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双葉鈴蘭

ふたばすずらん

双葉鈴蘭とは「絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される」「魔王子さま、ご執心!」に出てくるキャラクター。
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「美しい姫と王子の運命の恋そして約束されたハッピーエンド」

「悪女には得られないもの--」

プロフィール編集

出演作品絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される
性別女性
種族人間
CV蓮沼楓(りぼん公式ボイスコミック)

経歴編集


「私は、星蘭に逆らえない。」


実母、再婚相手の父親、と妹の星蘭と4人家族で暮らしている。だが幼いころから妹の星蘭を可愛がる両親から酷い虐待を受けており、星蘭からは自身を虐げる悪女を演じるように引き立て役にされており、(日用品など買い与えてはもらえず、また行事や生活面でも鈴蘭が家事を行っている)そのため特に実母から受ける凄惨な虐待がトラウマでそれを理盾に使う星蘭に逆らうことができずにいる。


聖リシェス学園入学後、早々星蘭から悪女を演じるように脅され生徒の前で悪女を演じる。

だが入学式の際生徒会長のブラン代表の白神ルイスに目を付けられ彼から求婚を受けられ、戸惑うが内心はルイスといることに幸せを感じていたが、二人の仲に嫉妬した星蘭が脅迫し、(その際星蘭から頬を打たれ、母親の名を言われた時酷く怯える)ルイスを嫌らわれるように仕向けられ、星蘭の嘘をルイスが信じてしまい、求婚を破棄される。

ルイスから断罪されそうになった時、入学式に現れた人物が鈴蘭の目の前に現れる。

同じくリシェス学園に通い誇り高い魔族のノワール学級の生徒会長の位を持つ黒闇神夜明であった。孤独に陥った鈴蘭を見た夜明は鈴蘭にこう持ち掛ける。




『本当に無いのか?』


『もう一度聞く、お前の望みはなんだ?』



【私が本当に欲しかったもの】




実の家族、妹から悪女に仕立て上げられ、クラスメイトからも、そして信じてくれたルイスからも嫌われた、そんな悪女になった私が、欲しい物・・・・。




『・・・・愛がほしい。』



自然とあふれ出た願いを口にした鈴蘭。そんな孤独な彼女に夜明は彼女の手を取った。


『俺が愛をやるよ。』



【もし悪女の元に悪魔が現れたら、この手を受け取ってもいいのかしら。』




人物編集

異性からは美人だと称されるほど美しく整った容姿で、顔立ち透き通る肌にアッシュブラウンカラーの長髪をハーフアップにまとめている。

かなり高圧的な態度と冷酷な口調で接するがそれは表の態度であり、実際は優しく穏やかで入学式で男子学生に虐められていた魔獣を助けるなど温かい性格の持ち主。


悪女としての真実

星蘭からの虐めにより自信が無く、また対人関係も星蘭が関わっているため基本的孤立している。

星蘭から『可愛い天使の妹に嫉妬し虐める姉』を演じさせらており、他人の前では妹を虐める姉役に徹しているが、実際は無理やり演じさせられており真実を知らないクラスメイトからは嫌われている。

そのため本来の自分に自信がなく無理に表の顔を使って虚勢を張っていたが、それは実家で酷い虐待を受けていたためと他人に対する恐怖であり、徐々に夜明やノワール組の仲間に勇気を貰い悪女としての表の顔で隠そうとしなくなった。

ただ異性から注目されていた星蘭とは真逆で恋愛には疎く夜明からの強引なアプローチには未だ抵抗があるが夜明には尊敬と好意を持ち始め、次第に惹かれていく。



ネタバレ


3巻にてトップ代表の座を競うルイスと夜明の決闘にて、何者かの妨害から夜明を庇い、重傷を負う。瀕死で薄れゆく意識の中だったが。



『愛されるには努力が必要だと思っていた。』


親に愛されたくても愛されなかった自分。


どんなに手を伸ばしても叶わなかった。



『でも本当にこのまま私でいいのなら。』



悪女として下げずまれながら生きていたけれど、自分を認め、愛してくれる人がいる。


心から幸せだと感じた少女に奇跡が起きた。









白く美しい髪、空色の眸、息を飲むほど美しく変化した鈴蘭が、目を覚ます。

誰もが一同驚く中、皆が思ったことは、



『真の女神は 双葉鈴蘭』だと。



双葉鈴蘭は女神として覚醒し、息を吹き返したのだった。



原作との違い


コミカライズ版ではかなり気が強い性格をしているが、原作版では裏表関係なくかなり大人しく控えめな性格で、また原作では夜明との出会いも違く、星蘭との主従関係が細かく描かれており、劣悪な家庭環境の描写もコミカライズとは違い深く描かれている。


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絶世の悪女は魔王子さまに寵愛される

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