台風1号とは、その年の1番目(最初)に発生した台風のことである。発生月は様々で、1月に発生することもあれば、7月に発生することもある。
1951年の統計開始以来、(一年の中で)最も早い日時に発生した台風1号は2019年の1号(1月1日に発生)であり、1979年の1号(1月2日に発生)がこれに次ぐ。
一方、(一年の中で)最も遅い日時に発生した台風1号は1998年の1号(7月9日に発生)であり、2016年の1号(7月3日に発生)がこれに次ぐ。
1997年の最後の台風が消滅してから1998年の台風1号が発生するまでの台風無発生期間と、2015年の最後の台風が消滅してから2016年の台風1号が発生するまでの台風無発生期間の長さは、ともに史上最長(199日)であった。
なお、台風が1月に発生すると「正月の時期なのにもう台風?」「新年早々台風かよ」などと思われるかもしれないが、実はこれはそれほど珍しいことではない。というのも、気温や海水温の推移などの観点から考えると、新しい台風シーズンというのは2月頃から始まるためである(1月はまだ前の台風シーズンの延長上にあると考えて良い)。