概要
ID:INVADEDに登場する爆弾魔。爆薬に花火を仕込み炸裂させていたことから、「花火師」という通称で呼ばれるようになった。
4年の間に7度の整形手術を受けているため、井戸内の顔と逮捕時の顔が大きく異る。
明言されたわけではないが、作中の展開・描写から、カメラマン、あるいはジャーナリストであると思われる。
爆破現場を見物・撮影している野次馬を撮影することを趣味としており、逮捕後向かいに収監されていた鳴瓢に「この世界の人間は殺される前から死んでる」「(自分も含めて)人の命に価値なんかない。生きてても死んでもどうでもいい」「空っぽな現代の人間の精神を捉えている」といった「美学」を語るが、井戸内で多数の犠牲者が射殺される中に混じり、一人安全に移動し歓喜していた姿を知る鳴瓢からは、それが建前だと看破される。
実際は、4年前の爆破テロ現場の「地獄」に感動し、自分だけ生き延びて、手製の地獄の中央にどっぷり浸かっていたいというのが無意識の本心である。
鳴瓢の娘の死を侮辱したことで鳴瓢の殺意を呼び起こし、言葉責めを受けたことにより自負していた価値観が崩壊、ベッドのシーツで自ら首を括り縊死した。