本項目は「あんさんぶるスターズ!!」の「追憶*遊色が奏でるオブリガート」に関するネタバレが含まれております。ご注意ください。
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「風早巽、風早巽、風早巽__ぼくは、きみのようになる。ううん、きみになる」
「理解してくれますか、お兄ちゃん」
概要
CV.笠間淳
「HiMERU」の本体と言われていた方。本物の十条要。一人称は「ぼく」で、口調はHiMERUと同じく「~なのです」。
当時、非特待生として玲明学園に入学していたジュンが入学式で出会った『特待生』。
出自にある理由があり(後述)、「HiMERU」という芸名を用いて活動していた。
状況把握が遅かったり、たとえ話が理解できなかったり、漢字が読めなかったりするなどクールな見た目に反して頭は弱い。
そのため中等部にいた時"賢そうな顔だから賢そうな言動をすればよい"と言われたらしく、以来、賢いキャラづくりをしている。
高飛車で非特待生を見下している一方、自分が非特待生になった時は発狂するなど、精神的には幼くもろい部分が多い。
しかし、いじらしく頑張り屋であり、憎めない性格。頭が悪いのは複雑な家庭環境により教育がうけられなかったためでもある。
一生懸命で「トップアイドルになる」ことに強くこだわっている。
アイドル好きだった「お母さん」(故人)を神のように慕っており、母が好きだったトップアイドルになること、みんなから愛されることを切望している。
そのため、当時玲明で最もトップアイドルに近く、多くの非特待生から支持を受けていた巽に出会ってから「巽になるにはどうしたらよいか」と考えるようになった。しかしカタコンベの人々とは違い、巽に心酔していたわけではない。
特待生であることが心の拠り所の一つだったが、ある理由から芸能界のタブーに触れているとして非特待生に落ちてしまう(本人は何故落ちたか理解していない)。しかしその後、巽が過労で倒れたために受けきれなかった仕事を代わりに引き受けたことや、『お兄ちゃん』からプロデュースしてもらったこともあり、特待生に返り咲く。
この頃には、巽にばかり仕事が回ってくることへ不満を持っていた特待生から一定の支持を受けていた。
そして要のプロデュースをしていた『お兄ちゃん』こそが、現在Crazy:Bのメンバーとして活動している『HiMERU』である。要の異母兄にあたるが、彼自身の本名は不明。
※以後、当記事の十条要=要、Crazy:BのHiMERU=HiMERUとして表記する
玲明学園に入学するまで要は自分に異母兄弟がいることすら知らなかったが、ある人物に「弟を助けてくれ」と頼まれたHiMERUが遠方から接触を図ったことで親密になる。
天涯孤独の身になってしまっていた要はHiMERUを兄として慕い、厚い信頼を寄せ、HiMERUのプロデュース通りに活動した。
しかし、元からの背伸びした性格とHiMERUに愛されたいあまりに見栄を張ってしまうことが多々あり、離れてプロデュースしていたHiMERUは要の本当の実力と玲明の実態を把握できていなかった。
さらに要は特待生に返り咲いた後「お兄ちゃん」に独断で、非特待生に慕われているトップアイドル風早巽と「ユニット」を組むことにより特待生・非特待生の両方から支持を得て玲明を支配しようとする。
しかしユニットの結成を宣言した時、ある事件が起きてしまう。
現在、要はこの事件により精神と肉体を壊して入院中。たまに起きても支離滅裂な言葉しか話さない。
異母兄のHiMERUは、弟である要が回復した際にアイドルとしての居場所を作ろうと、彼に成り代わり"HiMERU"として活動している。
さらにネタバレの出自
※芸能界のタブーに触れている存在とは…?
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業界のドン・ゴッドファーザーの子孫。
そして要が慕っている「お母さん」こそ、明星スバルの父に不慮の事故で殺された女性ファンである。
「あの明星」(=スバル父)の狂信的なファンであり、ステージ上の彼に縋り付いて不慮の事故で死んでしまう。同時にスバルの父とゴッドファーザー、及びアイドル業界が失墜した根本の原因でもある。当事件については明星スバルの記事も参照。
ゴッドファーザーの血統をもつHiMERUと要の父は、(元)妻の事件時には既に離婚していたにもかかわらず、世間からのバッシングを浴び精神を病んでしまう。それを哀れに思ったのかゴッドファーザーの支援で玲明学園に幽霊のように入り浸ることになり、用務員のようなことをしていた。=ジュンが入学式で出会った"十条先輩"、巽が"長老"と呼んでいた人物。
その後なんの因果か、息子である要がアイドルを志し玲明学園に入学。そのうまくいかない様子を見て、「神父」から変装の技術を学び何でも屋のようなことをしているもう一人の息子HiMERUに、要を助けるよう依頼をする。