ロリータコンプレックス

ろりーたこんぷれっくす

「ロリコン」と略される、10代半ば少女への嗜好。

「ロリコン」とも略される、10代半ばの少女への嗜好・感情（コンプレックス）のこと。ウラジミール・ナボコフの小説『ロリータ』に由来する。

それより下の世代（7歳から12歳ごろ）を対象とするものは厳密には「アリスコンプレックス」と呼ばれて区別される。

ちなみに、「ロリータコンプレックス」は作中人物であるロリータことドロレス・ヘイズに主観を置く呼称（前述した「アリスコンプレックス」のみならず「エディプスコンプレックス/エレクトラコンプレックス」も「○○への憧れ」としてのコンプレックス）であるため、原義的にはむしろ「中年の男性に関心を抱く少女」の側に対して使う表現である。

ただし、「ロリコン」と対を成す「ショタコン」（「正太郎コンプレックス」の略）は当然として、「マザコン/ファザコン」・「ブラコン/シスコン」などは最初から「○○への愛情」としてのコンプレックスなので、「少女に関心を抱く男性」に対して使うのは原義からは逆転しているが間違いではない。