概要
小笠原諸島(広義)の火山列島の島である。名前の通り硫黄島の北に位置する。行政上は東京都小笠原村に属する。
19世紀末から入植が進められ、一時期は石野村と西村の2つの集落もあった。しかし第二次世界大戦による強制疎開で無人島となる。日本返還後も一般人の居住は認められていない。
1991年の調査で日本人や欧米人が入植する前にミクロネシア系住民が居住していたと思われる痕跡(石野遺跡)が見つかっている。
火山列島では南硫黄島に次いで本来の自然が残っていることもあり、小笠原国立公園の一部として特別保護地区になっている。専門の研究者でも上陸する機会は滅多になく、ましてや一般人が訪れることはできない。