三條新聞とは?
三條新聞は新潟県内の県央地区(三条市、燕市、加茂市)にて発行される地方紙である。
題字の三條は、本社のある三条市の旧字体である。
田舎の一地方紙でありながら、過去に三度、全国テレビで取り上げられたことがある。
それはなぜか…?
説明しすぎるテレビ欄
この三條新聞がほかの地方紙と一線を画する理由は、テレビ欄の番組内容が説明しすぎだからである。
他社の新聞のテレビ欄なら、番組表と広告の間のわずかなスペースで、テレビの内容の触り部分を紹介する程度であるが、この三條新聞は、例えばコント番組ならコントの設定からボケとツッコミ、オチまで紹介し、ドラマなら内容の1/4〜1/3を書いてしまう。しかも、新潟県内で視聴できる地上波、衛星放送のほとんどの局を網羅している。
もちろん番組表の下だけでは収まりきらず、中面の半分〜3/4を占拠している。
そのため、フジテレビのトリビアの泉、大日本アカン警察、日本テレビの月曜からよふかしといった全国放送の番組で取り上げられている。
なぜこんな事になった?
言うまでもなく、新潟県は全国有数の豪雪地帯として有名である。そのうえ、年間日照時間の全国平均が1,897.4時間なのに対し、新潟県は1,642.5時間と下から数えたほうが良いほど晴れの日が少ない。
そのため、新潟県の子供たちにとってテレビは漫画と並ぶ娯楽の王様なのである。(新潟県は漫画家輩出率が全国トップレベルとしても有名。)しかし、塾などでテレビを見逃してしまうと、翌日の友達との会話についていけなくなってしまう。それを危惧した当時の編集長が、テレビを見逃しても友達との会話についていけるように1980年代から載せ始めたのが始まりである。