概要
マジック・ザ・ギャザリングのカードの1枚
カードタイプはインスタント。
最初のエキスパンションアルファで『ブーンズ』という”色一マナでその色にあった3にちなんだ効果を発揮するカードのサイクル”の緑担当として登場。
その使い勝手の良さ、並びに強すぎもせず弱すぎもしない絶妙なカードパワーのおかげで長らく基本セットの常連を務めており、その後も『ラヴニカの回帰』『灯争大戦』などで再録され緑遣いにはなじみの深い一枚。
カード性能
マナコスト | (緑) |
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カードタイプ | インスタント |
能力 | クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで+3/+3の修整を受ける。 |
クリーチャー戦を得意とする緑らしい効果で、主な使用法としては”クリーチャーのタフネスをあげることで致死ダメージで破壊されるのを防ぐ””敵クリーチャーとの戦闘で一見無駄死にしそうなクリーチャーをワザと戦闘に出し相手が交戦状態に入ったところで奇襲として使用し返り討ちにする””ブロックされなかったりトランプルで無理矢理通した相手プレイヤーへのダメージを上乗せ”等等多岐にわたる。所謂コンバットトリックである。
一方でこれに対応して相手が強化元のクリーチャーを除去(殺すだけでなく手札に戻して再召喚の手間を創る)で立ち消えにさせたりするので、相手のマナやカードや心理との読み合戦も重要となってくる。
絶妙な調整
多くのブーンズが強いどころの騒ぎじゃない壊れっぷりであっと言う間に絶版になったり、カードの種類が増えて悪用されるパターンが増えたのでそれの防止の為に再録が断たれてしまったり、ちょっと強すぎるということで後輩に席を譲る羽目になり試しに一度再録してみたがやっぱり強すぎたので再び封印されてしまったり、逆に効果がショボすぎてプレイヤーから見向きもされなかったりするなか、長らく基本セットの常連に居続けその後もしばしば再録されている巨大化。そのパワーバランスのさじ加減が絶妙な部分をついており、亜種との共存や競合もなんなく果たしている辺りは、ブーンズで最も成功したといえるであろう。
「ブーンズ」と称される最初期からの各色1マナインスタント。各色の色の役割(当時)に応じた3つ分の恩恵を与える。
- 治癒の軟膏/Healing Salve
- Ancestral Recall
- 暗黒の儀式/Dark Ritual
- 稲妻/Lightning Bolt
- 巨大化/Giant Growth