいか?」 「まさか!私今ワクワクしてるんだから!」 歌を広めたい。 皆が笑顔に、元気になるよう。 そのためにも・・・。 トットムジカを凹ってGETだぜ!10,105文字pixiv小説作品 - 伏黒甚爾の弟は虎杖悠仁の兄である
伏黒甚爾の弟は虎杖悠仁の兄である さん
この作品の1話がブクマ900いってて驚きです。 いいね、コメント下さった方もありがとうございます。 ↑↑↓↓←→←→ 悠仁とその兄の巴は従兄弟関係である 悠仁はその事を知らなかった 「あーあ、俺と兄ちゃんが本当の兄弟じゃなかったら良かったのになあ」 「え、悠仁と巴って従兄弟じゃん」 五条の一言に悠仁が驚く 「そうなの!?」 「入学の手続きのとき見たけど、巴は悠仁が生まれる前に引き取られたみたいだよ」 「まじかー!」 「てっきり説明が面倒臭いから兄弟で通してるのかと思ってたけど、知らなかったんだ」 「そういえば従兄弟って結婚出来るらしいよ」 五条は笑って言ってその場を後にした そこには顔を真っ赤にして立ちすくむ悠仁の姿があったとか 「おい小童、今は男子(おのこ)同士で夫婦になれるのか?」4,552文字pixiv小説作品 - 変人夫婦を見守り隊
とんでもねぇ赤葦京治だ!!!
赤葦くんがこんなドSなんて知らないんですけど!!? 今回は想い巡る文化祭のお話。 〜注意〜 ・名前変換あり(デフォルト:如月翡翠) ・なんでも許せる方向け ・今回はオリキャラの出番が多め * 書き終わって読んでみたら恥ずかしくてなってきました。気が狂いそうです。いや、もう十分狂ってるんですけども。このまま正気に戻らないよう、きゅんとしたとか、グッときたとか、そういうところがもしもありましたら、ぜひ教えていただけると嬉しいです…! 今回も最後にオマケがありますので、楽しんでいただければ幸いです。 菫の花言葉:愛 * 10/24 追記 完結記念に加筆修正しました。18,030文字pixiv小説作品 - 主将は手遅れ
【手遅れ】主将がくれた翻訳機が全く使えない【だった】
僕は混乱していた。一体何がどうなっているのか、目の前に広がる光景に頭が追い付かない。"真実を見せてやる──。"そう言われて連れてこられたのは古い教会だった。使われなくなって随分と経っているのだろう、薄汚れた外壁には蔦が絡み付き、屋根の十字架は心なしか曲がっている。おそるおそる教会の中へと足を踏み入れた僕は、はっと息を飲んだ。崩れ落ちた壁、あちこちに散らばるガラス片、廃墟にしか思えない惨状の中、ステンドグラスから差し込む一筋の光が、最奥に鎮座するマリア像を照らし出していた。そしてその光の中、大きな黒い翼に包まれて、彼は待っていた。マリア像に凭れ掛かりながら、何時もよりも青白い顔で柔らかく微笑む彼の姿は周りの景色と相まって、まるで絵画のように倒錯的な美しさを醸し出していた。「天…使…?」この世のものとは思えない神秘的な儚さ。僕の呟きを拾って、彼の澄んだ水のような瞳が細められる。「──正確には、堕天使、というやつです。羽、黒いでしょう?」そう言ってばさりと翼を広げてみせた彼は、おどけた声色とは裏腹に、寂しげに微笑んでいた。「お前は…一体なにがどうなって、」「真実を見せてやる、そう言われて来たんですよね?」僕の言葉を遮って彼は言う。「見せてあげます、真実を。そうすれば何故僕が君をここへ呼んだのかは自ずと分かることでしょう。」戸惑う僕を前に彼は眼を閉じると、右手を僕の方へと伸ばした。すると次の瞬間、突如として黒い影たちが床下から次々に這い出てきた。それは既に見慣れていた、"奴ら"の姿だった。「なっ…!」一斉に飛びかかってきた"奴ら"を避けながら銃を握り、まさに撃とうとしたその瞬間、パチンと指を鳴らす高い音が響き渡り、"奴ら"は一瞬のうちに黒い灰となってかき消えた。「え……?」銃を構えたまま困惑して視線を巡らせば、漆黒の翼を広げた彼が、腕を伸ばして立っていた。「…これで、分かったでしょう?君を襲うあの影は、僕から生まれたものなんです。堕天の烙印を押され、不浄に染まった僕の心から生まれ、人々の心の闇を喰らって増殖した影、それが奴らの正体です。」感情の読めない、抑揚のない声が響く。ゆっくりとこちらに近付く彼は、まるで知らない人間のようで、僕の心をざわつかせる。「影はやがて人を喰らい、世界を滅ぼします。今までは人の来ない、かつ聖なる力が未だ宿るこの場所に身を置くことで、影の増殖を抑えてきました。でももうこれ以上は限界です。影を止めるには、もうその発生元を絶つしかない。」彼はそう言って僕を見据える。そして僕は気付いてしまう。その言葉の意味に。彼が僕をここへ呼んだその理由に。「──俺に、殺せっていうのか…?」声が、震えた。信じたくないというように彼を見つめれば、綺麗に涙を流して微笑う、彼の瞳とかち合った。「消えるのなんて、本当はごめんなんですよ?──でも、君たちと出逢ってしまったから。キラキラと輝く光を見つけてしまったから。君たちの幸せを、守りたいと思ってしまったから。影はここには必要ない。いらないんです。だからどうか、その強い光で僕(かげ)を飲み込んで下さい。この世界が光で溢れるように…。」彼はとても残酷だ。泣いてるくせに笑おうとして、死にたくないくせに殺せと言う。どうしてお前が、どうして僕が、そう思うと悔しくて、血が滲むほど拳を握った。 「俺は…っ…この力が手に入った時嬉しかった…!退屈な日常が終わって、何か特別なことが始まるんだって…!でも!だけどこんな…っ…!」初めて彼と出会った時からの思い出が次々に頭を過って、目の前が滲んだ。優しい思い出ばかりだった。いつだって欲しい言葉をくれた。張りつめていた心を解きほぐす、彼の隣は、僕に安らぎを与えてくれていた。「──お前を殺すための力なら…っ欲しくなんてなかった…!!」堪えていた涙が溢れ、頬を流れる。「俺たちの幸せを守るだと?そこにお前がいないなら、その幸せになんの意味がある!!お前を失って生きる世界に、なんの価値があるっていうんだよ!」体裁を繕うこともせず、僕は叫んだ。彼の胸ぐらを掴みあげ、乱暴に揺さぶる。強情で、一度決めたら簡単には曲げない。頑固で、強気で、負けず嫌いで、そして彼はどうしようもなく、優しい心の持ち主だった。何時だって一人で抱えてしまう。弱音は吐かない。辛いとも苦しいとも決して溢そうとはしないのだ。こちらから、汲み取らない限りは。「──俺は、殺さない。」その言葉にびくりと反応して、彼が僕を見つめた。「な…んで…。」揺れる瞳があまりに頼りなくて、僕は思わず彼を抱き締めた。細い、身体だと思った。「光だけが全てじゃない。光だけの世界じゃ駄目なんだ。いらないわけない。必要なんだよ、影という存在も。俺にも、お前が必要だ。失いたくない。だから、探そう?世界を守る方法を。そして一緒に帰るんだ、あの日々に。」ぎゅっと強く抱き締める。この想いが、伝わるように。「お前の苦しみを、僕に分けて。その痛みを、僕に分けて。一緒に背負おう。側にいるから。」ひゅっと、彼が息を飲んだ。と同時に強張っていた体が少しずつ緩み、腕がそろそろと僕の背中に回る。「──馬鹿ですね、君は…。」ぽつりと落ちた彼の言葉は、二人の世界で静かに響いた。16,655文字pixiv小説作品