始まりは『Fate/Zero』。王3人による酒盛りの場でギルガメッシュがセイバーに
「まるで褥で花を散らされる処女のような顔だった。実に我好みだ。」
とセクハラしたり、セイバーの宝具の光を眺めながら
「ヒトの領分を越えた悲願に手を伸ばす愚か者……その破滅を愛してやれるのは天上天下にただ一人、このギルガメッシュをおいて他にない。儚くも眩しき者よ。我が腕に抱かれるがいい。それが我の決定だ。」
と言い放つ。挙げ句の果てには冬木市民会館にて聖杯を前に対峙した際には、
「セイバーよ……妄執に堕ち、地に這って尚、お前という女は美しい。奇跡を叶える聖杯などと、そんな胡乱なモノに執着する理由など見当たらぬ。セイバー、お前という女の在り方そのものが、既に類稀なる〝奇跡〟ではないか。」
「剣を捨て、我が妻となれ。これより先は我のみを求め、我の色に染まるがいい。我のものになるというのなら、万象の王の名の下、この世の全てを与えてやる。誇るがいい、お前にはそれ以上の価値があると認めたのだ。」
「下らぬ理想も誓いとやらもすべて棄てよ。そのようなモノは、ただお前を縛り、損なうだけだ。これより先は我のみを求め、我のみの色で染まるが良い。さすれば万象の王の名の下に、この世の快と悦の全てを賜わそう。」
と告げるがセイバーに断られるも
「恥じらうばかり言葉に詰まるか?良いぞ。何度言い違えようとも許す。我に尽くす喜びを知るには、まず痛みを以て学ぶべきだからな。」
驚くほどのポジティブシンキングである。
「おのれ、我が婚儀を邪魔立てするかッ、雑種!」
彼曰く婚儀のつもりだったらしい。
そして『Fate/stay night』の「Fateルート」ではキャスターに苦戦していた衛宮士郎たちの前に現れた。『Fate/hollow ataraxia』より、ここでの登場はランサーが死ぬまで大人しくしていろとのマスターの命令に従わずにセイバーに会いに行ったのだそう。
「UBWルート」では表立って求婚はしていないものの、エアと打ち合う権利を持つ者はセイバーだけと特に気に掛けてはいそうである。
『Fate/EXTRA-CCC』では好みのタイプとして愚鈍なまでにその身に過ぎた理想を負う、金髪碧眼、小柄で凛々しい少女騎士がドストライクだそう。もしかして:セイバー
『Fate/EXTELLA-LINK』ではセイバーに絡みまくる安定の英雄王であった。