封蝋
4
ふうろう
蝋を垂らして固め、その上から印章を押して型を付けたもの。おもにヨーロッパで、手紙などに用いた。
封蝋とは、不用意に開いてはいけないものにきちんと封が成されていることを示すためのものである。
一般的には、手紙(書簡)を入れた封筒の綴じ口に施されるものが知られる。
このほか、ワインなど洋酒の瓶の口にも封蝋が施されることがあり、その瓶がまだ口を切られていないことを示すものとなっている。
※現代の郵便システムでは、ほかの郵便物とこすれ合うことで封蝋が欠けて落ちやすいため、封蝋で封をしたものを郵送することはお勧めできません。個人的に手渡したりするものに用いましょう。
- 手紙を書き、封筒に入れる。封筒の口を折って閉じる。
- 封蝋の蝋をろうそくなどの火であぶり、溶かす。
- 封筒のふたの綴じ目に溶けた蝋を必要な量だけ垂らす。
- 固まる前に上から印璽・印章を押して型を付ける。
現代の郵便システムでは、大型機械を利用して高速で行先別に振り分けが行われるため、通常配送の場合であれば、破損する可能性が上がります。
しっかりと封蝋を維持した郵送方法として、120円の定形外郵便の方が確実という情報もちらほらと見受けられる。
コメント
コメントが未記入です