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唐琵琶

からびわ

唐琵琶とは、琵琶の中でも糸車が後方に折れ曲がらず、撥ではなく爪を指にはめて使う琵琶のことを特にこう呼ぶ。

概要編集

唐琵琶とは、琵琶の中でも糸倉(ヘッド)が後方に折れ曲がらず、撥ではなく爪を指にはめて使う琵琶のことを特にこう呼ぶ。


唐琵琶は主に、清楽の演奏によく用いられる。演奏時は通常の琵琶のように本体を横に向けず、縦または斜めにし、爪をはめ演奏する。清代において民間で流行、日本にも伝えられたが急速に下火となり、現在では長崎にわずかに伝えられる。


普通の琵琶と違いフレットの数が多く、主に主旋律の演奏に用いる。打楽器的効果は薄く、多音性を持っている。弦は四本であり、金属または絹製である。


清の民間音楽において他の楽器と共に合奏する。唐琵琶というのは日本の呼び名であり唐代の琵琶は雅楽に用いる一般的な撥を用いるタイプで注意が必要である。


清楽は江戸時代から明治初期にかけ流行したが、日清戦争のころに衰えた。Youtubeなどには、この唐琵琶の演奏の投稿が多い。


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