概要
聖蘭高校一年で、横浜の暴走族「爆音小僧」の旗持ち。愛称は「カズ」。
同じく旗持ちである滝沢ジュンジと仲が良く、集会以外でも彼を単車の後ろに乗せて行動している場面が多く見られる。
眼鏡をかけており誇りの為に格上に対しても向かっていく勇気を持っている。
喧嘩はさほど強くないが、それでも中学時代は相当「鳴らしていた」らしく、浅川拓とタイマン相撲をとった時は、ちょっと小突いただけで拓を吹っ飛ばしていた。
どちらかといえば穏健派に属している。
原作漫画では最終話まで本名が不明のまま終わったが、2014年発売の小説「疾風伝説 特攻の拓 Version29」で初めて本名が明らかになった。
それまでは単行本5巻での前述の拓とのタイマン相撲の際に「タイフーン寺尾」を名乗っていたこともあり、本名が公表されるまでは「寺尾」が苗字だと思った読者も少なくはなかった。
ちなみに、ここでいう「寺尾」とは、元力士の寺尾常史(現在の錣山親方)のことを指す。
愛車
愛車はのFZR400RR(3TJ)で、カウルレスでパイプハンドルのネイキッドの外観にマフラーを集合部分手前を切っているバラチョン仕様となっている。更に排気デバイス(ヤマハ車の場合はEXUPと呼称)を外しているためこのため低回転域はスカだが、高回転域の吹けは良いとのこと。
このほかには族車らしく、ラッパホーンも装着している。
元々は前オーナーが事故で手放してエンジンとフレームだけの状態で真嶋商会のスクラップ置き場に放置されていた車体だったが、たまたま雨の日にそれを見つけ、そのエンジンから「まだ疾走(はし)りたい」という心の声を聴いて走れる状態にまで修復したもの。
拓とは同じFZRに乗っている縁で編入当初より仲良くなり、のちに上記のエピソードを拓に打ち明けた際にも新車で買ったものと思い驚かれていた。