分岐の切っ掛け
人生の分岐点を題材にしたフジテレビがかつて放送したドラマ『If もしも』。
そこで語られるエピソードの一つである『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の重要キャラである及川なずなも、他の主人公同様に人生の分岐点に遭遇する。
その切っ掛けは、両親の離婚(アニメ版では母親の再婚)による転校に反発して家出した事から始まる。
その際、プールで競争する典道と祐介を見て、勝った方と駆け落ちしようとひそかに賭けをする。
なずなが選ぶのは、Aルートの祐介か?それとも、Bルートの典道か?
Bルートの顛末
なずなは、Bルートの典道を選択し、花火大会に誘う。
典道は、最初の内は純一達が企画した“打ち上げ花火を横から観たらどうなるか?”を選択しようかと思ったが、祐介が家に上がり込んできて、時間ギリギリまで粘った結果、結局なずなとの約束を優先した。
が、なずなは花火大会へは行かず、典道と共にバスで駅まで移動。
このまま本当に駆け落ちしようかと思ったが、時間が経つにつれ徐々に興醒めし、結局電車には乗らず、夜のプールに忍び込んで典道と心ゆくまで水遊びをして、
「二学期で会おう」
と言う叶わぬ約束を交わして典道の許を去った。
選ばれなかったAルートの祐介は、典道がなずなを連れて逃げたと勘違いし、しばらく苛立った。