その世界観に登場する物につけられるタグ。
身長設定絵に描いてもいいのよタグがあることから、赤とろ氏専用タグではない……はず。
どんな世界なの?
時代は現代で、妖怪や吸血鬼、神、魔法使いなどが実在する。
また、それらは社会に溶け込んでいる。
(超常の存在はそれを隠して人間のフリをして溶け込んでいる)
登場人物(レギュラー)
クロエ・エリ・ツェペシュ
ツェペシュの銘を持つ高貴な家系の吸血鬼の女の子・・・なのだが、好物は桃屋のラー油、趣味は日向ぼっこ、水泳が得意(川や海などの流れ水も余裕)と本当に吸血鬼なのか?と疑問を持たざるを得ない。
これには理由があり、慎一が彼女の中の暴走した賢者の石を封印した後、いまだ恒常的に漏れ続ける賢者の石の力を転用する(余剰分がクロエに悪影響を及ぼす危険性があるため)ことで対処したためである。その方法とは、『吸血鬼的な弱点を相殺する魔術を常時展開し続ける』ことであった。
(副作用として、不老不死以外の吸血鬼としてのスキルも相殺されてしまったが)
不老不死や吸血衝動は吸血鬼の弱点や能力ではなく『生物的な特徴』であるため上記魔術の適応外。うさんくさいTV番組の怪談に本気でビビって泣きそうなのも、あくまで本人の性格によるもの。
慎一が大好き。
「赤い窓」という「魔法」が唯一使用できる魔法。
これは、アカシックレコードにアクセスして現在過去未来問わず情報を仕入れるもの。
ただし、都合よく検索してくれるわけではないため条件を絞る必要がある(絞らないと情報量が多すぎて意味がなくなる。)
なお、使用中は口調も性格も一変する。これは「裏人格」と呼ばれているが、あくまで「表人格」の支配下にあり許可なく出現できない。実はクロエの体内を流れる賢者の石の人格である。クロエ(表)が感情豊かであるのに対し、クロエ(裏)は冷静沈着で理論的な思考を好む…が、時折ぶっとんだ命題を持ち出す。
立場は「黒峰探偵社の探偵」
表)『吸血鬼といえば黒づくめよね』
裏)『ぼくや峨嵋子さんのような愛らしい女性に囲まれていながら全く手を出そうとしないなんて…君はアレかい?男性にしか性的興奮を覚えないというあの』
黒峰慎一
魔術師兼探偵。二つ名は「最高から2番目の魔術師」。その名に恥じない超一流の魔術師である。
クロエからは「慎一」「シン」と呼ばれている。
魔法使いの師匠(女性)から失った左手を貰っており、左手だけ女性。その為常に白手袋を着用している。(クロエ関連で左手を失っている。)
この左手に数万もの魔術の術式や魔力増幅効果が内包されており、レプリカ無しでも魔術の行使が可能。
使用するレプリカは主に指揮棒型の「ミストルテイン」。
魔術操作に関する技術は超一流だが、自身の魔力自体はそれほど高くはない。
立場は「黒峰探偵社の探偵助手」
『ようこそ、黒峰探偵社へ』
『…えーと…これが当社の探偵です…。』
峨嵋子
読み方は「がびし」。クロエからは「ガビさん」と呼ばれている。
家事洗濯料理を完璧にこなすシスターメイドさん。さらに暗器も使いこなす人間。
運動神経もずば抜けているが、魔術はからっきしである。一家に一台欲しいタイプ。
全身に峨嵋刺を仕込んだ「謎のメイド(自称)」である。
なぜか慎一がDTであることを見抜いている。さすが謎のメイド。
息を吐くように嘘をついてみたり、常識的なツッコミを入れたりとボケツッコミ両方を華麗にこなす。さすが謎のメイド。
とある事件で慎一に助けられ、以降彼のサポートをしている。
『この謎の忍者メイド、峨嵋子ちゃんの気配を察知するなんて…!やりますね慎一さん』
登場人物(準レギュラー)
フレデリカ・エリ・ツェペシュ
クロエの姉であり強大な吸血鬼。
吸血鬼でありながら教皇庁の枢機卿を勤める大物であるが、年齢の割にお茶目な性格。
現在では「ツェペシュ」という銘は強大な吸血鬼に与えられるものであり、別にヴラド・ツェペシュ直系の血筋というわけではない。というか、吸血鬼という種自体がヴラド公から派生した種族であり、吸血鬼であれば皆彼の血を引いているとも言える。
クロエと違い、流水等は渡れない。
サンドール神父
大酒飲みで女好きというテンプレ通りの破戒僧。
吸血鬼フレデリカの私兵部隊「イェニチェリ」総長であり、ヴァチカン教皇庁異端管理課局長を兼ねる人物。魔術師、人外etc...ばかりの本創作においては珍しく、教会謹製の対化物用礼装、そして長年の経験、勘を頼りに「一切の異能の力を使わず」に人外共と互角以上に渡り合っている。その実力は慎一でも「マトモに殺し合ったらやられるかもしれない」と評しているとか。
『いやぁ、眼福眼福』
ファイラス
フレデリカに仕える世話役兼ボディガード。「イェニチェリ」の一人。
空間操作系魔術に長ける。
具体的な使用法は自分の座標変更(瞬間移動)や接触物の位相変換(相手はバラバラになる)など。
慎一曰く「相変わらず敵に回したくない威力だな」
使用レプリカは「ブレゲ00」懐中時計型
『愚痴をたれる暇があったらさっさと倒せ』
ヒメキ
フレデリカの私兵「イェニチェリ」の一人。銀髪で線の細いメガネをかけた女性。
魔術師。ヴァイオリンタイプのレプリカ「ストラディヴァリウス」を所持。敵の撹乱など、サポートに回ることが多い、らしいが細かいところは不明。
アシエ
フレデリカの私兵「イェニチェリ」の一人。赤茶けた髪でスポーツマンタイプの外見をした男性。
魔術師。腕輪タイプのレプリカ「ヘラクレスの腕輪」を所持。肉体強化系の魔術に特化しており、前衛をこなす。
ヴェリテ
慎一の師匠であり、【魔女の中の魔女】【始原の魔女】【最凶最悪の悪女】等の様々な二つ名を持つ強大な魔法使い(種族)。ちなみに3番目のを言った人間は【ピー】された。物腰は柔らかく、掴み所がない。年齢不詳だが少なくとも1000年以上は存在していると思われる。
アーサー王に【マーリン】と呼ばれる。昔の名前らしい。
『御機嫌よう、余りにも出番が無いのでついつい出てきてしまいましたわ』
一藤さん
慎一達の事務所の入っている雑居ビルの住人その1。座敷童子でニート。年中ジャージ+毛布という絵に描いたようなニート装束。電子機器全般の扱いに長けており、クラッキングなどもソツなくこなす。情報屋を営んでおり慎一達に情報提供を行うこともしばしば。
同作者の別作品にもひょっこり出演。一般人学生、しかも初対面にお金を借りようとしたり
『塩撒きますよこの逆座敷童子』(たぶん峨嵋子さん)
『罪状でっち上げて逮捕するぞ』(たぶん鬼頭さん)
『お前一話限りのキャラじゃなかったんだなー』(たぶん慎一さん)
などと、素敵な扱いをしてもらっている様子。
収入は大抵株かお馬さんに投資されて帰ってくることはない。
天才過ぎて心が読めてしまう白河さんが近所かつ顔見知り。…彼女に妖怪である事はばれないのだろうか。(前述のとおり、彼女の住まいは妖怪が出入りしまくりの黒崎探偵社もある雑居ビルなのだが・・・)
『送った被害者リストは見てくれたかな?』
鴉木九郎
(あぎ くろう)…自称ミュージシャンの鴉天狗。クロエに惚れているため事務所に顔を出しては慎一に煙たがれる。歌は下手ではないのだが、誰も彼のセンスについていけない。
『探偵!貴様!殺す気かね!』
鬼頭 一
(きとう はじめ) 地元の鬼刑事。種族的な意味で。
慎一らに事件を持ち込み、解決を頼むことが多い。
妻子とは死別し、現在独身。
『おいおい、何だありゃ』
播那矢
(はなや) フラワーショップ久狐堂を営む少女(推定)。ご近所の彦根清さん(御年89歳)の証言によれば数十年前から変わらぬ姿で花屋をしているらしいが、生憎このご老人、少々惚けた所のある方である為信憑性はない。
ヴェリテ師匠と知人で、ハナと呼ばれている。
『あらヴェリテ。お客様があんまり来なくて暇だから、宣伝文句を考えていたの』
ヴィオ
ヴァチカン教皇庁異端管理課所属のシスターであり、高い不死性を誇る人造人間。教会と敵対する者からは【赤い剣】と呼ばれ忌避されている。
筋繊維の再生の速さを利用して、常人では振っただけで腕を壊してしまいかねないような武器でも扱うことが出来る。常用兵装の斬首剣は必要最低限の霊的効果のみを付随させただけの銀剣で、軽量化の魔術などは一切掛かっていない為とんでもなく重い。その代わり破壊力は折り紙つきである。
クレヴィオーレという剣を血液として格納している。これが【赤い剣】の由来と考えられる。また、別名に【カール・マイセンの自動人形】や【首切り人形】と例えられる事も。
『…何か御用で御在ましょうか?』
黒峰 黒江
慎一の妹。享年15歳。
兄を慕うしっかり者だが、日曜に学校に行こうとして兄を起こすなどややうっかり者の側面もある。
7年前、ある事件に巻き込まれて死亡した。
(ここから逆算すると慎一は当時16~8歳の可能性が高く、現在は23~25歳と考えられる。)
彼女の名前も「クロエ」だが・・・?
出来事
赤マント事件
某年5月に某県某市で発生した連続傷害、殺人事件。現実の団体、人物、出来事とは一切関係ございません。
詳細は【一夜人世の赤マント】項を参照。
鬼殺し事件
赤マント事件より1ヵ月後の某年6月に発生した、九卿組関係者連続傷害、殺人事件。現実の団体、人物、出来事とは一切関係ございません。
なお、九卿組は全て構成員が「種族:鬼」である指定暴力団である。
詳細は【一夜人世の鬼殺し】項を参照。
用語
幻想種
河童や鬼、鴉天狗や吸血鬼などいわゆる「昔から存在する超常存在」。
いってしまえば生物なので、寿命なども存在する。
心霊種
伝承や怪談など人の想いから「発生した」もの。
宗教的なお払いや儀式、伝承上の弱点などがそのまま弱点で、伝承どおりのテンプレ的な動きをする。
ただし、テンプレどおりに動いている状態は嵌ると無類の強さを発揮するため油断できない。
赤マントなどはこれに分類される。
死者の霊が自縛霊になる前の不定形な状態を瘴鬼と呼ぶが、これも心霊種の一種である。
伝説種
心霊種に似ているが、こちらは英雄譚や信仰などから発生したもの。伝説上の弱点などがそのまま弱点なのは同様である。
アーサー王などがこれに分類される。
魔法と魔術
魔法は魔法使いが使用するもの。
魔術は魔法やその他超常存在の能力を模倣したもの。
魔眼
極稀に、先天的に体に魔法が『取り憑いてしまった』状態で生まれる人間が存在する。その場合、基本的に目に『憑く』ことが多く、そうして『魔法』が取り憑いてしまった目のことを魔眼と呼ぶ。
空間魔術
魔法使いの技術の模倣を取り入れず、物理学的な論理を軸として一から人の手で編まれた魔術体系。「魔法」の模倣であるが故に解明しきれていない要素が混ざっていることの多い他の魔術体系とは異なり、理論に無駄が少ないのが特徴。その代わり、使用する際には高い【空間支配率】を維持することが必要となるため、上手く扱える術師は非常に少ない。
空間支配
周囲の空間に自身の魔力を張り巡らすことでその空間での自身の影響力を高める行為。自身が支配している空間内では自分及び自分が許可した者の魔術の効果は高まるが、そうでない者の使う魔術の効果は弱まる。熟練の魔術師であれば、「割り込み」などを行うことで他者の空間支配を書き換えることも可能。魔術師同士の戦闘では、どれだけ高い空間支配率を保つかということが重要になる。
霊薬
魔術の才能が壊滅的でも、いわゆる魔法の薬は使用できる。
現在のところ媚薬の存在が確認され、慎一が飲まされている。
あくまで惚れ薬ではなく媚薬。つまり、性的な情動が著しい亢進をする霊薬である。
逆説的に言えば、愛を囁やかせる薬ではない。それを飲んだ慎一の言動は……2828するのは峨嵋子さんだけではなく視聴者もである。
レプリカ
魔術は基本的に人間の手に余る代物である。
なので、魔力を補助するために「伝説上のアイテムの模造品」を使用する。
材質や形状を真似たもので、独鈷や十字架など宗派によりバリエーション豊かである。
登場したレプリカ
●ミストルテイン(所有者:慎一)
指揮棒型で、慎一の愛用レプリカ(携帯性に優れるためか?)
特殊な能力などは不明。
●ロンゴミアント(所有者:慎一)
槍の穂先に赤い紋様、赤い二対の帯がついたレプリカ。
強力な魔力を持った槍。防御結界全般に対する貫通性能が高い他、所持者の身体能力全般を底上げする等のオプション効果も付いている高性能な品。
ただ、槍である以上でかくて目立つ。当然日常的に持ち歩くには不向きである。
●グレイプニル(所有者:ヴェリテ→慎一)
腕時計型レプリカ
もともとは呪いや憑き物による汚染を防ぐ為のレプリカである。師匠から貰ったものは、師匠により様々な改良が加えられている。
●ラプンツェルの金糸(所有者:慎一)
糸形状のレプリカ。師匠から手を貰う前に使用していたレプリカの一つ。効果は不明。
●ブレゲ00(所有者:ファイラス)
懐中時計型で、ファイラス愛用のレプリカ
空間操作系魔術に長けるファイラスの愛用品であることから、空間や時間に関する品であることが予想される。しかし詳細は不明。
●ストラディヴァリウス(所有者:ヒメキ)
ヴァイオリン型でヒメキが使用するレプリカ
服の下に隠すような隠匿は難しいが、楽器ケースで持ち運びが容易。特別な能力は不明。
●ヘラクレスの腕輪(所有者:アシエ)
金色の腕輪型で、アシエが使用するレプリカ。
場所を選ばず前衛で白兵をする関係上、手を拘束されず、レプリカを狙った攻撃で取り落とす心配もなく、一般的なアクセサリーとして常用可能な形状が最適であったと考えられる。特別な能力は不明。
その他マジックアイテム
●鬼切
文字通り鬼を切ることに特化した刀。重要文化財としてとある神社に奉納されていたが、盗難された。鬼殺し事件の凶器。
●クレヴィオーレ
ヴィオ(生前)の魂を封じて製造された対【怪異】用の剣。あらゆる怪異に致命的なダメージを与えられるよう様々な魔術効果が施されており、その力は伝説種相手にすら傷を負わせることが出来る程。普段はヴィオの体内に血液として収納されているため、取り出す時は結構スプラッタ。