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尼彦入道

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あまびこにゅうどう

江戸時代以降の瓦版に掲載された予言を行い病を除けるという妖怪のバリエーションのひとつ。

1876年(明治9年)に秋田藩(秋田県)の「遐邇(かじ)新聞」に、日向国(宮崎県)で芝田右太郎という士族が目撃したと掲載された大入道姿の妖怪。

詳細は →アマビエ/アマビコ

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  • 百鬼夜行小話

    尼彦入道

    【尼彦入道】あまびこにゅうどう 黒い毛むくじゃらの姿をした、予言の妖怪。江戸時代に熊本県に現れて、豊作と疫病の流行を予言し、「自分の姿を絵に描いて貼っておけば疫病を避けられる」と告げた。類似の妖怪にはアマビエ、神社姫などがいる。 「ぼくの名は尼彦入道。予言と除災の妖怪……って、キャッチフレーズ被っちゃってますか? うーん。格好つかない。 ぼくの仲間は、けっこうあっちこっちにいるんです。アマビエさんとか神社姫さんとか。災厄の気配を感じ取ると、みんなして陸に上がって絵を描いてもらおうとするんで、たまにこうやって『もう見た』って言われるんですよ。世知辛いです~。」 「ぼくらの姿は、そのまま魔除けになるんです。姿をそのまま写しとれれば完璧ですし、あんまり特徴をとらえてない絵でも、意識して力を宿せば、災厄をばっちり退けます。 なんですけど……最近の人間は、いくらそれを説明しても聞いてくれないんですよ! 瓦版に載せてくれって頼んだのに、逆に『こういうのに騙されないよう、本誌を読んで勉強してくださいね』って記事にされちゃったりして! はぁ。いつの世も、善良な妖怪って割を食いますよね……。」 「わーい、百鬼夜行の皆さんでぼくを描いてくれるなんて嬉しいなぁ! 大丈夫、なんとなく黒っぽくもさもさっと描いてもらえれば、力はそこそこ宿せるから! ぼくみたいな妖怪を描くための絵って言うのは、気持ちが大事なんですよ。道端の道祖神がお祈りされて力を持つように、ぼくの絵も心を込めて描いてもらえれば、君たちをちゃんと守れます。 あ、でも、かっこよく描いてもらうぶんには大歓迎! イケメンにしてくれたら嬉しいな~!」

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