概要
「合同会社ズィーマ」からリリースされている基本無料アプリゲーム。「基本無料のアプリゲーム」ではあるもののソシャゲではなく、それ故に当然対戦やランキングと言った要素は勿論、ガチャも無い。課金要素はあるにはあるものの、購入すれば攻略が楽になる場面は限定的であり(その場面に限って言うなら劇的に楽になるが)、それ以外はいわゆる「投げ銭」程度しかない。
自分のペースでゆったりとプレイできるゲームである。
あらすじ
(※外部より引用)
被検体4134号として目覚めたプレイヤーは、右腕に根付いた寄生生物(と、監視役のデバイス)と共に実験室での日々を過ごしていく。閉ざされた部屋の中で可能な限り手を尽くし、生存し続けよう。カギを握るのは免疫力、色々な支給品を食べて身体を強くしていこう。
寄生生物と仲を深めるもよし、徹底的に弱らせて駆除するもよし。その先に待つものとは…!?
登場キャラクター
被験体4134号
本作の主人公。終始腕しか映らず台詞も無いが、寄生生物や「ウォッチくん」との会話での選択肢では発言する。
プレイヤーそのものであるとも言える。
人造寄生生物011
プレイヤーの右腕に根付いた寄生生物。割と気さくな性格でもあり、結構色々話すこともできる。どうやら本体はプレイヤーの心臓にあるらしく、表出しているのはあくまでも外部器官であるとのこと。寄生生物なのに宿主(プレイヤー)のことを気遣う気持ちが強く、「自立したい」と漏らすこともある。
そんな性格とは裏腹に、定期的に発作を起こし、プレイヤーの生命力を物凄く吸い取ってしまう。これは本人の意思に関係なく起こり、誰も止めたり防いだりすることができない。これに耐えられなければ、プレイヤーは死んでしまう。過去にもこれで、何人もの命を奪ってきたことが示唆されている(「ウォッチくん」曰く、ただの一度も生存例はない)。
なお、性別についてはゲーム中で一度も言及されていない。一人称は「ぼく」なのだが、とある会話では女性が受けるような告白をされて赤面したりもするので「ボクっ娘」なのかも知れないし、或いは無性別なのかも知れない。
ウォッチくん
正式名称は「統合人体実験管理デバイスWat-ch070-A02」。腕時計のような形の、被験者の管理・監視を請け負う、戦闘ロボットにも使われる高度なAIを搭載したデバイス。まさに機械そのものな性格だが、プレイヤーとの会話も十分に可能である。支給品はこの「ウォッチくん」を通じて注文し、手元に届けられる。どうやら実験に協力したりするうちに、親密になれたりもするようだが…?
因みに、「ウォッチくん」という愛称は、寄生生物によってつけられたもの。
被検体2129号
突如「ウォッチくん」にハッキングしてプレイヤーへの接触を試みてきた、言うなれば「プレイヤーの先輩」とも言うべき存在。通称「ガスマスクの人」。どうやら実験施設からの脱出を計画しているようで、様々な展開に関わる重要なアイテムを差し出してくるのだが…?
彼と関わるにあたっては、支給品のチョイスにも常に気を配っておこう。場合によっては、一度も摂取しないで終わってしまう展開もあり得ることだし。
パラメーター
プレイヤー(と、寄生生物)には、以下4つのパラメーターが設けられている。支給品の摂取やイベント等で増減し、生命力以外は最終的にエンディングの分岐にも関わってくる。
生命力
文字通り、プレイヤーがどれだけ強く生存しているかの度合いを示す。これが無くなるとプレイヤーは即刻死んでしまう。後述する「発作」の際にも幾分か影響するのだが…。
成長度
どれだけ寄生生物が成長しているかを示す。これが0になると寄生生物は死に、満タンになると…?
なるべくゲームを長引かせたいのなら、最も気を配るべきステータスなのかも知れない。
ラブ度
寄生生物が、どれだけプレイヤーに好意を抱いているかを示す。エンディングの分岐にも関わるほか、これもまた後述の「発作」に影響することがある。
なお、実質隠しパラメーター扱いだが、「ウォッチくん」のラブ度も別に存在する模様。こちらは下げる方法が大変少ないものの、低く保つ意味がそもそもまったく無い。
免疫力
読んで字の如く。と言ってもこのゲームでプレイヤーが病気にかかることはなく、影響するのはやはりエンディングの分岐と「発作」である。
実験協力(ミニゲーム)
支給品を注文するのに必要なポイントを稼ぐために、最も有効な方法。ポイントのみならず、支給品の種類が増える「モルモットレベル」や、「ウォッチくん」のラブ度が増えることもある。
精密動作性試験
裁縫針と糸を持った手が上下する中でタイミングよく画面をタップし、糸を針の穴に通す。
単純作業試験
同じ作者の別作品に出てきたようなロボットを、ひたすら画面スワイプなどを駆使して組み立てて出荷するゲーム。
動画広告視聴試験
ミニゲーム…と言うより、単に動画広告を再生するだけ。30秒~1分程度待てば、少しのポイントと「ウォッチくん」のラブ度を獲得できるが、繰り返すにはその後に支給品を注文する必要がある。
発作
寄生生物と暮らす上で、決して避けては通れぬ道。上述の通り、寄生生物がプレイヤーの生命力を一定時間急激に吸収し死に至らしめうる現象なのだが、画面に現れる心臓のマークを連打することで生命力を奮い立たせ、耐えることができる。
回数を重ねるごとに「生命力」の減少速度が増していくが、免疫力や寄生生物のラブ度が高ければ減少速度を緩和してくれることがある上、直前に摂取した支給品により生命力の回復などの効果が表れるため、これらを工夫することで生存率をある程度上げることができる。
最終的には生命力の減少がとんでもなく速くなり、高橋名人も真っ青の連打力があって生存できるかどうか…というレベルになってしまう。尤も、余程わざとゲームを長引かせなければそこまではいかないのかも知れないが…。