概要
赤とろ氏オリジナル作品で、【一夜人世の与太話】と共通の世界背景を持つ。
ただし、【一夜人世の与太話】が魔術師と妖怪、神話存在との戦いなどを描き、キャラクターの死亡なども描かれる現代版ファンタジーであるのに対し、本作品はちょっと特殊能力を持った一般人のぐだぐだした日常を描くものである。
小説版もある。
登場人物
外場 桐也
幼少期から幽霊が見える(だけの)能力を持つ一般高校生。
「他人にはない特殊能力」があるからと胸を高鳴らせた時期はとっくに過ぎ去って、能力があっても何の役にも立たないと諦観気味。むしろあまり目立ちたくない。
幽霊相手に(フレンドリーに)挨拶されるため、普通に挨拶し返している。
胸囲の0.2cmの差を服の上から見極められるおっぱいマイスター
白河 詠
ハイパー耳のよい絶世の美女。相手の心音や呼吸音その他を聞くと、天才的な情報処理で相手の心を読めてしまうという擬似テレパス。音を発した構成素材すら判別できてしまう。つまり、対象は生物無生物を問わない。あくまで「音に対する」もの。
相手の心が読めてしまうのは、集団生活での苦痛が大きいため対人恐怖症となり保健室登校となっている。
外場君の音は耳障りが良く、その上周囲の雑音が軽減されるため重宝している。
外場くんを脅して…もとい、説得して部活を立ち上げた。
罰ゲームで外場君にへそキスをさせたり、息を吐くようなセクハラ発言を恥ずかしがったりと、ああもうリア充結婚しろ
色々とこだわりを持つタイプで、黒タイツやサイダー愛好者である。
一藤さん
白河さんの近所の雑居ビルに暮らす、高校生にお金をねだるニート装束の駄目人間。
…少なくても、この作品中はそうである。自称スーパーハッカー
【一夜人世の与太話】では電子機器を自在に操るニートであり、情報屋として活動もする座敷童子である。だから少なくても駄目人間ではない(駄目妖怪だから)。稼いだお金は株と馬に消える。
土御門 紫
つちかど ゆかり
外場 桐也の中学二年生までの同級生だった故人。
外見はやや平均より低い身長、日本人的な顔立ちながら色素の薄い儚げな雰囲気を持つ。
儚げなのは外見のみで、中身は快活で溌剌。だいたいアホの子。
(精神年齢が)若い幽霊は少ないため、老人の幽霊を相手にしているうちに囲碁などもできるようになった。
自分の感性に素直で、いいと思ったものは似合わないといわれそうなものでも欲しがる。
最近はある世界的ピアニストのCDを欲しがっていた。