レッツゴー怪奇組
れっつごーかいきぐみ
「怖さ」とは何かを見失ってしまい地位と熱意を失った妖怪少女・メチャ子は偶然、尋常ではないほど怖がりな男と出会う。
彼女はそれを切っ掛けとしてかつての栄光を取り戻す決意をする。
当の男は成り行きで協力することになり、それを起点とした様々な妖怪騒動に巻き込まれて行くことになるのだった。
詰襟の男(仮称)
人一倍怖がりな男子高校生。
本作品の主人公とも言える存在であり、多くの話が彼の視点で進行する。
メチャ子との邂逅を発端に怪異に悩まされることとなる。
「ハーッ!」という独特な叫び方をする。
怪異の元締め「怪奇組」の現組長。
恐怖という感情を理解することができないため人を脅かすことが出来ず、組員にも抜けられ結果的に妖怪全体の衰退を招いてしまう。
怪奇組の栄華を取り戻すために詰襟の男と共に「怖さ」を学んでいく。
呪いの人形
怪奇組の現在数少ない組員。
誰かに捨てられてしまい、怨念が宿った日本人形。
人間の頭髪を伸ばす呪いを扱える。
ドッペルゲンガー
怪奇組元組員。
ドッペルゲンガーの伝承を模倣した妖怪。
自由に他者へ化けることができ、化けられた本人はその姿を見ると死んでしまう。
組員時代にメチャ子に告白するもフラれてしまった過去があり、さらにはメチャ子に蹴られたショックで泥のような姿から変身することができなくなってしまう。
シュラ子
メチャ子の従姉妹で関西弁を喋る。
野心家であり、メチャ子を始末して自らが怪奇組組長の座に就こうと企んでいる。
黒猫に化けたり異空間を作り出したりできる等、その妖力は強大。
先代組長の遺品を踏んでしまったことで幼児化してしまう。
霊媒師のおっさん
シュラ子が雇った霊媒師の男。
昼間から飲んだくれているチンピラ風の男だが、その能力はメチャ子の体調に影響を与えるほど強力。
最終的には襟詰の男の一計により、警察にお縄にされてしまう。