解説
自分の意見や考えを、みんなや世間全体が言ったことにする手法である。
どちらかというと否定的・非難するといった意味合いで使われる。
そうすることで自分にのしかかる責任を回避しつつ、発言に説得力を持たせようとすることができる。
由来は太宰治の人間失格の「しかし、お前の、女道楽もこのへんでよすんだね。これ以上は、世間が、ゆるさないからな」および「世間というのは、君じゃないか」という台詞からである(命名者は有村悠)。
さよなら絶望先生144話でも同様の意味で主語の大きい人という言葉がある。
非常に便利な手法なので多くの人が無意識に使いがちだが、使いすぎると顰蹙をかってしまう。
なので意見を述べる際の主語は、適切なものを使うのが大事である。