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「妻と義理の妹を殺した首謀者に私の恨みを晴らして欲しいのです」

概要

ヒューマンバグ大学にて登場した人物であり、数年前までは主人と妻、そして義理の妹が3人で飲食店を経営しており、妻や義理の妹も手伝っており経営は上々。

…しかし、問題が1つだけあった。それは開店資金の返済だった。月々に決まった金額を払っているのにもかかわらず、店が軌道に乗り始めた頃から貸主から急に全額返すように迫った

数百万もの資金を一括で支払うことも出来ず、常に話は平行線だった。

実績を積んで融資先を見つけさえすれば金を返してそこへと乗り換え、縁を切るつもりだったのだが…。













一家に襲い掛かる杜撰な悲劇

………しかしそれから数日後、黒い覆面を着た6人の暴漢たちが一家を襲撃。瀕死状態になったら車へと連行されるという話を聞き捕まれば全員死ぬと判断。そして主人は


「逃げろ‼︎お前達‼︎逃げるんだぁぁぁぁっ‼︎」


死に物狂いで抵抗し、主犯の右手首に歯型を付けた。2人さえ無事なら自分はどうなってもいいという覚悟だった。

しかしどうあがいてもこの状況を覆すことは出来ず、6人のうち4人からの主人が暴行を受け、残り2人は妻と義理の妹を連行されてしまった。

諦めかけたその時、警官が通りかかった事で主人は一名を取り留めることができた。

そのまま病院へと搬送された際、警官から妻と義理の妹の行方を聞いた。

その後2人の捜索が行われるも最悪な結果で終わった。何と2人は逃げ切った2人の暴漢により山中のドラム缶の中で生きながらバラバラにされ、焼かれたことが判明した


「どうして…どういてこんな死に方を………うぅぅぅっ⁈」


主人は2人が亡くなったことを涙し、埋葬されるまで遺体を見ることができなかった。

その後警察の捜索もあって6人中5人の犯人は逮捕され、無期懲役を言い渡された。

しかし彼は違和感を覚えた。自身が噛み付いた相手が見つかっていないのである。

考えに考え抜いた彼は実行犯の1人が逃亡している可能性に行きついた。

そして店を手放した金を全て使い、最後の1人を探すことを覚悟した。


こうして裏社会へと飛び出した主人は様々な手を使い最後の1人を探し求めた。

そして伍代千隼の元へと辿り着く。こうして一括払いを催促してきた理由、そしてそれが成功したら会社を継げるが、それが上手くいかず、癇癪を起こして強行に及んだことを知り主人の怒りが爆破した。

伍代の提案もあり、伊集院茂夫の元へと辿り着き全てを話した。

全てを話し終えると右目を取り出し、妻と妹と共に死んだ義眼を見せた。そして……


本来ならこの手で仇を討ちたい!だがこの体ではそれも敵わない!お願いです!妻と妹の無念を晴らしてください‼︎


彼の顔に鬼が宿った。それは失った目からも血涙流さんばかりの憎悪が渦巻く魂の叫びだった。

こうして伊集院からの依頼を受け、涙目に感謝した。


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