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概要

CV:伊瀬茉莉也

赤毛が特徴の新人冒険者。

新人だった女神官とパーティーを組み、ゴブリンに襲われて死んだ女魔法使いの弟。姉と同じく「賢者の学院」で学んでいたが、姉の死をきっかけに学院を休学し冒険者になった。

使用可能な呪文は《火球(ファイアボール)》のみであり、呪文の使用回数は1回。当初は自尊心だけが高く周囲を見下していたが、かつてのゴブリンスレイヤーを想起させる部分もあったことから彼が預かることになる。

作中の行動

待望していたゴブリンとの戦いでは罠にはまってゴブリンたちに自分たちの存在を教えてしまうばかりか、魔法を無為に使ってしまう失態を犯しパーティを危機に陥れてしまう。

自身の幸運と仲間の尽力で無事に生還したが、初冒険で何一つまともにできなかったことで自尊心を徹底的に砕かれる。帰還後の酒場ではすでに亡き姉への思いを吐露、失われた姉の名誉回復と姉を奪ったゴブリンへの復讐心が過大な自尊心に繋がっていたことが明らかになる。

才能ある人物であった姉のことは、純粋に尊敬していた様子である。また、姉が呪文を一日に2回、行使できたのに対して、彼は一日に1回、それも《火球(ファイアボール)》だけであったため、周囲を見下した態度とは裏腹に、実際は劣等感にも似た感情を抱えていた。

とはいえ、姉が新人ばかりのパーティで道具の用意や情報集めといった事前準備が不十分なまま初冒険で命を落としてしまったのに対して、彼は(優秀なはずの姉がゴブリンに殺されたこともあってか)事前に情報を集めようとしており、それで出会ったゴブリンスレイヤーら熟練者たちと行動を共にしていたことが、初冒険での生還に繋がっている。これらを総合して考えると、冒険者としての素質は姉より優れていたのかもしれない。

初冒険の後はしばらく訓練場で修行を行い、後に新人としては厳しい戦いを経たことで己の非力さを痛感し、自分を鍛え直すことを決意すると、ドラゴンスレイヤーになることをゴブリンスレイヤーに宣言して、圃人剣士と共に旅立つ。なお、学院へ戻る意志は薄い様子(姉を馬鹿にされていることについては、「言わせておけばいい」といつか鼻を明かすまでは無関心を決め込んでいる)。

その後は、旅立つ際にゴブリンスレイヤーから紹介された老圃人に弟子入りし、圃人剣士と共に鍛えられている。

学院通いだけあって頭もよく、「運動後に飯を食べないと筋肉がつかない」という科学的知識を持っているなど、新人故に至らない部分はあるがインテリである。

余談

初登場の態度からヘイトを買いやすいキャラクターであるが、原作者は彼への罵倒については「言うのは簡単だけど、実際それってなろうのザマアされる追放元パーティばりにだっせえ言動だし、ましてや新人初日に対して言うセリフじゃあねえからな。普通のまともな大人は言わんのよね……」と断じている。

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少年魔術師(ゴブリンスレイヤー)
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