大型巡洋艦吾妻(あづま)、着任しました。特別計画艦だから就役経験が少ないところもありますけど……一生懸命指揮官をお守りします。少しは頼りにしてくだされば嬉しいです。うふふ
絵師:木shiyo
CV:安野希世乃
概要を取りまとめました。どうぞご確認を
ゲーム「アズールレーン」にて初実装される艦船。
元ネタは通称『B65計画』と呼ばれた『超甲巡』の1隻。艦種の推定及び命名慣例から、山岳名が付与される蓋然性は高いが、命名に至る前に計画が中止されたため、公式な記録は確認されていない。「吾妻」はゲームWorld of Warshipsによりつけられた名前。
中国版では艦名として子犬を意味する「猉」の字があてられている。
彼女と同じく犬に関する漢字が中国版での名称にあてられている高雄型の面々と同様に、髪の一部が犬耳のようになっている。
白い軍服を肩から掛けており、ムチムチの胸部装甲と黒ストが実に魅力的である。愛宕やグローセ等とはまた違った、穏やかな母性の持ち主。
開発にあたり必要な経験値集めにおいて、ⅠとⅡで該当艦種が異なる。Ⅰは主力だが、Ⅱは前衛であるので注意。さらにレアリティもDR(DECISIVE、UR相当)なので通常の経験値集めが主力1200000、前衛2400000と気の遠くなる量であり、対空系アホの子やロイヤル系オールドレディ並の資材を要求される(改造図「戦艦T3」×3 「巡洋T3」×8、資金50000)。経験値集めでは、前者は鳳翔、後者は夕張という経験値増加スキルを持つキャラクターが居るので、同じDR艦のフリードリヒ・デア・グローセよりは楽に集められる。
艦種「超甲巡」について
超甲巡は前衛艦隊に配置される艦種である。重巡洋艦と同じく装甲は中装甲だが、一般的な重巡の二倍の耐久値で「超甲巡」の呼び名に相応しい堅さを発揮する。
ゲーム的には巡洋艦に分類されるため、ライプツィヒの戦術指揮・巡洋艦、ブルックリンやウィチタの砲撃指揮・巡洋艦を受けることが可能であるが、特別計画艦「伊吹」の戦術データ収集の対象外となっており、ハードの重巡指定枠には配置出来ない。
仲間と一緒に出撃する時は、この性能がきっと役に立ちます!
何気に重桜重巡初の副砲型で主砲砲座2になるキャラクター。前述した通り、戦艦並の耐久を誇り、火力値は堂々の300超えではあるが、主砲砲座2なのを考慮しても主砲補正が低い。
- 轟火連嶺
280mm以上の口径の主砲を装備している場合、主砲攻撃によるダメージが砲弾の飛行距離に応じてダメージが上昇(最大15.0%(最大レベル25.0%)する。自身の与える炎上ダメージ20.0%(最大レベル50.0%)アップするスキル。今現在280mm以上の主砲は283mmSKC28三連装砲と試作型三連装310mm砲のみ。発射位置から着弾位置までの距離に応じて威力に補正が掛かる。
もう一つの効果である炎上ダメージ増加は砲を選ばず恩恵は受けられる。試作型三連装310mm砲自体の炎上率もかなり高く、戦艦砲程ぶっとんだ炎上ダメージでは無いものの、重巡砲の炎上ダメージも結構強力。
- ミズホの直感
戦闘開始後20秒毎に30.0%(最大レベル70.0%)の確率で発動。12秒間、自身の回避が10.0%(最大レベルで20.0%)、命中が20.0%(最大レベルで50.0%)上昇する攻防兼用スキル。素の回避値自体はあまり高くないが、ビーバーズエムブレム等の大きく伸ばせる設備があるため、装備していると効果的。
- 特殊砲術操典
自身が主砲攻撃を8回行う度に特殊弾幕を1回展開する、特殊弾幕スキル。また、試作型三連装310mm砲を装備している場合、主兵装の装備補正が4.5%(最大レベル12.0%)アップし、特殊弾幕展開に必要な主砲攻撃回数が8から4に減り、特殊弾幕を強化する。
小威力の小型榴弾を大量に発射。310mm装備時は投射榴弾砲撃を3発2回、それ以外だと前方へ大型榴弾砲を3発3回発射する。
威力的には後者の方が高いものの、発射までの間隔を考えるとやはり310mm装備時の方が強力。この榴弾はどちらも当たると確定で炎上するので、轟火連嶺の炎上ダメージ上昇の効果が出る。
余談が心配です……しっかりして?ね?
コラボ先のWorld of Warshipsでは、まさに彼女の元ネタである『吾妻』がTier9のプレミアム艦艇として、同型艦(という事になっている)の『吉野』がTier10の特別艦艇として実装されている。
但し、吉野が特別計画艦としてアズールレーン側で実装されるかは不明。
(本記事の先頭でも記述している通り、これらの艦艇はB65型超甲型巡洋艦を基にしており、同名の史実艦である装甲巡洋艦吾妻、防護巡洋艦吉野とは関係ない)
どちらも他の巡洋艦と比べて装填速度を若干落とした代わりに、310mm50口径三連装主砲を3基装備し、主砲射程と火力が強化されている。アズールレーンで310mm砲に対して手厚いバフ効果が与えられている理由は恐らくこれである。(ちなみに、同Tierの技術ツリーの巡洋艦が使用しているのは日本の場合、203mm砲や150mm砲である。)
また、吉野は四連装魚雷発射管を片弦2基ずつ計4基を後部艦橋直下あたりの船体に引っ込む形で搭載している。
ここまでだけ聞くと最強の巡洋艦のように聞こえるが、やはり艦種が巡洋艦なだけあって戦艦の徹甲弾による斉射にはめっぽう弱く、運が悪ければ即轟沈する。
アズールレーンの吾妻もWorld of Warshipsに逆輸入されており、日本艦艇に適用可能なボイスパック付きの艦長としての吾妻と、彼女をモチーフにした特別な迷彩をまとった巡洋艦吾妻が実装されている。
艦長としての吾妻は艦種を問わず、例え巡洋艦吾妻以外のどの艦艇であっても使用でき、彼女を雷装を積んだ艦艇の艦長に任命し、雷撃を行うと「雷撃戦は苦手だけど...発射!」や「魚雷命中!やりましたっ!」といった、雷装のない彼女らしい恐らくここでしか聞けないボイスを聞くことができる。