概要
ロケットマン(ROCKETMAN)とは、エルトン・ジョンの自伝を原作とした伝記ミュージカル映画。
監督はデクスター・フレッチャー。主演はタロン・エガートン。
劇中の挿入歌は全てキャストが吹き替えなしで歌っている。
主題歌(エンディングテーマ)はエルトン・ジョンとバーニー・トーピンの黄金コンビが作詞作曲し、エルトン・ジョンとタロン・エガートンが歌う「(I'm gonna)Love me again」。
あらすじ
1980年代のある日、アメリカのとあるリハビリ施設に一人の男が現れた。絢爛豪華な……悪くいえばゴテゴテして悪趣味な衣装に身を包んだ男の名前はエルトン・ハーキュリーズ・ジョン。アルコール、ドラッグ、買い物……複数の依存症を抱えた彼は、英国を代表する世界的なミュージシャンであり作曲家である。
リハビリ施設で依存症克服の為のセラピーに参加したエルトンは、セラピストに促されるまま、自らの半生を語り出す。イングランドの片田舎で生まれ育った内気な少年「レジナルト・ケネス・ドワイト」がいかにして世界的大スター「エルトン・ジョン」になったかを。そして波瀾万丈な自らの半生を……
登場人物
- エルトン・ハーキュリーズ・ジョン/レジナルト・ケネス・ドワイト
演:タロン・エガートン(青年期以降)/セバスチャン・リッチ(幼少期)/キット・コナー(少年期)
主人公。英国を代表するミュージシャンにして作曲家。輝かしいキャリアを持つが、その内面にはひどい葛藤を抱えている。
- バーニー・トーピン
演:ジェイミー・ベル
作詞家。エルトンの最大の理解者。
- ジョン・リード
エルトンのマネージャー。エルトンの全てを管理しようとする。
- シーラ・ドワイト
エルトンことレジナルトの実母。自己中心的な性格で息子にあまり興味を示さない。
- アイヴィ
エルトンことレジナルトの祖母でシーラの母親。
収録曲
- あばずれさんのお帰り (ビッチ・イズ・バック)
- アイ・ウォント・ラヴ
- 土曜の夜は僕の生きがい (サタデイ・ナイツ・オールライト・フォー・ファイティン)
- サンキュー・フォー・オール・ジョン・ユア・ラヴィング
- 人生の壁 (ボーダーソング)
- ロックンロール・マドンナ
- ユア・ソング
- 過ぎし日のアモリーナ (アモリーナ)
- クロコダイル・ロック
- 可愛いダンサー(マキシンに捧ぐ) (タイニー・リトル・ダンサー)
- パイロットにつれていって (テイク・ミー・トゥ・ザ・パイロット)
- ハーキュリーズ
- 恋のデュエット (ドント・ゴー・ブレイキング・マイ・ハート)
- ホンキー・キャット
- ピンボールの魔術師 (ピンボール・ウィザード)
- ロケット・マン
- ベニーとジェッツ(やつらの演奏は最高) (ベニー・アンド・ザ・ジェッツ)
- 僕の瞳に小さな太陽 (ドント・レット・ザ・サン・ゴー・ダウン・オン・ミー)
- 悲しみのバラード (ソーリー・シームス・トゥ・ビー・ザ・ハーデスト・ワード)
- グッバイ・イエロー・ブリック・ロード
- アイム・スティル・スタンディング
- (アイム・ゴナ)ラヴ・ミー・アゲイン
余談
主演のエガートンはかつて自身が出演(声優)したSINGでエルトンの「アイム・スティル・スタンディング」を歌っている。また、エンドクレジット前のアイム・スティル・スタンディングのシーンはエガートンの姿をエルトンのMVに合成している。
またこの映画が縁となって、エガートンは時々エルトンのライヴに呼ばれるようになった。
因みにエルトン役はトム・ハーディでほぼ内定していたのだが、ハーディの歌唱力不足と役に対して年齢が高すぎたことでお流れになり、監督とプロデューサーの推薦でエガートンが選ばれたそうな。
関連タグ
ゴールデン・サークル:エルトンが本人役で出演し、主演であるタロン・エガートンと共演した作品。サタデイ・ナイツ・オールライト・フォー・ファイティンやロケット・マンなどのエルトンの楽曲が使用されている。