概要
『恨み来、恋、恨み恋。』の登場人物の1人で子国恭一の妹。
祖父である郷一から能力を継承された現子国家の当主でもある。
当主として教育故か小学生には思えないほどに落ち着いており、相手に対しては知り合いであっても一切容赦しない冷酷な部分も持ち合わせている。
兄と同じく知略に長けており、当主として家を背負う事の責任を十分に理解し、自身の決定を簡単に曲げることはない。
一方で心から信頼している人物には抱き着いて甘えたり、膝枕を要求したりするなど年相応の部分もある。
所謂、ブラコンのような要素も持ち合わせていて、始めは朱華を「うちに来るたびに兄を殴っていた人」(事実ではあるのだが)として出入り禁止に、夏歩を利用して朱華を永続的に出入り禁止にしようとしたが、失敗。その後は少し見直したらしく、出入り禁止を解除している。
また、何処から覚えたのかは不明だが、「体で支払う」や「朝帰り」等の危ない単語を使用する事が多く、その度に恭一から「意味分かって使っているのか」と呆れられている。
ちなみに本人は言葉通りの意味で考えて(体で払う→肉体労働・朝帰り→朝に帰ること)おり、深い意味はないようで、エロ本なども一切知らない。
子国家の当主を引き継いだだけあってその実力は非常に高い。
上記の知略に長けている点に加え、子国の能力である強制遂行を使いこなし(流石に郷一の様に身内には使えないようだが……)、子国に代々使える付喪神を使役する。
彼女の護衛を務める閃は相手に容赦なく強制遂行の能力を使用する姿は祖父の郷一を思わせ、いずれ郷一のような人間なった時、兄の恭一と衝突するかも知れないと不安を募らせている。
過去
恭一や両親と一緒に出掛けていた最中、暴漢の襲撃を受けてしまう。
首を斬られた父が兄に能力を継承したが、兄が能力を使う事ができなかった事で自身が子国の当主になることを決意した。(詳細は恭一の項を参照)
能力
- 強制遂行
子国家の当主に代々受け継がれる能力。
言霊の力を操り、言葉に発した事を強制的に相手にやらせることが出来る能力。
相手に感情移入していない事が発動の条件。
- 付喪神『山撫で灰鉄』
包帯のようなものが巻かれた巨大な大剣。
その大きさは宮湖の身長の二倍を優に超える程。
岩石よりも高いものを簡単に粉砕できる硬度と威力を持つ。
強制遂行によって操作でき、宮湖の意志で召喚・制御が可能。