CV:井上倫宏
人物
「週刊ケンタイ」編集者。眼鏡に肥満と言った人のよさそうな見た目の成人男性。いつきとは旧知の仲。
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※ここから先、事件終盤におけるネタバレ有
「いつきはん!ワテを殺してくんなはれ!!」
実は彼こそが、事件の真犯人「白髪鬼」の正体であった。
彼の亡き妻は蔵元醍醐の実子の1人であり、殺人の動機は、その他の蔵元醍醐の実子である四人を殺害し遺産を独り占めする為であった。
しかし、彼が殺人事件を起こしたのには、もう一つの真の目的があった。
それは、和田の娘である「朋美」が深く関係していた。彼の娘は難病により、渡米での手術が必要であるが、その費用は簡単に出せるわけもないほどの高額であり、マンションを売ったりサラ金で借金をして金を集めたが、それでも目標費用までは集まらなかった。
その時、妻が蔵元醍醐の娘だと知った事で、その遺産を相続出来れば朋美を救えると考えるが、遺言により、孫である朋美には遺産は渡る事は無かった。
そこで彼は、悪魔の異形とも言える事を想いつく。
それは、他の相続人候補、つまり妻の兄弟たちが死ねば自分の所に遺産が転がると言う事。
そして彼は、娘を救う為に、悪魔に魂を売り白髪鬼となりはて殺人を起こしたのだった。
しかし、事件が公になった途端テレビのニュースにて蔵元醍醐の会社が倒産したという事を知り失望。娘の為を思って悪行にまで手を染めた彼のやってきた事はすべて水の泡となってしまったのだった。
その後、彼の娘である朋美の元に謎の人物から金色の置物が置かれており、この事から手術の手配が出来た模様。(そしてこの置物を置いた人物も大体は予想できている様子)
金田一シリーズの中でも可哀想な犯人ではあったが短絡的な犯人でもあった。
殺された4人とは顔見知りであり、親戚でもあったのに相談せずに一人で背負い込もうとするところがやはり同情出来ない事が多い。