守るべきものがあるならそのために戦うだけだ。
プロフィール
概要
ゲーム
楽劇「ワルキューレ」を宿したムジカート。
「戦乙女」「翼を持った女神」「戦場に咲く華」とも言われており、真面目な性格ではあるが頑固な面もある。思慮深く常に任務最優先で物事を考えており、そのため直情的で突撃思考なムジカートの木星とはたびたび衝突してしまう事も。物言いに遠慮がないため、ダフニスとクロエには少し苦手に思われている様子。
昏睡状態に陥る以前の朝雛タクトと面識のある数少ないムジカートであり、記憶障害で人が変わってしまった彼の様子に衝撃を受ける。何もわからないなりにコンダクターとして戦いに協力しようとするタクトの姿勢を慎重に見定めているが、助言は誠実かつ的確。
戦いに挑む者には戦士としてのシンパシーを感じており、地上で独自にD2との戦闘を繰り広げる人々にも手を貸すことから、信頼や親しみを込めて「戦乙女」「姐さん」などと呼ばれている。
自分よりも活動期間の長いムジカートに対しては、本人なりの序列意識に基づいてかしこまった態度になる後輩気質の持ち主でもある。何かと一枚上手な巨人には敬意を払いつつ、過去の経験もあってか背後に回られると緊張してしまうらしい。
幽霊の類は苦手な様子で、否定派ながら正体不明の存在には怖気づいてしまう一面も。
好物のミルヒライスとは、欧州でポピュラーな温かいライスプディングのこと。
初期星は3、ロールはディフェンダー。
アニメ
生真面目で任務第一の姿勢を貫くシンフォニカ所属のムジカート。コンダクターとは未契約状態であるため力の消耗が激しいという欠点を抱える。とはいえ反りの合わない相手でも戦闘中や緊急時には助力を惜しまず、面倒見の良さを覗かせる。
デザインはゲーム版よりも簡略化されており、ショートスパッツ型のインナーも設定されている。雷を思わせる力を纏わせた盾を飛び道具として使うなど、攻防ともバランスの取れた立ち回りが印象的。
初登場は第5話。黒夜隕鉄の輸送任務のためシンフォニカの列車に護衛要員として同乗しており、D2を追って線路に侵入した朝雛タクトらに出会う。
良くも悪くもシンフォニカ第一で生真面目な気質のため、当初はシンフォニカに未登録のタクトと運命を信用せず、D2の群れが列車を襲撃した際には指示も聞かずに戦い始める上に互いをなじり合うメチャクチャなコンビに終始振り回されるが、限られた戦力の中、運命の銃撃で崖を崩落させ多くのD2を撃破したタクトの機転を見て、彼に一目置くようになる。
その後、和解の証として互いに名乗るが、ワーグナーのムジカートと知って「嫌いじゃない」と微笑むタクトに顔を赤らめ動揺するという初心すぎる一面を見せた。
中継地点でタクト一行が列車を離れると同時に、任務上の目的地であったボストンとは別所に向かうことを決めたシントラーに護衛から外されてしまい、しばらく動向がわからなくなる(後にシントラーは意図的にD2を引き寄せ国民を襲っていたことが発覚したため、7話冒頭で言及された「最近D2に襲われた土地」も併せて考慮すると、輸送した黒夜隕鉄を使って同様の犯行に及んだものと思われる。ワルキューレの生真面目な性格が彼にとって邪魔だったことは想像に難くない)。
その後は暫く音沙汰がなかったが、どうやらニューヨーク・シンフォニカ本部に身を寄せていた様子で、黒夜隕鉄の活性化によって混乱に陥ったシンフォニカ内を逃げ惑っていたアンナとロッテに襲い掛かるD2を殲滅して窮地を救った(職員であるロッテとは面識があった様子)。
一人で奮戦を続けていたところにタクト・運命・巨人らが合流、タクトの指揮を受けて戦う。
手近なD2を排除した後、タクトの顔に広がる異常な痣や、部外者の彼が混乱を収めようと動いている理由を問いつめようとするも、緊急事態につき巨人に背後からショットガンで殴られ気絶させられるという中々に不憫な扱いを受けており、タクトに脱出組の先導を託された巨人によって、シュナイダー姉妹共々建物外へ連れ出された。
20年後を舞台とするゲーム版に登場する主要なムジカートの中では最も見せ場のあった人物であり、後にタクトも運命(の素体になった人物)も『Destiny』当時の記憶を失う事になるため、メインストーリーの関係者としては唯一かれらの過去の姿を知る登場人物となっている。
公式PV
キャラクター紹介PV ワルキューレ
キャラクター楽曲 楽劇「ワルキューレ」
関連タグ
外部リンク
公式サイト内掲載小説『孤高の戦乙女』