概要
「カタストロフィレストラン」とは、ゲテモノすぎる食材を料理したりする、
「合同会社ズィーマ」からリリースされている基本無料アプリゲームである。
本作は「優しい終末世界」をテーマにしたシリーズの9作目である。
本作の目的は終末世界にレストランを開き、究極の料理を作るというものではあるのだが、
終末世界故、まともな食べ物は貴重であり少ない。
なので、食材は基本的に終末世界を闊歩するモンスターや突然変異した植物などである。
現在、実装されているのは五章まで。エピローグを追加予定とのこと。
収集要素に過去作モチーフのものなどがふんだんにあり、
過去作を知っていたらより楽しめる作品となっている。
登場キャラクター
カタストロフィレストラン
シェフ
プレイヤーは彼視点でゲームを進めていくため、作中で彼の姿はほとんど現れない。
マダム曰く「人見知り」で選択肢は出てくるが基本的に「・・・。」「(無言)」など無口だが、
まかないではちゃんと選択肢が出てきている(相手が従業員だからかもだが)。
料理の腕は凄まじく、危険な終末世界の食材を一口食べれば、
意識が飛ぶほど味覚を刺激する素晴らしい料理にへと変貌させている。
ジェーンに「あいつは多分変態だな」と言われるレベルで料理のことしか興味がないらしい。
クーノ
カタストロフィレストランのウェイトレス。
元気で明るい性格だが、この世界の食材でも物怖じしないほどの食いしん坊、
接客中にも「空腹は敵」と目の敵にしているような発言をする。
マダムからも「超絶美少女」と称されることもあり、自身でもそれを自負している。
見た目に反してかなり強いらしく、時々お客様すら震え上がらせるような発言をすることもある。
シェフの料理が特に好きで、マユの「究極の料理ではない」という発言にかなり憤っていた。
過去にシェフに助けられたことがあるらしく、無理やりついてきたとのこと。
因みに、ショップでクーノのメガネが売っており、
ゲーム内で彼女に眼鏡をかけさせることができる。
(ゲーム内で無料で試着できるし、カラーも自由に変えられる)
一章を最後まで進めたら、ある項目が追加される。
マダム
クーノの頭の上にいる白いやつ(?)。
クーノのことを「クーちゃん」と呼んでおり、彼女の保護者的な役割を担っている。
が、しかしクーノのお客様への自己紹介では
「きれいな雑巾みたいなの」「頭の上の紙ナプキンみたいなの」など
結構ひどい言われようだが、本人はあまり気にしていない様子でスルーしている。
クーノも彼女がなんなのかは把握していないようで、色々と謎が多い。
メカニックのジェーン
レストランの設備担当。紺色の髪に赤眼、緑色の作業服を着た女性。
調理道具のアップデートやカタストロフィレストランの内装の変更は彼女の元でできる。
実は同じ作者の作品「ザ・ファイナルタクシー」にも登場している、
また、その作品での彼女のグラフィックを使ったポスターがゲーム内で入手できる。
ミュータントのシゲ
レストランの仕入れ担当。金髪碧眼で緑のタンクトップを着た美女。
容姿に反して男口調で話し、一人称は俺。
カタストロフィレストランで使っている食材は全て彼女から仕入れている。
実は同じ作者の作品「ポストアポカリプスベーカリー」にも登場しており、
仕入れの際にも同作品の登場人物たちに触れていることがある。
収集要素であるポスターには、おそらく彼女と関連していそうなものがあるが...
一応メカニックのジェーンやミュータントのシゲもお客様と同様に料理を振る舞うことができる。
しかし、ストーリーはなく進行しないので特にやる必要もない
だが、時々ストーリー進行で奥のテーブルから移動し、
お客様と一緒(または単体)で登場することがある。
お客様
育ち盛りのチカ
店の前で行き倒れていたところをクーノとマダムが介抱したのが出会い。
その時に提供されたウデムシステーキの味に感銘を覚え、再度来店するようになる。
村娘のカナ
チカの姉。妹に誘われ、半信半疑でレストランにやってきた。
お客様の中では常識人寄りで、集落の伝統を嫌っている。
地底人のホリ山
筋骨隆々な人の形をしたモグラのような外見の地底人、小さな丸いサングラスが特徴。
左脳派のサノ
全身が機械のサイボーグ、脳味噌が少し覗いているのが特徴の有名な科学者。
敵か味方かオタマ山
シェフに勝負を持ちかけるためにレストランにやってきた。
一見ライバルキャラのような風貌で、負けず嫌いだが、
この中では結構常識人でクーノの発言に振り回されることが多い。
魔界四天王のドン
正式名称は「ドン・フォルドギアバルド・ディアブラシャタイン13世」、通称 ドンちゃん
紫色の小さい体に目が三つある魔族で、別次元にある魔界の貴族。地上の偵察に来たという。
だが、異次元間を安全に行き来する適切なタイミングを待たなければならず、
だいたい150年は留まることを余儀なくされている。
謎のマユ
究極の料理を求めているらしい、色々と謎が多い。
この他にもお客様はいるので、ぜひ自分でプレイして確かめてみてほしい。
ゲームシステム
お客さんの多くはある目的があってこのレストランを訪ねた者もいれば、
お腹が空いて訪ねた者など、非常に多種多様である。
そんな彼らの腹を満たすため、シェフは腕に縒りをかけて料理を作ることになる。
シェフの料理に感銘を受けたお客様は、何か有力な情報を話してくれるかもしれない。
料理
料理工程は時間制限内に包丁で刻み、ハンマーで砕き、塩で味付け、
おたまで灰汁取りをし、フライパンで火を通す。
包丁はスワイプや連打、ハンマーは溜めてから当てる、塩はシューティング、
鍋はタイミングよくタップ、フライパンは落ちてくるのをタイミングよくキャッチする。
調理方法や食材にもよるが、基本的には包丁で切ってから煮たり焼いたりが多い。
だが、ストーリーが後半に進むにつれ、
調理が非常に難しい食材なども出てきて演出などにもよって難易度がかなり高くなっていく。
ストーリー進行!とマークがついたものは既定のラインまで成功しないと、
ストーリーの進行ができない。
難しくてストーリーの進行ができなくなっても、
ジェーンさんの元で調理道具のアップグレードをすると難易度が下がる。
それでも無理なら、広告を視聴し調理工程を飛ばす事もできる。
料理に使用する主な食材たちが、
ゲベロンウデムシ | 通称:ウデムシ。主にジメジメした場所にたくさん生息している、比較的大きい獣だが、生態に関しては謎に包まれている。疲れたおっさんのような鳴き声をあげる。通常は毒があり、食べたら死んでしまうこともあるという、最悪の場合は全身が紫色に変色し腕が四本になり、奇声を上げながら地平の彼方に走り出すと作中で語られている。 |
ダンボールマイマイ | 段ボールの積まれた倉庫に生息する、蝸牛の一種。機械相手への擬態は完璧だが、人間相手では箱を開けようとするとノソノソと逃げ出すので、すぐにバレる。基本的に重金属などを多く含んでいるので食用には不向き。シェフの超規格外調理技術で安全に且つ、美味しくいただける。しかし、包丁の入れ方や火加減一つで大きく食感が損なわれるので美味しい料理として完成させるのは一筋縄ではいかない。 |
挑戦ニンジン | 人間に見つかると、ものすごい速さで逃げ回るニンジン。追いかけっこに勝利した者にしか手に入らない食材。シゲさんの知り合いの植物人間が採取しているもの、人参と話し合って出荷しているという。 |
野生の電子レンジ | 終末世界では非常にありふれた生物。人に慣れており、比較的飼いやすいのでペットとして可愛がる人も多い。電子レンジとしても結構役立ってくれる。しかし、わざわざ食べようとする人は少ない。 |
とかなりのゲテモノ揃いだが、シェフである主人公の超人的な料理スキルにより、
毒や有害物質を除去し、人々の舌を喜ばせる料理にへと様変わりする。
食材の中にも、過去作に登場した敵キャラなど出てくる(my loveのギアガラス、マグマギアガラスなど)。
収集要素
店内を飾るインテリアで、グラスやナプキンスタンド、ポスターなど。
中には過去作に当たるTime machine、dropPoint、ポストアポカリプスベーカリー、
little bomb girl、ザ・ファイナルタクシー、パラサイトデイズなどの要素を含んだアイテムもある。
料理を提供するとアンロックされて、その際に広告視聴でゲットできる。
もし広告視聴を逃したとしても、ジェーンの元でゲーム内のお金を払えばいつでも買える。
それと同時に、店内に飾るアイテムの取捨選択もできる。
ショップでは背景全体を変えられるデザイナーズスタイル、
高級レストランスタイルの二つが購入できる。
まかない
ストーリーの途中で解放される。
ウェイトレスであるクーノに食事を振る舞うことができる、
美味しい料理で最大三つのスターを貰え、スターと従業員のラブ度を一定以上にあげると
特別イベントが回収できる(まかない限定でのインテリアなども存在する)。
余談
YouTubeにあげられているじぃーま進捗会議の挨拶、「ウデムシ」はこのゲームが元ネタ。
第1回では仮の挨拶として「こんにち終末」「さよなら終末」などを使っていたが、
Discordでウデムシが多用されていたのもあり、そちらに決まった。
第2回目では、ドンちゃんの初期デザインが見られる....が、あまり姿が変わっていない。
しかし、ドンちゃんのストーリーの裏話や没キャラなどの話を聞ける。