レイチェル(ラングリッサー)
れいちぇる
ラングリッサーⅣのヒロインの一人。リッキーという実弟がいる。物語開始時点では15歳。
主人公・ランディウスの住むゴタール村の村長の娘。
村長はランディウスの義父なので、彼女は義妹にあたり、ランディウスをお兄ちゃんと呼び慕う甘えん坊な性格。無自覚だが高い魔力キャパシティを備えている。
ストーリー開始時に、後に連邦の元帥となるギザロフの野望の為に連れ去られててしまい、ランディウス達は彼女を連れ戻す為旅をすることとなる。
序盤に彼女を取り戻すことに成功し、カコンシス軍として活躍する中盤までパーティとして加わるものの、ルートが分岐するあたりで再びギザロフに連れ去られ途中離脱してしまう。
連邦と共闘するAルート、ⅴに続く正史のCルートでは最後まで離脱したままになる。
そして最終シナリオでAルートではギザロフが邪神と化す際に魂が取り込まれ、Cルートでは洗脳された状態で有人魔導巨兵「ガイフレーム」に乗り敵として登場することとなる。
一応、正史ではガイフレーム撃破前にギザロフが討ち取られたので暫く気絶する程度の被害で済み、ランディウスの実姉エミリーが駆け付ける直前のタイミングで無事に正気に戻る。
魔族に加担するBルートでは再加入し、最後まで参戦するものの、ボーゼルに洗脳され内面が別人の様に残忍な性格に変貌している。
最終面で混沌の王カオス復活の儀式を妨害すべく魔族の本拠地に乗り込んできた大魔術師ジェシカを倒すと、最期の力を振り絞ったジェシカの魔法により洗脳が解けてランディウス達の敵になってしまう。
彼女は懸命に魔族に加担するランディウスを諫めるが彼の心は変わらず、最愛の兄の手にかかり短い生涯を終えるのだった。ちなみに、会話の選択肢によってはリッキーもランディウスの敵に回ってしまう。
ちなみに、20ターンの間ボーゼルを守り切り、カオスが復活した時に生存している場合は、洗脳が解けていなければエンディングで魔将軍の一人に選ばれ、洗脳が解けていれば魔族の支配に抵抗するレジスタンスの一員となる。
正史ではランディウスとは結ばれなかったが(ランディウスと結婚したのはアンジェリナ)、終生親交を保ち続けていた。
しかし、軽く200年以上は若々しいままで生きるクリムゾランダーのランディウスを残してアンジェリナと前後して老衰死してしまい、ランディウスに自身の長寿を「呪い」と思わせる切っ掛けとなってしまう。
余談であるが、ラングリッサーシリーズは「面セレクト」と言う機能が実装されており、成長後のスペックを保ったままクリア済みシナリオをプレイできる。
その際、最初の彼女の救出シナリオで「単騎でマップ全体の敵を殲滅出来る」程に成長した彼女が序盤の低レベル敵にのろのろ引き摺られていくというシュールな場面も見られる。
物語中ではこの場面は「反抗しないよう食事を抜かれたので、飢えで衰弱していた」と理由付けされている。