概要
被験体4134号(主人公)に寄生する寄生生物。
主人公を「やどぬし」と呼び慕う。
主人公を想う気持ちは強く、恋心さえ抱いているようである。
また、生まれてからずっと施設で暮らしてきたため、外の世界に憧れているらしい。
生態
右手首辺りから生えているように見えるが、本体は心臓にあり、見えている部分は外部器官にすぎない。
目は四つあり、口はあるがものを食べたり飲んだりすることはできない。
また、概要のイラストにある通り、髪の毛に見える部分は触手のような何かである。
性別については一切言及されていない。
宿主の生命力を奪うことで生きている。常に生命力を吸収し続けているが、数日に一度発作が起こり、その時は急激に生命力を奪ってしまう。
これのせいか、寄生生物の成熟まで生き延びた人間は存在しないらしい。
これは本人(本生物?)の意志に関係なく発生してしまうが、本人は負い目に感じている。ただし、後述するが、頑張ればある程度制御できるようである。
また、宿主が摂取した食物の影響を即座に受けるようで、ビールを飲むと酩酊、タバコを吸うと体調を崩す、コーラを飲むと興奮するなど、色々な反応を見せてくれる。
発作
正式には「生命力吸収発作」。
4日に一度起こり、大きく生命力を奪う。
しかし、寄生生物のラブ度(好感度)が高ければ、生命力回復・吸収時間短縮・吸収力減衰などの恩恵を受けることができる。
この恩恵が寄生生物の意思による抵抗なのか、潜在的な発作への抵抗感による自動的なものなのかは不明。
ちなみに発作直後の1日は、必ず残り生命力が10/100(瀕死)の状態で始まる。
余談
- 水が大好き。どんな飲食物より水が好きで、自作の歌までつくってしまうほど。
- 「おでん」の発音が苦手。何度やっても「オーディン」や「おでででん」などと言い間違えてしまう。
- ラブ度が高いと、体を触られた時の反応が変わる。
- かつては主人公以外にも何人かの人間に寄生していた様子。「今のやどぬしが1番好き」と言ってくれるが、全員に言ってたりするんじゃないか…?まあかわいいからいいかな。
関連イラスト
以下、ネタバレ注意。
バッドエンドでは
トゥルーエンド以外はほぼバッドエンドだが、ここでは寄生生物が悪魔のように変化するエンディングを紹介する。
組織が寄生生物を使ってしたかったこと、それは「神」を作り出し、荒廃した終末世界を綺麗に戻してもらうことだった。
しかし、寄生生物の成熟時点で主人公へのラブ度が足りなかった場合、悪魔のような姿に変異し、施設をぶっ壊し、主人公のもとを離れ、残った人類に自分の子供を産みつけて支配するという暴挙に出る。
…成熟とともに性格も変化するのかもしれない。
トゥルーエンドでは
ラブ度が足りていた場合、組織の思惑通り寄生生物は全能の神になる。
しかし、主人公にゾッコンの寄生生物は、自分と主人公を利用した組織に力を貸すつもりはなく、やはり施設をぶっ壊し、主人公とウォッチくんとともに自由な旅に出るのだった。