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Axis powers ヘタリア』関連の作品の中で、

デンマークノルウェーの二人がメインとなっている作品に付けられるタグ。

作品は一般向けから腐向けまで、全てを含む。

腐向けの場合は必ずタグとタイトルに明記すること。

由来は、自身を北欧の中で兄みたいなものと自称するデンマークと、アイスランドの兄であるノルウェーの組み合わせだからだと思われる。

関連タグ

総合タグ

ヘタリア 腐向け

人物タグ

マー君 ノル君

カップリングタグ

腐向けタグ併用推奨。

デンノル/デンマーク×ノルウェー

ノルデン/ノルウェー×デンマーク

グループタグ

3人組

北諸方言組/+典 あんこサンド/+氷 穴あきコイントリオ/+日 北海帝国トリオ/+英

4人組以上

北諸組/+芬+典+氷(+海)

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  • 殻を破ってそのあとは…。

    眠れない夜の暇つぶし&勢い任せのデンノル両片思い小説です!(*最後まで付き合いません) 国の名前について考えた。 というか、ほんっっとに腐の匂いが香る程度ですのでしょうもないです!! ちょこっと名前だけグリーンランドさん出てきます。 彼は本当にどんな子なのでしょう…気になりますよねっ!
  • 北欧殺し屋パロ・2

    【APH】憎しみのジュリエット・9

    【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6826877】の続きです
  • Arvefjende(宿敵)

    West of the Moon(後編)

    前編からの続きです。 今日(キャプ書いたのが7月14日)アンデル先生…じゃないやアンデルセンさんが竹林にご登場、しかも独国のグリムご兄弟に逢いにいらしてて、吃驚致しました。 何とタイムリーな。 てかデン人って「デンデン言う」特徴があったのね。そりゃ登場イカツいわけだわ(笑) 独国のグリム兄弟は、独国の民話や伝承を集めた編纂者・言語学者で「童話作家」じゃないです。「グリム童話集」というので勘違いしがちなのですが。 それもHぃ感じの話にチラッとゆきかけるや目の色変えて抹殺、なのにホラー話は完全ノーカットという、拷問大好き独国なご兄弟。(魔女狩りといえば英国って思うけど、犠牲者数は独国がぶっちぎり) 例えばラプンツェルは、本来の民話では、彼女の長い髪を伝って塔に上がってきた王子とデキて妊娠したため、魔女に塔から追い出されるのですが、高潔グリム兄弟様、お淫らなんて許しません。結婚までは手も握っちゃダメ!(`Д´♯) 「(妊娠し)最近、服がキツくなって…」とラプンツェルが魔女にこぼすセリフを「若い男よりお婆さんの方が重いわね」に変更。 昏睡状態の女にキスする(眠り姫)とか、美女の死体を飾っときたいと城へお持ち帰り(白雪姫)とかは許すんですが…そっちの方がヤバくないすかw 白雪姫やシンデレラ(仏国のシャルル・ペロー版シンデレラは、魔女とかガラスの靴とかカボチャの馬車とか、アイテムが華やかなんですが、グリム版はなんか陰気)等のグリム編纂の童話が、最後、継母に真っ赤に焼けた鉄の靴を履かせたり、意地悪な姉が足を切り落としたり目を抉られたりグロテスク、というのは有名かと。 えげつない歌を歌う鳥さんが歌ってるのは「♪ママが僕を殺し~ パパが僕を食べた~ 妹が僕の骨を埋め~ 僕は鳥になった~」(ねずの木の話)みたいな歌。 アンデルセンの方は完全に創作作家ですが、紀行文や自伝なども沢山書きました。 伝記などは虚構が多く感傷的で、一顧だにされない作品が大半。ローマ紀行小説「即興詩人」は、日本では森鴎外が訳し有名になったものの、外国では当時は兎も角、今は全くの無名でデン人すら知ってる人少ない。 反対に「人魚姫」や「醜いアヒルの子」等の童話は、驚きの浸透力で世界中に知れ渡りました。 ドイツの裕福な家に育ち、大学を首席で卒業し、教授を務めたグリム兄弟とは対照的に、アンデルセンは、敗戦&国家破産した最も惨めな時代のデン国で、極貧の少年期を過ごし、ダンサーとして世に出、奨学金で大学に入れたものの卒業はしませんでした。 ちなみにこの頃、もうノルはデンの傍にはいません。 竹林では何故か、いたけどね。アンデルセンが生まれたのが1805年、キール条約1814年。 実はアンデルセン、子どもが大の苦手。 話して聞かせるのがヤだから、童話を紙に興したらしい。 生涯童貞だったと言われてます。恋は童話の中だけで自己完結しちゃったのと、精神障害者が多い家系なので、子供作るの怖かったのかも。本人も奇行が目立ち、失恋ばかりの人生でした。 アンデル先生、批評されると泣く、ってか…デンに対して「見る目がない」と怒り心頭。 海外では早々認められたのに、デン国だけ「あっ、そう」みたいな反応だったものだから「俺の故郷では誰も俺の事なんか愛してないんだぁ!」と、世界中放浪しては、切なさ爆発させまくり。 ただデンが、シュレスウィヒ=ホルスタイン戦争で、プー様と貴族様にボロ負けした時は、流石に取り乱し、傷ついた故郷の為に祈ったそうです。 当時デン国で大人気作家、かなぁ…彼がデン国で認められ、オーデンセの名誉市民として迎えられたのは、最晩年。 「デンの感性は超遅れてて、僕の才能を解ってくれない」と、拗ねまくったアンデル先生ですが、んなこと言ったって時代が時代。 ナポレオン戦争の敗戦で国家破産し、デン国中がリアルマッチ売りの少女な時代、デンだって童話に涙してる場合じゃなかった気が。 マッチという「元手」が得られるだけマシで、窃盗や売春で食い繋ぎ、餓死・凍死する戦災孤児大勢いたんだもの。 暗い話って言えば彼の短編「影法師」は超無糖ブラック。病ンデルセンです。 「靴」「足」は彼の童話のキーワード。 「人魚姫」「すずの兵隊」等、足がない為に難儀する主人公が多く「赤い靴」「パンを踏んだ娘」では虚栄心の象徴が「靴」で主人公は重すぎるほど重い罰を受け、そして「マッチ売りの少女」「雪の女王」「親指姫」ではヒロインは雪の中、靴を失い裸足で彷徨います。 変な設定なのに、妙なリアリティがあるのは、彼の父親が靴屋だったのと、川で洗濯女をして献身的に息子を養い、アンデルセンが都で活躍し出した頃、川に足を浸したまま一人ぼっちで死んでいた母親への罪悪感からではないかと。 流された木靴の中には、北欧の川の冷気をせめて凌ごうとしたのか、僅かな藁が敷かれていた、と。 「赤い靴」や「パンを踏んだ娘」の書かれ方を見ると、アル中で貧乏で私生児で、仕事中に酒を飲み、我が子にも勧め、近所の爪弾きだった母親を、アンデルセンは慕う反面恥じてもいて、帰郷を引き延ばすうちに訃報を知ったんじゃないかな。 「あの女はろくでなし」という話で「知人の話ですが…」みたいな感じで、この母親の事が書かれ、虚飾の多い自叙伝よりも真実に近いのではないか、と言われてます。 アンデルセンは大の旅好き。 まだ開国したかしないかの日本も、有名な童話にチラッと登場。 中国を舞台とした「ナイチンゲール(夜鴬)」で、日本の皇帝は中国の皇帝に、美しく精巧な鴬の機械細工をプレゼント。 アンデルセンが、まだ見ぬ日本をハイテク国家と捉えてたのかと思うと、その眼識に驚き。 国際アンデルセン賞は「童話のノーベル賞」と呼ばれるほどの権威。 日本人は、画家の赤羽末吉氏や安野光雅氏、詩人まどみちお氏等、計4名が受賞。 最近受賞した女性は、全然知らない人… デンやスーは、ノルマンでこういう顔の人いるいる!なので書きやすいんですが、ノルの顔はノルマン人のリアル顔に当て嵌めにくく、正直イメージとして捉えにくく、書き(描き)にくい部分があります。こんな華奢なノルマンいるかなと… 歴史書も…ヴァイキング時代はノルは非常に活躍するのですが…有史になるとスーデン2国に比べ断然少ない。 どちらにしろ北欧史はスーとデンの話が中心で、ノルもフィンも僅かしか出てこず、アイスに至っては顔見せ程度。 今回は、そのノルとアイス2国を主役級に押し上げ、スーを端役に。 スーとデンを組ませると殺伐して、書いてて精神的にキツい代わり、話に勢いが付き、ノルとデンだと穏やかな心で書ける反面、どうもダレがち。 いつか、スーとフィンの関係も書いてみたいのですが、主従関係だった間「双子の兄弟国」だったデンとノルに比べると、本来の穏やかな性格変わっちゃうほど、ロシアとの緩衝材に使われ「スーとロシアの支配に苦しんだ」とハッキリ書かれ「アニアーラ事件」という露っ様への駆け込み訴えまで起き、WW2でもスーに見放されたフィンが、そこまでスーを好きな風にも見えない上、スーとフィンが別れてからの協力関係も、私の探し方が下手なのか、心を揺さぶられるほどの資料が、見つかっていません。
    20,055文字pixiv小説作品
  • 【デンノル】familie

    4年前に作ったデンノル本の再録です。デン←ノルという感じ。デン呼びとあんこ呼びの違いについて考えた本でした。 コピー本でしたが本を作るのは初めてで、イベント参加も初、カップリングで文章を書くのが数年ぶりという中で、泣きながら作った本なので、今読み返してもちょっと心臓えぐられそうになります。またこの二人の話書きたいです。
  • APHパラレル「星に願いを」

    【APH】星に願いを・4

    【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=513237】の続きです。 次あたり18指定がつきますが、そこをすっとばしてもなんとなく話が分かる感じにはなってるかと。 18歳未満の方へのすっ飛ばし先→【http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=515212】すっ飛ばしの場合はめっちゃ朝チュンになってますけどご了解のほどを。
  • Arvefjende(宿敵)

    Das Gibt`s Nur Einmal

    ナポレオン戦争後のウィーン会議の史実ベース。 題名のDas Gibt`s Nur Einmalは、1931年製作の独映画「會議は踊る(Der Kongress tanzt)」の主題歌。 日本では「ただ一度だけ」の題で知られる曲。作中の歌詞もこの歌。 当然1814年(ウィーン会議)当時にはない歌。 この映画自体、クラシック含め当時なかった曲しか使われてません。 宮崎駿映画「風立ちぬ」の中で、軽井沢の別荘地で主人公がピアノ伴奏で歌ってた独語の歌と言えばピンと来る人もあるかも。 この映画は独映画の遺作(独映画に「名画」は希少)と言われてます。 本国では、ナチスの検閲を受け上映禁止に。 でもWW2に向けた我が国菊さん家では、敵国の映画ではない事と明るく楽しい内容のため、好まれて繰り返し上映。 1939年にはキネマ画報で一位になり、多くの菊人がこの歌を独語で歌えるようになった。 戦前の独国がいかに文化程度が高く素晴らしかったかが窺える映画。 各国の大立者がウィーンに集結、ダンスに明け暮れる中、ロシア皇帝と街娘が恋に落ちる話。 「會議は踊る」も「風立ちぬ」同様、恋は脆く消えてしまいます。 この映画に出演してた人達も、この後ナチス思想と戦火に巻かれてったんだろうなと思うと、ラストで切なくなります。 歌詞内容がデンやポー、神羅達の運命を上手く要約していたので、史実より映画の雰囲気を参考に。 会議が踊っている間、栄枯盛衰に泣いてた筈の神羅君やポーやデン達の「別れ」を明るく描きたかった。 映画・歌詞内容に合わせ、本文の季節も秋から春に変更。 実際のウィーン会議は9月1日から。 キスのチャリティも同映画内のものですが、 内容を変え、別の映画・小説のイメージを採用。1グルデン=3000 「會議は踊る、されど進まず」は、当時のウィーンっ子ド・リーシュ侯の言葉。 夜毎のどんちゃん騒ぎに辟易したウィーンの人々は、彼のキャッチフレーズに拍手喝采だったそうな。 ノルやフィンを男前にしましたが、実際そうな気が。 二国とも元宗主国の前では独立を全くちらつかせず、割譲直後に言ったってのが素敵。苦労させられてただろうにねぇ… 本当はノルはキールで既に独立宣言し、デンの元国王を旗頭にスーに対し独立戦争を起こし、独立こそ遂げられなかったけど破格の高待遇を勝ち取ります。 カルマル組む前から、ノルは雇い主のハンザに逆らいデンに肩入れし、ハンザにベルゲンを焼かれたりもしてます。 どう見ても、蜜月状態のデンとノルの間に入ったスーが場違いで気の毒な感じ。 私には諾威という国に華奢な少年の印象はなく、武骨な北海の漁師又は山男という印象でした。ナンセンやアムンゼン等「現代のヴァイキング」と言われる冒険家たちを出した冬競技の国。 ノルディック柄のセーターは、主に諾国(氷国も)の漁師が好んで着た物。素朴で機能的、優雅さはないけど温かい。 デンの方が都会育ちで、没落しても「まぁ困ったわ、でも何とかなるでしょ」と言って周りをハラハラさせる世間知らずな斜陽の「姫」って思ってた。 鈍感な長男主張二国は、三男四男に積極的に出られて驚きゃいいと思いますw 1グルデン(ギルダー)=約4000~5000円。 アイスですが、デンの保護監督はファインディング・ニモのパパを思わせる束縛ぶりで、アイス史は辛辣に批判。 が、その割にデン「俺の家嫌ならプーの家行く?」という妙な具体案を突然出し、アイス君更に大激怒(束縛は嫌、手放されるのも嫌とゴネる末っ子w)。 でもデンが、スーにもプーにも土地を搾取され、ノルや三公国も失った背景や、アイスが噴火を起こしては瀕死に陥る虚弱体質だった事を思うと、多少神経質だったのは無理もないかも。 後にアイスが独立した時には、デンはナチス被占領下から祝電贈ってます。 そのデンは1864年、プー=貴族連合に最後の有益な領土を奪われ、転落人生の極致へ。この時はスーも助けようとしますが、結果は「惜春」に書いた通り。 神羅君は、フランツ2世の廃位により完全解体。 1648年のヴェストヴァーレン条約が神羅の死亡診断書と言われてますが、帝国支配自体はその後200年間存在し、完全消滅するのはこの解体でナポレオン戦争の最中、1806年。 神羅とデンは、幼少期から何かとうまくゆきません。 調べてみると、ストルエンセ事件もですが、神羅君はハンザ時代から強引で、デンもスーも彼に王位や官吏職を奪われまいと戦々恐々。 でも「古都」なデンを近代的にしたのも神羅君で、神羅君いなかったら「このままでも幸せ」主義のデンは、時代に取り残された可能性も。 三十年戦争の神羅君はズタズタ過ぎて可哀想。神羅と言いつつ独圏というのが未だにピンと来ない。本当にイタちゃんに憧れてたんだね、彼は。 仏兄さんの卑劣さは三十年戦争でもこのナポ戦でもドン引きレベル。仏兄さんに比べたら、露っ様は怖いけど嫌な奴じゃない。 と言いつつ兄さん好きなんだけどさ、ホントまぁ歪みない… ポーは、前の話で触れた通りエカチェ2世に3度に渡り分割され消滅しましたが、やっと復活したのに、何とここで4度目。 露っ様が「趣味はポーの分割」って言うはずだよね。何度も独立を試みるも鎮圧され、WW1でやっと再復活。 ところがWW2では史上最悪の被害に。ポー国オシフィエンチム市=独名アウシュビッツと書けば、説明無用かと。 ポーとデンは昔から仲が良く、共闘したり商売を一緒にしたりしてました。 デンが北海帝国を築いた頃は東のポー(陸の覇者)と北のデン(海を掌握)が結婚しイングランドが誕生した(他には西の神羅・南のローマ・ヒスパニア等)と書いた史料もあるほど。 思えばその頃の強国、この会議の頃には悉く没落してる…>< この2国組んだら最強の会話しか浮かばない。ポー家にエンジン付けて北欧家具を合体させて飛ばす話とか。チェスなんて途中から駒の飛ばし合い競争にでも変わってそー。 世間知らずのお嬢様気質で、歩調揃えて転落人生を歩んだ2国ですが、ポーの方が被害甚大だったのは、地理的環境に加え、キリスト教社会において常に差別の対象だったユダヤ人が主体の国、ってのも大きかったかも、と思ってます。 キール後の極貧期、デンは吹っ切れたようにアンデルセン(詩人)キルケゴール(哲学者)グルントヴィ(教育者)カール・ニールセン(作曲家)トーヴァルセン(彫刻家)といった文化人を輩出。神羅君とは微妙な関係ですが、独圏のロマン派に強い影響を受けました。 チボリ公園は、ゲオ・カーステンセンという人が国王から土地を借り、1843年に開園。シュレスウィヒ戦争より前に出来た世界最古の遊園地で、冬季以外は戦争中も休まず営業。 当時の入園料はパン一斤分。王侯貴族から庶民まで気軽に楽しめる娯楽施設でした。 自由・平等・博愛の意味を、この時期一番的確に把握していたのって、実はデンなんじゃないかな… 追記 ※世界最古の遊園地は チボリではなく1746年設立のデュアハウスバッケンでした!すみません。 いずれにせよデン国。コペンハーゲン駅から電車で30分^^ 素晴らしいイラストを描いて下さった外行様、有難うございます^▽^
    30,011文字pixiv小説作品
  • an unforeseen situation NOW

    丁諾←氷です。ギャグっぽい話を書いてみたかったので挑戦してみたんですが……見事に夢砕けました(^q^)ぎゃふううううん!!!アイス君が可哀相なお話です。■本文少し修正しました。タグありがとうございます!アイス君視点だと話が書き易いので(方言的な意味で)、いつか書いてみようと思ってますww
  • Arvefjende(宿敵)

    惜春

    題名の読みは「せきしゅん」。 諾国の作曲家グリーグの名曲「Våren(過ぎにし春)」をイメージ。史実ベース。 第三者目線。シリーズの初めから読まないと何が何だか。 戦争物。流血表現・暴力表現あります。 ~主となる史実~ ・ナポレオン戦争 ・フレデリクスハムンの和議(典→芬→露) ・丁、財政破産宣告 ・キール条約(丁→諾→典) ・ウィーン会議 ・諾、典からの独立運動頻発(1905年独立) ・丁、農業改革・小学校の無料化 ・汎スカンディナヴィア主義大会(典) ・第一次シュレスウィヒ戦争(丁vs普墺) ・第二次シュレスウィヒ戦争(丁vs普墺) ・ウィーン条約(丁→三公国→普墺) ・汎スカンディナヴィア主義の破綻 「白夜」「薔薇」の場面を拡大し、より忠実に調べてみました。 ナポ戦から第一次シュレスウィヒまで、30年隔たりがありますが、人間の感覚に合わせ時短してます。 ナポ戦でデンは仏国側につき、最後まで寝返らなかったことが悲劇でした。 一貫して仏国側だったのはデン以外にはポーちゃんがいます。ナポ戦はこの二国にとって、非常に高いものにつきました。 仏兄さんは、敗戦側のトップにも関わらず、ウィーン会議に参加し漁夫の利頂きましたが、デンは首都を破壊され、全ての海上貿易と親友とを一気に失い破産。 またスーがノルを欲しがった理由は、小説通りフィンの代用品としてでした。 フィンは、割譲直後の露っ様の上司、アレクサンドル一世と次の二世からは、スー支配時以上の高次の自治を与えられましたが、その後ロシア化政策が始まってからがいやもう、酷かった… シュレスウィヒ戦争で、ギル様がデンに戦争を仕掛けた理由も史実で、貴族様の戦力を見極めるため。破産したデンになら確実に勝てると読んだ上で、デンの公爵領のナショナリズムに火をつけて煽り、デンからの独立を促し、一気にモノにしてからは独立を許さず独領に。 常に闘う相手を細かく調べ上げ、その心理の裏をかき、何十年も先の先まで見越しての長期計略。戦略としては非常に優れています。 ヴァイキング時代と飾り気のない茨城弁に隠されていますが、デンは、ガツガツした感じのスーに比べるとおっとりして世間知らず、気品をひけらかす気配もなく文化的。連想するのは「没落華族のご令嬢」。 汎スカンディナヴィア主義が頓挫した理由も史実。 第一次シュレスウィヒ戦争で、スーはデンを救援しましたが、二次ではスーは議会の反対にあい救出できず、スーからの援護を頼りにしていたデンは、孤立無援で闘い敗北。 北欧団結の理想は、水泡に帰してしまいました。 農業改革における、即位前で王太子だったフレゼリク六世の言葉「そのような重要事は、明後日というより明日から取りかかれないものか」も史実。 第二次シュレスウィヒ戦争終結時点で「折檻→家出」は344年前の話。 標準語キャラを出してみて、方言って本当に魅力的だなとしみじみ思いました。どちらも標準語&俺様口調のイギ様とギル様、文章のみで書くと混乱が怖い。 結果、どこか知性的なドS口調がギル様、中坊かお前はと言いたくなるのがイギ様で落ち着きました。 不憫トリオという言葉は嫌いですが、ナポ戦では偶然にも三人揃い踏み。ナポ戦では、この中で一番不憫だったのは、間違いなくデンですが… ギル様のドS口調は日丸屋様の漫画でもカワいくてニヤニヤ。元ヤンを指摘されると激昂するイギ様は、現役ヤンキー時代には、逆に高校デビューを気にしてそうだと。 デンとイギ様は血縁関係。 ヴァイキング時代、西欧担当だったデン国のクヌート王が支配したのがロンドンやパリ。ローマやスペインなど南欧まで手を伸ばし、ローマ傭兵もしていました。バルトにも進出、エストニアを侵攻した際、天からダンネブロが降って来たのでそれを国旗にしたとか。 東イングランドには「デーンロウ(デン人の法の及ぶ場所、の意味)」という地名の場所があります。デンの実兄弟と言えば、実際は北欧五人より此方なんじゃないでしょうか。 ノルの担当地域は、イギ様の兄であるスコットランドやアイルランドや北米。アイスやグリーンを発見したのもノル。 スーの担当は、バルト三国や露っ様。キエフやロストフなどの都市は元はスーが作りました。 略奪・植民の担当地域は、実はデーン人・ノース人・スヴェア人で異なります。彼らを鎮めるために使われたのが、キリスト教の思想制圧でした。 ヴァイキングというグループがいたのではなく、太陽が弱く収穫の少ない北欧の農・漁民たちが、飢餓の度にヴァイキング行為(交易を兼ねての略奪や奴隷売買)に及んだというのが実際。行為自体はその後ポー様などに移ります。 彼らは一日二食、不作の年には僅かな木の実や木の皮を齧り、肉類は殆ど手に入らず、蛮行の裏で常に飢餓と背中合わせ。一般的なイメージと相当異なります。 ノルやスーの東北弁やデンの北関東弁は、彼らが常に向き合ってきた北欧の厳しい自然との闘い、結束力の強さ、狭い社会性を浮き彫りにしてくれるので、書いてて非常にイメージが湧きやすく共感が楽。 日本昔話でも、厳しい自然に振り回され不作による身売りや嬰児殺し等も絶えなかった雪国の民話は、荒々しく切なく幻想的な話が多いので… ノル国の独立運動は、キール直後から。条約締結時に既に独立を訴えていましたが、スー国に却下され、連合諸国にも認めては貰えなかった。当時は衰弱していたので無理もないですが… ノル国は、二国の支配下に置かれ日陰の花のようですが、グリーグ・イプセン・ムンクなどの文化人、ナンセンやアムンゼンなどの冒険家を輩出、小国にしては相当な実力派。ヴァイキング率も三国では一番。 なのに二強国シンドロームで「いや、うちなんて全然…」と控えめ通り越し卑屈がち。でもノルディックジョークはノルが一番多く発し、特に自虐ネタやスーへの皮肉が満載。 シリーズ最初のうち、ノルの気持ちが読めなかったのですが、史実を調べて書くうち、この国には内面に渦巻く様々な思いがあっただろう、と思い直しました。 「過ぎにし春」は非常に美しい曲なので、是非聴いてみて頂きたいです。 「ソルヴェーグの歌」も名曲… グリーグの曲を聴くと、北欧諸国のイメージが一気に膨らみます。 ノルには数々の伝説があるので、デンにはないのかと調べたら、英雄ホルガーダンスクが見つかりました。 また、サンタクロースが赤い三角帽を被っているのは、デン国の妖精ユールニッセからのイメージだとも言われているそう。ニッセたちはサンタの弟子の小人たちで、良い人間には親切にし悪い人には罰を与えます。日本のコロボックルのよう… また、アンデルセンの中に出て来る眠りの精オーレ・ルゲイエ。カラフルな傘と黒い傘を持っていて、良い子には良い夢を、悪い子には何も見せないのだそうですが、実は死神と兄弟だそうで、ちょっと怖い。 参考文献は「海燕」キャプション参照。
    27,912文字pixiv小説作品
  • Arvefjende(宿敵)

    薔薇

    八話目です。 題名の読みは「ばら」。内村鑑三氏の「デンマルク国の話」の以下の文からです。 「我らは外に失いし所の物を、内において取り戻すを得べし。君らと余との生存中に、我らはユトランドの廣野を化して薔薇の花咲く所となすを得べし」 舞台は、キール条約→第二次シュレスウィヒ戦争。(こちらの都合により、前編より時代が前に戻ってしまっています) デン目線。史実ベースの創作です。 本文中に入れた、デン国の主な出来事 ・キール条約による典国への諾国割譲 財政破綻 ・世界初の全国義務教育導入(キール翌年より施行) ・農業改革(ダルガスによる) ・典=諾連立王国成立 エンリコ・ダルガス氏は実在人物、 エミーリエ・イェンセン嬢は、架空人物です。 ●第二次シュレスウィヒ戦争直前、強い汎スカンディナヴィア主義が起き、スー(ノル)とデンは仲直りの兆候を見せました。スーを盟主とした新しいカルマル同盟の復活の申し出(スーからのもの)を、デンも不承不承受け入れかけてたらしい。 しかし露国の介入を恐れたスーは、この戦争でデンを見殺しにし、結局デンは孤立無援でプロシアと闘い一時壊滅。北欧の和睦も再び灰燼に帰します。 ●デン国も一応海外植民地は持ってたのですが、この時期、英国等に全て売却。破産をどうにか出来るほどの役には立たなかったようです。 ●17~18世紀は、アイスにとって受難の時代。噴火が相次ぎ(計5回)、不作と疫病で飢餓状態に。一時期、全島民をデンの家に移してはどうか?という提案も、宗主国のデンからされてます。 疫病に苦しみ、デンの属州になっていたノルといい、この兄弟、揃って虚弱体質…。 で、デンが結構、面倒見イイ兄ちゃんしてんよなぁと思います。 ●この時代に「最も哀れなる小国」だったデン国の再興の姿を的確に描いた、内村鑑三の「デンマルク国の話」ネットで検索すれば読めますし、名文ですのでお薦め。 「剣をもって失ったものを、鋤をもって取り返さん」という言葉、大好きです。 ●デンが第二次シュレスウィヒ戦争に敗北し破産宣告を言い渡され、絵に描いたような栄光からの凋落を味わい、全世界が彼の再起はあり得ないと考えていた1864年、我が国日本さん宅では、新選組が池田屋で尊王攘夷派を襲い、沖田総司さんが吐血して仲間をビビらせたりしてました。こっちもなかなかドラマチック。 ●江戸幕府は、その3年後の1867年1月12日、デンと修好通商航海条約を締結し、北欧と初の政治的関係を結びました。 ヨーロッパの中でも北欧は、日本とは早めに交流があった地域でした。 しかし、迫り来る開国に向けて、一日も早く強くなりたかったこの時期の日本は、丁度この時期から中立を目指し始めた北欧からは、大して学ぶ所はないと判断。少しずつ北欧とは距離を置き、代わりに米国や西欧との関係を深めて、軍事を学んでゆきます。
    15,383文字pixiv小説作品
  • 【腐:諾丁】小話8

    国名表記。釣りをするノルくんとそれに付き合うデンさんのお話 ** ブックマーク、評価、ありがとうございます! ドS回帰(笑 少し気弱いふうになっちゃったかな? と思ってたくらいなのでそれはよかったです(笑
  • ヒースの花言葉

    スウェーデンが家を出て、少し経った頃の話。丁←諾、少し暗め。ちょっと典←丁っぽいかも。
  • 悪態

    丁←諾。腐向け。諾の独白。直接描写は無いけど折檻要素有り。
  • Arvefjende(宿敵)

    燐寸

    七作目。 タイトルの読みは「マッチ」。アンデルセン童話「マッチ売りの少女」から。 スヴィー目線、ノル目線で、WW2の最後の頃の話。 史実ベースですが、もうこの辺りになってくると、ほぼ創作です。 どのタイミングで丁国と典国が仲直りしたのか、どの北欧史見ても書いてない。 こっちが教えてほしい位だよ(泣) ●表向きには、1962年に北欧5か国は、北欧協力協定というのを成立させてます。 露っ様との対立を冷戦まで引きずったフィンが、ずっと孤立していたため、戦後から随分たっての話になりました… その間、スー・デン・ノルは手分けして、戦火の中のフィン国の子たちを預かりました。勿論、デンとノルはナチスに侵略され極貧状態。主にスーさんが、ですが…  スー家に約45000人、デン家に4000人位。 WW2のデン家の難民救済といい、協定の大分前からスーとデンは、弱い立場の人たちの救済を通じ、よりを戻してたようです。 ●独文学には、未来のない暗い話が多い=マルテの手記(リルケ)・変身(カフカ)・ブリキの太鼓(グラス)・若きウェルテルの悩み(ゲーテ)・魔の山(マン)・西部戦線異状なし(レマルク)等。 独さんの家の、鬱屈した都会生活や、度重なる戦争等による社会的疲弊が原因だと言われています。 10代で奉公か進学かを選ばせられ、未来を決定させられる、独特の教育システム等も影響していると言われます。恋愛を禁じたドイツ騎士団の時代から、かなり人間性を無視する傾向にあり、国営に歪みがあったんじゃないかと。中世の魔女狩りでも、独国が最も多い人数を処刑しています。 ●「折檻」ですが、実はこれ、デンの上司(クリスチャン二世)が独断でしたこと。ただすぐ王もその兵たちも国外追放、次いで王は幽閉されてます。 デン国の貴族たちから暴君追放の動きが出る一方、最も貧しい農民たちはこの王を、嫌な貴族を追っ払った善王だと支持しました。 正直「国」としてのデンは、折檻をした側というより、反乱するスーとそれを折檻する上司の、両者の間に立ち、苦しんでいた立場だと思います。 だって、WW2では独様の上司だったナチス政府は、ユダヤ人虐殺をしましたが、それって「独様がそれをやった」ってことになってますか? もしデンが折檻をしたことになるならば、本来はそっちも、そうなってなかったら、辻褄が合いません。 上司=必ずしも国民じゃないですよね。ましてやデンの場合、すぐやり過ぎに気付いて、自分の上司を追放しているのです。 ●ノルもデンも、WW2の最後の最後、日本に宣戦布告しました。 実際の戦火を交えてませんので、枢軸側が負ける予想が大体つき、連合国に協力した戦勝国側として見なされないと戦後補償してもらえない、という思惑が大きかったため、そうしたのではと思います。 戦後、英国が、デンとノルを複数の要因から、戦勝国側と認めました。 フィンも枢軸から寝返り、日本に宣戦布告しています。ですが一度はナチスに加担した上、渡りをつけるのに失敗したフィンは、敗戦国と見なされ、露っ様に多額の戦後賠償を負わされ、国際社会からの同情も失ってしまいました。 この時の要領悪いフィン、可哀想になぁと思います。 どう考えても、戦勝国露っ様の方が酷く、しかもスーに見捨てられ、追い詰められての参戦だったのに。 この時の戦勝国、結構、極悪です。 ●デン人の特徴ですが、北欧のラテン・北欧の陽気な商人などと言われる通り、スカンディナヴィアでは唯一明るい国民性。これは西欧との蝶番、そして貿易港だという土地柄ゆえと思われ。シャイだけど、一緒に飲むとすぐに心を開いてくれるようです。 権力を振りかざされるのが嫌いで個人主義的。「○○大学より××大学の方がレベル高いんでしょ?」みたいな会話をとても嫌がります。 性には非常にフランクで、国民の7割が浮気経験者。欧州初、ポルノ解禁したのは、仏兄ではなくデン。 同性愛者同士の結婚も早々と認め、世界初の性適合手術を行ったリリー・エルベもデン人。 国民500万人なのに、1000万本のビールが一晩で消えるほどの酒豪。 平均身長は蘭国に次ぐ世界2位。土地が平らなので自転車大国。 ウィンタースポーツは、ノル国の山に行かないと出来ないので、強くない。 税金が高く、その分倹約家。 男女同権なので、割り勘は当然だと思っているそうです。 大学を出ると、子どもは家を出るのが当たり前。その分、親子の絆が薄いのが悩みだとか。 毎日の料理は、オープンサンドとかビスケットとかワンパターン。その代わり男女とも家事をやります。パンやケーキを自分で焼ける男性も少なくないとか。 後、デン人に散歩行こうと誘われて信用はするな。奴ら三時間は軽く歩くぞ。と、住んでた方に力説されました。 ●「隠れさせてくれる背中がなかった子は、人見知りが出来ない」は、実は養護施設に関わった時の実体験。 幼少時に親からの特別な愛を貰えず、全入所児童に平等の愛しか貰ったことがない子は、誰のことでも無警戒に信じ、しかも人と自分との境界線が壊れてしまっています。「人見知りが出来ること」は、親やそれに代わる特別な人の愛を受け、守られて育った証です。 施設の子たちは、見慣れぬ大人が施設に来る度「この人は自分の特別になってくれるんじゃないか?」と、我先に猛アピールしてきます。 勿論、そんな人(その子だけの里親や養い親になってくれる人)は殆どいませんので、結果、大人になるまでに、繰り返し心に傷を受けることに。 デンとフィンの性格描写と「デンの自己主張の強い性格は、地理的環境による渡世術」という言葉から、私はすぐこれを連想しました。 この二人は地理的にも、西欧大陸や露っ様に面していて、隠れさせてくれる背中がありません。 ましてデンは生まれつき長男で、誰の背中を見て育ってきたか全くの不明。 傷だらけになって道なき道の先頭を歩く者が、一番道を誤りやすいのは、当然ではないでしょうか。 だから、スーやノルやアイスから見たら一見無節操なほど、愛想が良くなければ(やたら橋をかけたり、酷い侵略の仕方をした相手と友好条約を結んだり…)デンとフィンは生きてこられなかったのだ、と思っています。
    17,015文字pixiv小説作品
  • all about us

    all about us 3

    http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=549426の続きです。お話はこれで終わりになります。最後までお付き合いくださりありがとうございました。あまりに語彙力がなさ過ぎて泣けてきます(;;)拙い文章で、申し訳ないばかりです。ごめんなさい。少しでも楽しんで頂けると嬉しいです。◆気付けば、もう10以上のお話を投稿していました。方言もストーリーも文章力も悲しいくらい成長しないにも関わらず、たくさんの方に読んで頂けて本当に感謝しています。ありがとうございます。これからもデンちゃんと一緒にノルたんペロペロしていきます。長々とすみません。
  • One day 【aph】

    Bouquet of Kiss 【キャプション必読】

    様々なコンビにキスをさせました。 極東兄弟、北諸兄組、おじさんとぼっちゃん、お花夫婦、漬物組、親馬鹿コンビ、アイスワッフル、春待ち組が、キスをしています。 全体的にCP要素は薄めですが、漬物組は蘭日(蘭菊)、春待ち組は露米(イヴァアル)…は固定です。 それ以外は特に定めず。 (筆者がデンノル、トルアイ、ルーフェリ、アンアサなので、匂ったらすみません…) ★モブ視点のオムニバス形式です。★ 苦手な部分を飛ばして頂いても全体の話は分かると思います。 あらゆる面で捏造甚だしいので『この世界だとそういうもんなのか』という太平洋より広いお心で読み流してください。 いろいろこっそりチャレンジの一貫で自分用に少部数刷ります。 不備が無ければ、うさ8で新刊として頒布します。中身は同じです。 イベント頒布はうさ8と1月の擬人化12を予定しています。 通販には回さないつもりです。
    48,810文字pixiv小説作品
  • Arvefjende(宿敵)

    優しいスーさんに夢見たい人は読んじゃダメな史実ベース。 一部に性暴力を連想させるシーンあり。 氷上侵攻「カール・グスタヴ戦争」とセットの戦争、 翌1658年「第二次カール・グスタヴ戦争」が舞台。 漫画では「朝起きたら家にスーさんがいるという更なる悪夢」と モヤッと一行。 殆どの読者様が見過ごしたであろう戦争ですが、その背後には冷酷な侵略動機と夥しい犠牲者。 酷いです、この侵略戦争… 北欧史読んで茫然。 死者100人程度(82人が正確らしい)それも的を絞った折檻(反乱貴族の粛清)などこの一戦で充分元取ったのではレベル。こういう国だから、デンも暴力的なテロを恐れ粛清を行ったのかとも。 他のスーVSデン戦はある程度フェアだと思いますが、これだけは動機も方法も小説通りの表現以外浮かびませんでした。 でも私は、北欧の貴族やマイホームパパの仮面をかなぐり捨てた欲望ドロドロのスーさんも嫌いじゃない。元ヴァイキングそれも奴隷売買を主財源にしてた国を、舐めちゃいけません。 スノッブで大人なスー国にも放熱の青春期があったなんて、癒されます。 寧ろデンの「折檻」とセットで誰かにしっかり書いてほしいのに、書く人いないから書いた感じ。 腐や性描写はどうでしょう。直接的な表現は避けましたが… 流血も腐も性も、単にそれ目的の濫用は、読むのも書くのも正直苦手。 この展開も、最初からスーもデンも男だった為です。 頭角を現し始めると同時に、絵に描いたような下克上でかつての兄デンを侵攻したスーですが、流石にこの時は調子に乗り過ぎて西欧諸国の非難を招き、この間に北米植民地を失い、露っ様にフィンを連れ去られかけ、氷上侵攻で手に入れたスコーネで大反乱勃発… 国政ボロボロの中カール10世は、デン侵略仕切り直し中に熱病で急死。デンから手を引き国政に力を入れりゃよかったのに… 「能力を買うから、部下(属国)として活躍してほしい」ではなく「信用ならんから属国にし縛り上げる」。 有り得ませんって(TT)スーさんどうしちゃったのよ? 「白夜」と同じ場面を、より史実に忠実に書きました。 スーの狙いは「白夜」ではノルと書いたけど、実はデン。 実はスーは氷上侵攻の時点で、既にデンを属州にする狙いでした。 和睦を結び、デンに巨額の賠償を払わせた一年後、宣戦布告もなしに首都を攻撃したのが、この「砂」に書いた「第二次カール・グスタヴ戦争」です。 奇襲の理由は「デンが蘭様と密約を結び復讐を企ててる『らしい』」という、和睦した上、自分が戦勝国なら、デン本人に訊きゃいいじゃんと思う理不尽なもの。 それも一気に攻め落とさずじりじり包囲網を組んだことが、結局敗因に。 カール10世…傲慢なドSで、氷上侵攻でズに乗り、北の勇から転落し始めた元宗主国を侮った上、長時間かけて嬲ろうとして失敗したな…と思いました。 かつての下っ端に婚姻を迫られ(?)属国にされかけたデンを救ったのは蘭様。後にデンは独軍から蘭軍を護り恩返ししてます。 参考文献は「海燕」のキャプ参照。 デン王フレデリク3世は「余は根城で果てる」と言い、市民と共闘。 …スーさん、デンに「お前の物になる位なら死ぬ」まで言わせたのです(泣) デンの抵抗は猛烈を極め、スー・デン双方に夥しい死者を出し、コペンハーゲンは地獄と化しました(文献通りの表現・死者数不明) でも降伏し高い賠償をやっとで支払った国に、一方的に和平条約を破棄し弱みにつけ込み侵略したスー軍の死者を、デン側の犠牲者数と同等に見るのは筋違い。「軍」と無防備な「市民」の差もあります。 戦争終結後も、デンには深い精神的外傷が残りました。 ノル軍が少し出遅れたように書いたのは、舞台を東京に移して考えた時、何の伝達・交通手段もない時代、北海道やら大阪やらの「地方」が援軍として駆け付けるには、どんなに急いでも時間かかるだろうと考えたため。 どの文献見ても「コペンハーゲン市民が(デン人がではなく)団結して闘った」とあるので。 でもこの頃デンとノルの仲は良好。主従関係にも拘らず「双子の兄弟国」と書かれてます。 アイス君は遠すぎて問題外。そもそもデンが僻地のアイスから徴兵してたかどうか。この場に居なくてよかったよ… この後デンは、スーに勝つ事は一度もありません。氷上侵攻から先、デンの敗戦率は、なんと98%。 立ってるのがやっとだったでしょう。逆にどうやってこれで独立を保っていられたのか、知りたいくらい… デン以外に好きなのはポー君。デンとはキャラが被り、ボケ二人ツッコミ不在、会話の成立難しそう。この二人、戦友として一緒にスーと闘ってもいますし、思考回路が似てるのか、よく同時に可哀想な目に遭います。ナポ戦やWW2等。 大国から転落した苦難の歴史の中、控えめな「親友」の存在が支えだった所も似てる。 トルコのおっさんも好き。 覇権を競ったタタールが消えギル君も影が薄れ、デンと昔語が出来る数少ないお一人かと。栄華を誇った国の夢の跡って侘しい… グアテマラ(マヤ)もイラク(メソポタミア)も「昔の面影が残っている」と言い難い… 欧州一幸せな先進国として復活したデンは、儚げでいてしなやかで強いです。 逆に少し苦手なのが親分君。認知度高い大阪弁を使うの怖いのと、中南米諸国が登場すれば、彼は善人どころかトンデモな極悪人なのと。 インカもアステカもマヤも、大航海時代の親分君に、文明ごと滅ぼされてます。 草創期の一度の過ちでDVキャラ確定したデンに比べ、彼が変に善人で被害者として書かれる事に、違和感と不公平さを感じます。キャラは可愛いし、好きな国(独・英・露と同じく「黒さ」が)ですが… 中南米史に明るい人には「西国の悲劇は因果応報」と一刀で斬られます。 三十年戦争時代、スー軍の行った民間人虐殺のエグさは異常。次の話で触れる予定。 この辺の「裏」多くのヘタファン様のイメージに反しがちで躊躇がありましたが、私もそれ書かないと「書き始めた原点」に戻れず思い切って投稿。 「折檻組」という呼び名も、北欧史を読めばとても公平に付けられたと思えない。 多くの人に史実をご確認頂きたく、タグにしてます。 折檻イメージの病んだデン・健康的+DV被害者なスー、という夢潰しちゃったら生きててスミマセン。苦情は北欧史へ。 カール10世急死後、スーとデンは和平の道を模索し始めます。 大喧嘩の後は必ず仲直りしようという逆の動きが起きる。政治力学でしょうか。 結局破綻し再び大戦争へ縺れ込みますが「仲良くしたい」と思いつつ傷つけ合うこの二国は切ない。 弱体化するにつれ「土地返せ」「(東独に駐屯し)挟まないで!怖い」と狂気のようになったデンから搾取し続けたのは、強くなったスーですが、スーがその分豊かになるかというと「そうでもない」。キールの時もノルを手に入れた代わりにフィンは戻らず、ノルには独立宣言され。 宿敵二人が多くの物を失い、争いの無意味さを学び、現在の協力体制が出来上がるまで、長かったんだなぁ。 Jakob Hybholt というデン人モデル君カッコイイ。 笑わない人ですが、垂れ目つり眉で、笑顔はきっとデンに似てると思う。
    17,624文字pixiv小説作品
  • 【APH】朝日を浴びて【リレー小説9】

    わーい♪花たま夫婦くっつきましたね、可愛いですね、可愛いです!! いつものようになにも考えず、勢いだけで書いてます! ねぇ、なんで一緒に居てくれないの? どうして、みんな離れていくの? 寒さの厳しい北の土地で、やっと見つけた柔らかな光。僕の優しい太陽だったのに。 君には、仲間がいるでしょう? ねぇ、どうしてその子を僕にくれないの? ただ、僕も彼女を愛しているだけなのに。
  • APH・丁諾

    【APH】扉の向こう

    お題箱より「現代あんこ×中世ノル君」です。
  • 空を掴む方法

    空を掴む方法 2 「進路」

    ノル→あんこの学パロの続きが出来ました。結構間が空いたので文章の雰囲気とか変わってる気がします。そのあたりと方言の誤用などには目をつぶってもらえるとありがたいです。     そういえばノルたちの学年を高校2年生に変更しました。中だるみの時期です。だるんだるん。ついでに高2病の時期でもありますね。
  • 棘のある花

    デンノルまだ結婚しないの? じゃあ、式場でも建ててしまおうか(( 夜の勢いで書いた小説です。 短かったり、なんか変だったりするかもです(^_^;) 注意書きがありますのでそれを一応お読みください。

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北諸兄組
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