正義が出会った、英国人の宝石商。
日本語を含めた語学に堪能で、十本の指では収まりきらない言語を巧みに操る。
近しい人間いわく〝言語オタク〟。
ロイヤルミルクティーの過激派であり、どんな甘味にもロイヤルミルクティーが合うと豪語し、飲み物は(お客様に出されたもの以外)ロイヤルミルクティーと水しか飲まないなど、強いこだわりを持つ。また、正義のプリンや資生堂パーラーのパフェを一日数個食すほどの大のスイーツ好きである。
ドヴルピアンという姓はフランス人の母に由来する。
代々木公園で酔っ払いに絡まれていたところを中田正義(CV:内田雄馬)に助けられ、彼の祖母が遺したピンクサファイアの鑑定を依頼される。その後、彼の人柄を見込み自身が店主である銀座の宝石店・エトランジェのアルバイトとして誘い、雇った。
週末の土日はエトランジェの営業、それ以外の日は世界中の顧客の元を飛び回り仕事をこなす叩き上げの敏腕ビジネスマン。正義に「生きた宝石」と称され、誰もが呆然とするレベルの、性別の垣根を超える絶世の美貌を持つ紳士。
登場人物紹介の並びや作者のツイッターでの発言などから主人公はあくまで正義ではあるが、物語がリチャードとの出会いから始まり、彼の家族や家の関係者とのかかわりを中心として進んでいく為、作品全体を通したキーパーソンと言える人物である。