日本の場合
日本では、
の4紙を指す。
また、
は全国紙と並ぶ大手紙である。なお、産経新聞はかつて全国紙(笑)に分類されていたが、に関しては東京スポーツ以下の発行部数であり、「大手」と云えるか微妙な位置にある。
それぞれテレビ局のキー局と密接な資本関係若しくは提携関係を持ち、日本経済新聞以外はスポーツ新聞をグループ会社もしくは本体より発行している。
なお、中日新聞(東京新聞)は通常ブロック紙に分類されるが、国内発行部数第三位(読売・朝日に次ぐ)で全国紙並みの影響力を持ち、産経新聞同様インターネットを活用して全国に展開している。更に営業範囲外にある北海道新聞・河北新報・中国新聞・西日本新聞と提携しているため、実際の影響力は単体より遥かに大きい。東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYOMX)始め関東地方の独立局(千葉テレビ・群馬テレビ・テレビ神奈川・テレビ埼玉・とちぎテレビ)に影響力を持っており、中京圏では中部日本放送と東海ラジオ(東海テレビ・石川テレビ・富山テレビ)の親会社である(テレビ愛知は日本経済新聞と共同出資)。
中日ドラゴンズを保有しており、読売新聞傘下の読売ジャイアンツとは激しいライバル関係。
基本的に全国の5大都市(札幌市、東京都、名古屋市、大阪市、福岡市・または北九州市)に地域発行本社・支社(新聞社ごとに違う)を置き、編集・発行している。
なお、産経新聞は関西と関東でしかほとんど発行しておらず、現在は地方や東海の営業所の閉鎖する準備を進めており、フジサンケイグループを母体とすることや、財界や自民党が優遇したおかげで「なんちゃって全国紙」だったが、撤退段階に入る。
海外の場合
- アメリカ合衆国では50州すべてで販売されている新聞は"National newspaper"(全国的な新聞)と呼ばれるが、全国紙は『USAトゥデイ』と経済紙の『ウォール・ストリート・ジャーナル』のみで、『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』などは全て地方紙である。
- イギリスでは世界最古の日刊紙『タイムズ』(The Times)などの”高級紙”と『ザ・サン』 (The Sun) などの”大衆紙”もしくはタブロイド紙に分かれる。因みに『タイムズ』『ザ・サン』は共に現在はルパート・マードックが率いるニューズ・コーポレーション傘下である。
- ロシアの『プラウダ』、中華人民共和国の『人民日報』は全国で販売されているが、元々は政党の機関紙である。
- 韓国では『朝鮮日報』を始め、『中央日報』『東亜日報』『韓国日報』『ソウル新聞』『京郷新聞』『ハンギョレ』などが数多く発行され、朝鮮日報は毎日新聞、東亜日報は朝日新聞、中央日報は日本経済新聞、韓国日報は読売新聞、ソウル新聞は中日新聞、京郷新聞は産経新聞と提携関係がある。