人物
播磨の国、菅生の郷の陰陽師を束ねる神祓衆の長の直系の娘。小野篁の子孫。
安倍晴明の父、安倍益材が天狐を娶る際に交わした約定における、昌浩の許嫁。
年末に生まれたため、昌浩と同年だが小柄で華奢。つり上がった眉がきつそうな印象を与えるが、黒目がちで目尻はやや垂れている。唇は薄く、腰までの黒髪に白い肌を持つ美少女。水干を着用しており、都人とは一風違う様相である。
約定を果たすため(昌浩と結婚し播磨へ連れて帰るため)、単身都の安倍家まで乗り込んできた。
しかし、彼女の体は蟲に犯され、命が削られていた。