メイン画像は盾の勇者の成り上がりの岩谷尚文。
概要
主にライトノベル界隈の異世界転生、異世界転移系復讐もので見かける類型。
勇者として迎えられたり、活躍をしたにも拘らず正当な労いや恩賞を与えられず、逆に虐げられて人々への復讐に目覚める勇者。
具体的なパターンは以下の通り。
- 理不尽な扱いを受け精神的に追い詰められる。
- 勇者が現れても舞台となる世界が「そこに住む人間は道徳ゼロな輩がほとんどを占めている」、「努力しても無駄」、「努力は報われない」、「正直者はバカを見る」な堕落した世界で周囲の反応は冷めている
- 苦楽を共にした仲間たちに裏切られる
- 勇者に嫉妬した連中(悪徳な大臣や国王の息子等)からの嫌がらせ
- etc.
- 酷い時には周囲(特に王族や仲間)から国家ぐるみで徹底的に尊厳を踏みにじられる行為を受けてしまう。
- 人や世界に失望・絶望し怒りや憎悪が燃え上がり復讐を誓う。
主な復讐勇者
因みに復讐勇者の結末は人それぞれとも言える程違いが出る。復讐勇者の要領の良悪や手を組む仲間の組み合わせによってはハッピーエンドやバッドエンドやビターエンド等と様々な結末を迎える。
- 岩谷尚文(盾の勇者の成り上がり)
- ラウル・エヴァンス(復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する)
- ケヤルガ(回復術士のやり直し)
- キリエ・ミナレット(湯沸かし勇者の復讐譚)
- 宇景海人(二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む)
- ガリウス(最強勇者はお払い箱→魔王になったらずっと俺の無双ターン)
- ミトス(テイルズオブシンフォニア)
関連タグ
人間嫌い:復讐勇者が陥ってしまう場合のある特徴の一つ。人以外とは関係をやりなおせるケースもある。
悲劇のヒーロー、哀しき悪役:闇堕ちして魔王と化して復讐を行う勇者を主人公にした作品は、前者でもある後者視点の物語と言える。
オルステッド:この勇者達の元祖と言えるキャラ。