「せめて祈ろう。その罪を許され、この呪われた学園内で無事にいられるように」
CV:中尾隆聖
概要
新御門学園の教師。牧師若しくは神父を思わせるようなスーツに身を包んだ細身の老人。年齢もあってかモノクルと杖を常備している。
思慮深く柔和な性格から多くの生徒たちに慕われている。
過去には他校の学園長を長年務めており、国から勲章の授与をされている著名な教育者。
館凌太郎の祖父とは旧知の仲であり、亡き友人の孫である彼のことを気にかけている。
教師として
████の██で余命████もない████の████。
かつては学園長として務めていたが、傲慢さは皆無で彼を知る人物からも苛烈さとは無縁の温厚な人物とのこと。
また生徒に対しても忙しさを理由にせず、親身になって相談に乗るなど面倒見も良く、現在の人物像とも合致している。
現在も謎の激痛で苦しむ生徒たちに一教師として寄り添っている。
但し、実は過去に離婚したことがあったらしく仕事に没頭し過ぎて私生活は上手くいってなかった模様。
関連タグ
ネタバレ注意!
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だぁぁぁっ!!私はまだ死んで良い人間じゃない……!こんな苦しみを受けるべき人間じゃない……っ!」
モナーク・インウィディアの契約者。
生徒たちが謎の痛みで苦しんでいる元凶であり、本人も悪魔の手を借りていることに思うところはあった様子。
しかし、それ以上に彼の身体は病魔によって満足に動くことすら出来なくなっており、その苦痛を権能の力で他人に押し付けることによって自分の負担を軽くしていた。
歪んでしまった彼のエゴとは苦労もなく特別な階級や資格を持つ者への羨望、そして不平等な世界への嫉妬。
尽力してきた自分が不幸に陥っていることへの理不尽から、健康な者たちに自らの不幸を一方的に押し付けた嫉妬深さこそ、彼が長年圧し殺していた本性。
嫉妬の権能
「因果操作」とされる。
劇中では妻夫木は自身の病気で生じた苦痛を他者に与えている。一見すると何でもありだが、流石に運命までは操作することは出来ないらしい。
インウィディア
女性の暗殺者を思わせる「嫉妬」のモナーク。
全身タイツにショートジャケットを羽織り、犬を思わせるフードとマスクが特徴。巨大な手甲に大鎌を携えている。
その過去
経歴や人物像に嘘偽りはない。それならば、何故彼はここまで歪んでしまったのだろうか。
切っ掛けは憧れからだった。誇れる友人の背中を見て、彼は人のためにと尽力し、生徒から慕われるだけでなく相応の地位にも辿り着いた。
しかし妻は仕事を優先した彼に愛想を尽かし、学園長の地位から退くと周囲は掌を返したように離れていく。
もちろん、彼に手を差し延べた者はいたかもしれない……それでも、残された孤独と苦痛は彼を歪めてしまった。
世界の理不尽さを呪い、周囲を妬んだ彼は悪魔と契約した。