概要
「レオポン」(leopon)は、ヒョウの雄とライオンの雌との交配による一代雑種。
名前の由来は、ヒョウの英語名であるレオパルド(leopard)とライオン(lion)の合成語である。
雌の場合は父親のヒョウに、雄の場合は母親のライオンに似ている。そして繁殖能力のない個体である。
体にはヒョウの斑文があり、気性が激しく動作も機敏で子供の頃は木登りもできた。体つきはライオンに似て大きく、毛色は薄く、雄には鬣が生えており、ライオンの風格を備えている。
1959年(昭和34)に日本で初めて、「阪神パーク」で生まれた。
幼い頃から共同飼育したヒョウの雄とライオンの雌に、交尾の際に精神安定剤を与えて作られた。
人気を集めた珍獣であったが、人工的に雑種を作り出すということに対する世間の風当たりが強くなり、その後生まれることはなかった。
なお、同じく人為的に作られ、繁殖能力を持たないラバは受け入れられている模様。