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勇者行為

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ゆうしゃこうい

RPGにおける勇者(主人公)だけが行う行為。 もしくは勇者(主人公)のみが許される行為。

概要

ゲームの主人公として勇者がストーリーを進めていく上で行う行為のうち、明らかにストーリー上の世界観においても異常と思われる行為を指す。

中には犯罪に該当しそうな行為もあるが、(治安が崩壊しているのか勇者特権なのかはわからないが)滅多な事で補導される事は無いので、後に残された人々の苦労が思いやられる。

例として、下のような具体的な行為がある。

・民家に侵入する。

・民家の棚や宝箱を物色して持ち去る。

・民家や公共施設の設置物(壺、箱、植木など)を破壊する。

・村や街などの平穏な場所で、前転やジャンプ、しゃがむ、壁を登るなど奇怪な行動をする。

・村や街などの平穏な場所で剣を抜く。

・町民や王様を攻撃する。(大抵は無反応)

・村や街などの平穏な場所で棺桶を引きずったまま練り歩く。

・仲間が瀕死や毒を受けた状態でショッピングや遊戯に勤しむ。

ゲームによって可能なアクションが異なるため一概に言えないが、あなたが世界を救う立場だったとしても”勇気”がないとできないような非常識行為は、すべて勇者行為と言えるだろう。

オンラインMMORPGにおける勇者行為

オンラインゲームにおける一部イベントとして「大人数による防衛作戦」というシチュエーションのクエストが発令されることがある。

当然防衛作戦であるため、「迎え打つ」姿勢が必要になるのだが、仕様をよく理解していないプレイヤーは「エネミーのスポーン地点に突撃してしまい、防衛がおざなりになって、結果として防衛線をすり抜けた敵が防衛対象を蹂躙する」という事態が発生する。

この際「敵が多く発生する場所」に突撃してしまうプレイヤーを「勇者様」と呼び、「ゲーム内貢献度こそダメージや倒した敵の数でトップ扱いされる」が、「密集した敵に一気にダメージを与えているからそうなっているだけで、敵は無限沸きだから肝心の防衛作戦自体にはクソの役にも立っていない」事への皮肉や蔑称として用いられる

有名なのはファンタシースターオンライン2における「採掘基地防衛戦・絶望」の「北の勇者様」

マップ上部中央(北)は敵が多く沸く場所だが、クエストデザイン的には「そんな攻撃頻度も低く片手間で殺れる小エネミーよりも、防衛対象に大ジャンプして延々ダメージを与えてくる大中エネミーや、放置すると一瞬で防衛対象の体力を半分以上消し飛ばす砲台への対処が先」

しかもタチが悪いことにその手のエネミーは北の勇者様の担当地区である上部中央ではなく、北東、北西端に湧いてからの大ジャンプを敢行するため勇者様は文字通り何の役にも立っていない。

そして、確かに「一回でより多く湧く」のは北部中央だが、沸く頻度は東西中央の若干上下の方が余程多いし、防衛対象への距離でいっても東西の敵の方が近いので北部中央にいくら湧こうが後出しで対処可能である。(北部からひたすら走ってくる雑魚はどこの防衛対象を狙うかもとっ散らかるので、待ち構えていれば効率的に処理可能である)

なので基本的には東西に陣取り、状況に応じて近い防衛対象の護衛に戻るなり北部から流れてきた敵を処理し、砲台の出現を確認した場合のみ迅速に向かって破壊というのが基本戦術となる(無論「どのフェーズでどう湧くか」を完璧に理解しているならそれに最適な動きをするのが1番であるが)

それ故に北の勇者様は「特定のテリトリーを守らず近い敵にひたすら走っていく初心者(コレ自体も「小学生サッカー」と称される地雷行為)の方が多少なりヘイトを奪ってくれるからマシ」とされるほど地雷行為の筆頭であった。

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moon(ラブデリック):登場する勇者が上記の行為を平然と行い、また、居るだけで特に何もしていないモンスターを大量に殺害して放置している。CMでも勇者と呼ばれる中年男性が人の家のクローゼットを勝手に開けて金品を強奪して行く様を流しながら「もう、勇者しない」をキャッチコピーとしていた。

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