概要
『ファンタシースターオンライン』で初登場したハンドガン系装備。
攻撃時には、元ネタ(後述)のアニメさながらの"カッポーン"(カプコーンとも形容される事も)といった独特の銃声(元ネタと比べて若干速いが)と共に、その名が示すルビーの如く真紅の光弾を射出。懐かしさや思い入れも手伝ってか、当時を知る成人ユーザー諸氏には概ね好評を博している。
特筆すべきは、そのド派手な弾丸に備わる幾つかの特性。エフェクトを見れば一目瞭然だが、この弾丸はランチャー系装備のそれと全く同じモノであり、その見た目のみならず性質までもが酷似。そのため、高低差を無視してターゲットを強制ロックオンするといった優れた特性を備える他、照準射程もランチャー系装備と全く同等(ハンドガン系射程より1~2歩分リーチが短い)となっている。
通常のハンドガン系装備に比べるとクセが強く、使いこなすには少々のコツを要するも、ライフル系装備に匹敵する驚異的な命中補正を備えるなど、その魅力は極めて多彩。同系装備においては屈指の使い勝手を誇るお勧めの逸品だ。
また、『ファンタシースターユニバース』では二丁拳銃バージョンも登場した。
元ネタ
元ネタはセガ・エンタープライゼス(現SEGA)が発売していた『超速光線銃ジリオン』と言う光線銃の玩具。
お互いの胸にセンサーを付け、銃口から放たれるストロボフラッシュを当てる事で勝ち負けを競う。
(ライバルとしてトミー(現タカラトミー)の『サバイバーショット』(こちらは赤外線式で頭頂部にセンサーを付ける)等があった)
そのためルビーバレットもオモチャっぽい見た目のハンドガン系装備である。
販促の為のアニメ『赤い光弾ジリオン』(1987年)も作られており、フレーバーテキストに見られる"AUW1980年頃、神が人類に与えたと伝承される"というのはアニメ版が元ネタである。弾丸が赤いのもこの為。
(「神が~」というのは、アニメ版において謎の超文明製で3丁しかないジリオンでしかノーザ星人と互角の戦いができなかったため)
元からセガが権利を持つアイテムだったためPSOにも堂々の登場となった。
(『超速光線銃ジリオン』はアニメが企画されるよりも前から発売されていた。が、PSOでジリオンの名前を使わないのはタツノコプロにも商標権があるからだろうか?)
余談だが、アニメ放映中に『ニュージリオン』にバージョンアップしており、アニメにも登場している。
(ただしニュージリオンに関してはアニメ側が先に言い出した可能性もある)
ルビーバレットの形状のモデルはこちらである。
なお、初代ジリオンは黒く細長い銃身で、電源コードでバッテリーボックスに接続されたデザインだったが、ニュージリオンはバッテリー内蔵式になった。
また、ジリオンが最終回を迎えた後の新番組『超音戦士ボーグマン』にもニュージリオンは登場し、ボーグマンにパッケージが変更されたバージョンのジリオンも発売された。