名物に旨い物なし
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めいぶつにうまいものなし
名物と言われる食べ物はおいしいとは言えないもの。
名物を謳っている食べ物は、往々にしておいしいとは言えないものが多いという意味の言葉である。
そこから転じて、名は必ずしも実を伴うものではないという意味にもなった。
ではなぜ名物がうまいものと言えなくなってしまうのかというと、本当においしい食べ物は他の地域にも波及して全国区になってその土地の名物ではなくなる一方、その地域のみに残ったものが「名物」となってしまうためである。
また名物と称されるものは観光客用や土産物用に作られていることが多いため、地元の人に向けた味になっていないということもある。
このためマルセイバターサンドでおなじみの六花亭は、商品はまず地元の人のためにおいしいものを作ればおのずと観光客も買ってくれると説いている。
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